はじまりここから

下手の横好きではじめたエッセイ風のブログです。平凡な日々の中で感じたことを少しだけエモく綴っています。ジャンルはニュースや音楽など。

忘れていた沖縄の首里城のこと

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好きなところに自由に出かけられないのは想像以上に退屈だ。GWが明け、聞こえてくるのは外出の自粛をお互いに確認し合う会話ばかり。

僕は"旅行好き"と人に断言できるほどではないけれど、さすがにずっと近場にだけ出掛けていると、たまには遠くへ旅行に行きたくなる。

 

 コロナの終焉×沖縄旅行

「また自由に旅行に出られるようになったら、どこへ行こう?」ついつい、そんな妄想にふけてしまう。

日本中、行ったことがない場所はたくさんある。一度は行ってみたい場所が山ほどあるけど、できることなら最初は一番楽しかった場所にもう一度行きたい。

そこで旅行の楽しさを、自由に行動できるようになった喜びを、思いっきり感じてみたい。

旅行で一番楽しかった場所。少し考えれば答えは出てくる。「沖縄だ 沖縄に行きたい!」

 

小さな恋のうた 

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先日も美容室で流れていたラジオから沖縄に馴染みのある曲が聞こえてきた。沖縄のバンド、モンゴル800の『小さな恋のうた』

カラオケではド定番になったこの曲。初めて聴いたときから、かれこれ20年近く経つが、今聴いても胸が高まる。

人気曲『あなたに』を含む2ndアルバム『Message』がリリースされた当時、モンゴル800は自分と同じ20歳過ぎの大学生。CDが売れる時代だったとはいえ、『Message』のセールスは驚異の280万枚を達成する。

ハイスタの活動休止宣言後、インディーズシーンに新しい風を吹き込んだのは、ハイスタと同じスリーピースの若いバンドだった。

あの頃に比べると、清作さんはだいぶ体が大きくなったし(笑)、儀間さんは残念ながら退団してしまった。 

ただ、それでもバンドは続いているし、万が一バンドが解散するようなことになっても曲が消えて無くなることはない。

ラジオで聴いたのもオリジナルの曲ではなく、新垣結衣がカバーしたものだった。ガッキーが歌っているのには驚いた。そういえば同じ沖縄出身だ。

ミュージシャンや俳優、タレントや芸人。芸能界で活躍する沖縄出身者は多い。そして、地元を愛するが故に活動拠点を沖縄に置き続ける人も多い。

さらには沖縄出身以外の人が、沖縄に移住したり、二重生活を送ったりする話を聞くことも珍しくない。歴史的な背景も関係しているんだろう。沖縄が多くの日本人の心を虜にする場所であることは間違いない。

 

沖縄の思い出 

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沖縄へは2度行ったことがある。1度目は本島、2度目は石垣島をメインに回った。予算の関係で海に入れるシーズンを外したけど、綺麗な砂浜に行くだけで気分はハイになれる。他にも魅力的な場所がたくさんあった。

国際通り、琉球村、美ら海水族館。フサキビーチ、平久保崎、石垣島鍾乳洞。などなど。子供と一緒になってシーサーの置物に色を塗るのは楽しかったし、途中で食べたソーキそばはめちゃくちゃおいしかった。

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首里城公園

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不謹慎な言い方に聞こえるかもしれないが、首里城公園に行っておいたのは良かったと思う。2019年10月に発生した火災により正殿を含む、6棟が全焼した。火災の原因は不明のまま。でも、それより気になるは復旧状況だ。

okinawa-repeat.com

 

このサイトによると復元する過程を観覧できるようになっているらしく、復旧の様子が写真から伺える。良かった。少し安心した。2026年の完成を目指している正殿の復元が待ち遠しい。

 

関心事は移り変わる

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正直なところ、僕は今日まで首里城の火災のことを忘れていた。ニュースを聞いたときはそれなりのショックを受けたのに、長い間思い出すことはなかった。普天間基地の移設問題も同じかもしれない。

人の記憶なんてこんなものだろうか。ニュースが報じられない日はない。毎日新しいニュースがインプットされる度、古いニュースの記憶は少しずつ脳の奥の方へ追いやられいく。そして、奥に入っていくほど、関心が薄れていく。そうやって自分の中の関心事は移り変わって行くのだ。

 

なんだか自分が薄情な人間に思えてきた。こんな僕が沖縄を好きというのはおこがましいかもしれない。

 

あなたは首里城のニュースを覚えていましたか?

 

ただ、それでもやっぱりまた沖縄に行きたい。

 


www.youtube.com

 

おわり

断捨離で無印良品のようなブログにしたい

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突然ですが、片付けは得意ですか?僕は昔から片付けだけは得意でして、いつも身の回りは割とキッチリ整えている方だと思います。

たまに職場でも「〇〇さんの机の上はいつも綺麗でスゴイ!」などと褒められますが、僕としては普通にしているだけで、努力しているわけではないのです。

むしろ、僕から言わせれば、書類で机の上が溢れ返っているのに、何の書類がどこに紛れ込んでいるかを覚えている人の方がよっぽどスゴくて、無数に積み上がったクリアファイルの中から指定した書類がすんなり出てきたときには『ある意味、才能だな』なんて感心してしまいます。

僕は片付いているのが落ち着くけど、少しぐらい散らかっているぐらいが落ち着く人もいるので、片付けは得意不得意というより、単なる趣味のようなものでしかないのかもれませんね。

それに、片付けが好きなのも良いことばかりではなくて、たまに自分で自分がメンドーになるときもあるんです。

 

断捨離×ブログ

 

「あー、ウズウズする」僕は時折り、余計なモノをバサッと捨ててスッキリしたい衝動に駆られます。その衝動は不定期にやって来て、満足するまで他のことに集中ができなくなります。

断捨離。この言葉を聞くようになって久しいですが、僕は今、無性に断捨離がしたくて仕方ないんです。

断捨離の正しい意味合いは、"不要なものを断ち、捨て、離れることにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまったた心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想"だそうです。

堅そうな漢字から連想される通り、元々はヨーガの思想に由来する言葉のようですが、断捨離を世の中に広めたのはやましたひでこさんという作家さんで、商標登録まで済まされておりました。

今や多くの人がその言葉を知るところですが、モノ以外の仕事や人間関係にも幅広く活用できることから、断捨離に関する本はたくさん出版されていて、かくいう僕も断捨離の思想にはちゃんと影響を受けています。

先程書いたように僕はそもそも片付けができないわけではないので、わざわざ本を買うことはありません。でも、いざモノを捨てようとするときには迷うことも多いです。

そんな時に"何年も仕舞っておいたのモノは無くなっても平気"とか"ときめくモノだけ残しておこう"みたいなちょっと齧っただけの知識でも十分に役立ってくれるのです。

 

昔の記事とブログテーマ 

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今書いているこのブログなんかは、まさに断捨離をしたい一つです。気付けばずいぶんと書き散らかしていました。

昔書いた記事ってどうしてますか?古い記事は定期的にリライトした方が良いと聞きますが、僕の場合、リライトするまでもないような記事がいっぱいあるんですよね。

特に最初の頃は"質より量"、"投稿することが正義"だったので、無理矢理書いた記事がちらほら。今でもそれが無いとは言えないんですが、最初からコツコツ丁寧に記事を積み上げている人を見ると心から尊敬します。

リセットボタンみたいに簡単に消してしまうのは決して褒められた行為でないとわかっているんですが、この際、誰からも読まれていない、思い入れのない記事はバッサリ捨ててしまいたい気分です。

ブログのカスタマイズも同じです。実用性も考えず、それっぽく見せたいだけで作った装飾は、結局のところ大した役にも立っておらず、表示を重くするだけのハリボテです。

最近は気になっていることが一つあって、パソコンからトップ画面の記事をクリックすると、なぜが、はてなブックマークの確認画面に飛んでしまいます。スマホからだとそうならず、パソコンでも表示形式の設定を"記覧形式"にしたときだけ起きる謎のリンク現象です。

はてなブログのヘルプに問い合わせてみましたが、カスタマイズが多岐にわたる場合、はてなブログの機能自体に影響を及ぼす可能性があるそうで、一度全ての設定を解除するか、公式テーマに変更して原因を探るように促されました。また、使用中のテーマが既に非公開になっていているので、他のテーマにそのまま変更することも一緒に勧められました。

はてなブロガーにとって、どのデザインテーマを選択するかは非常に悩ましい問題です。できるだけ他の人と被らないテーマを選びたいのは山々ですが、後々のサポートを考えると、プログラミングの知識が豊富な人でない限りは公式のテーマか、実績のある人気上位のテーマを選んだ方が無難かもしれないですね。

まぁ、不要な装飾を一掃する良い機会なので、テーマを変えること自体は良いんですが、これまで書いたCSSの大半が無駄になっちゃうんですよね。CSSを書くのは楽しいんですが、イジリ始めるとつい止まらなくなってしまうので、記事を書く時間が削られてしまいます。デザインにばかり時間を掛けて、肝心な記事を書かないという本末転倒な失敗を過去に経験している僕としては、ここは注意しなくてはなりません。

片付け好きの僕はたぶん変えずにはいられないんですが、 こんなときに自分の性格がメンドーだなぁとつくづく思ってしまいます。

仮に本当にテーマを変えるとしたら、今のデザインからイメージは大きく変わらないようにするつもりです。願望としては無印良品のようなシンプルでスッキリした、それでいてエッジの立っていないデザインにしたいんですよね。そして、デザインだけでなく、書いている記事の文章もそんな雰囲気でありたい。このニュアンスってわかりますか?

 

余談ですが

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ちなみに僕は無印良品も好きですが、IKEAも好きです。先日、テレビでこのIKEAのフォトフレームが紹介されていました。

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我が家もこんな具合に使っています。

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しばらくIKEAには行けてないので、久しぶりに行きたくなりました。家具や雑貨を見たり、中で食事するのは楽しいんですよね。

 

僕は"ブログを継続することは難しい"という話をたびたび書きます。たまには昔の記事を断捨離したり、デザインを変えたりして、気分を変えてみるのも長く続けるコツではいないでしょうか。

最後がちょっとうまくまとまりませんでしたが、今回も共感いただける人がいたら嬉しいです。

 

おわり

 

 

 

 

映画「罪の声」とカセットテープ

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もし自分が気付かぬうちに犯罪に巻き込まれていると知ったら、果たしてどんな行動を取るだろうか?しかも、被害者ではなく、加害者側だったとしたら…。

 

映画『罪の声』×カセットテープ

 

映画『罪の声』は、紳士服のテーラーを営む主人公・曽根俊也が父の遺品の中にカセットテープを見つけることから物語がはじまります。

テープには幼い頃の俊也本人の声が録音されていましたが、実は35年前に起きたある未解決事件で犯人グループが身代金の受け渡しに使用した脅迫テープと同じ声だったのです。そのことを知った俊也は当然ながら愕然とします。

 

『なぜ自分が事件に利用されたのか?』

『もしかして身内に犯人がいるのか?』

 

居ても立っても居られなくなった俊哉は事件の真相に迫るべく、自ら刑事まがいの聞き込みをはじめます。

そして、時同じくして、もう1人の主人公・新聞記者の阿久津英士も同じ未解決事件を取材しはじめたところでした。

僅かにズレていた2人の時間軸は事件の真相に近づくにつれ、やがて重なっていきます。運命に導かれた2人が出会うことで、遂に未解決事件の真相に辿り着くのでした。

 

レビュー

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主演は曽根俊也演じる星野源さんと阿久津英士演じる小栗旬さんのW主演です。原作者は小説家の塩田武士さんですが、Wikipediaに興味深い執筆の経緯が紹介されていました。

 

塩田は大学時代にグリコ・森永事件の関係書籍を読み、脅迫電話に子どもの声が使われた事実を知って、自らと同年代のその子どもの人生に関心を抱いたという。そこからいつかこれを題材とした小説を執筆したいと考え、新聞記者を経て2010年に小説家になった際に編集者に相談したところ、「今のあなたの筆力では、この物語は書けない」と言われ、さらに5年を待って執筆を開始した。執筆に際して、1984年から1985年にかけての新聞にはすべて目を通している。作中の犯人は「フィクション」だが、各事件の発生日時、犯人による脅迫状・挑戦状、事件報道は「極力史実通りに再現しました」と単行本の著者コメントには記載されている。

 

出典:Wikipedia 

 

塩田さんと僕は学年が同じ。年齢的にはグリコ・森永事件を知るギリギリの世代かもしれません。

正直なところ、突き抜けて面白いと感じる作品ではありませんでしたが、サスペンスあり、感動ありで、見る価値は十分ありの作品です。

一つだけ言わせていただくと、星野源さんの配役が少し勿体ないように感じました。星野源さんの音楽は好きですし、役者としての才能も素晴らしいと思います。しかし、それでも小栗旬さんのような本格的な俳優とでは違います。

星野源さんが演じるからには、その役に星野源しか出せない雰囲気があって欲しいと期待して見てしまいます。曽根俊也のキャラクターにはそれが見出せなかったというか、『逃げ恥』津崎平匡ほどハマり役ではなかったように思えました。

まぁ、あくまで僕個人の感想なので、興味のある方は先入観を持たずに、『罪と声』を楽しんで観てください。

 

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アナログの音楽

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このまま終わるのでは少々物足りないのでオマケを書きます。

映画の重要アイテムのカセットテープですが、僕が子どもの頃はアニメの主題歌を録音するののに一生懸命だったのを覚えています。

よく失敗して家族の声が一緒に録れてしまうことがありましたが、当時はそんなのが当たり前でした。

湯水の如く大量の曲を聴き流せるようになった現代からすれば、一本のテープに収められた曲がとても貴重だった時代です。

なんでもかんでもノスタルジーに浸るのを良しとするつもりはありませんが、アナログの時代にはデジタルの時代にはない魅力があったような気がします。

 

そう言えば、数年前から再びレコードが注目を集めているというニュースを以前読みました。(ITmediaビジネス)

なんと、"米国では20年にレコードの売り上げが86年以降で初めてCDを超えた"そうです。

これは驚きですよね。この流れは昨今のコロナ禍においても変わらず、むしろ進んでいるようでして、"デジタル機器に囲まれた生活の息抜きに、レコードを聴く若者が増えているらしい"です。

 

僕も学生時代、DJをやっている友達の影響から格好つけてレコードを買っていた時期がありましたが、それとは全然違いますね(汗)。

さてさて、楽しいゴールデンウィークも今日で終了です。連休最後の夜をみなさんが有意義に過ごしていただけたら幸いです。

 

おわり

同じ記事を読んでも見えるモノは違う

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前回のブルーハーツの記事で甲本ヒロトさんの話を紹介したんですが、もう一回。もう一回だけ別の話を紹介させてください。少し時間を置いて考えたときに、すごく大事なことを言っていたんだと気付いたんです。

 

同じ世界に生きてるから、同じモノを見ているはずだし、同じオトを聞いているはず。

でもね。面白いもので、同じ所にいて、同じ方向を見ているからと言って、同じモノが見えているとは限らない。

それはどういうことかと言うと、(人によって)ピントが合っている場所が違う。

僕はたまたま中学1年のときにロックにビシッとピントが合ったんだよ。ただ、それだけのこと。

 

途中、話があっちへこっちへフラフラしますが、最後までお付き合いいただけたら幸せです…。

 

今週のお題「おうち時間2021」×人生のピント

 

実は今回の記事は一から十までスマホで書きました。いつもはPCとiPhone のハイブリッドなんですが、さすがに全部スマホでやろとすると書きにくいですね。そう言うのも、今はPCのない場所に来ています。

妻の両親が別荘を持っていまして、自宅と同じ県内ではありますが、移動の自粛が求められる状況では却って都合が良く、連休に普段と雰囲気が違う家の中で過ごせるのはありがたいことです。道中も遠回りしながら、人混みのない自然を満喫してきました。

 

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家には義父お手製のピザ窯があります。DIYのLevelがゼロの僕からすると、色んな点で尊敬できる義父です。久しぶりに家の庭でバーベキューを楽しみました。

 

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家に居ながら屋外で食事を楽しむと言えば、大好きなブログがあります。知る人ぞ知る、うり まさる (id:urimasaru) さんのブログです✨今さら僕に紹介されなくても読者登録している方は多いんじゃないでしょうか。

「ひそキャン(ベランダで食べるキャンプ飯)」シリーズは特におすすめで、まるで『孤独のグルメ(扶桑社)』のように"食べることの幸福感"を伝えてくださいます🤤

 

urimasaru.hatenablog.com

 

美味しそうな写真を見てるといつも涎が出そうになるんですが、うり まさるさんの言葉選びに何よりセンスを感じるんですよね。

僕は理屈っぽい記事しか書けないので、羨ましいと言うか、競っているわけでもないのに「絶対勝てねー😵」とか思ってしまいます。

もし知らなかった方はぜひ読んでみてください。虜になるのは確実です。

 

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で、肝心な今週のお題です。「最近は家でどう過ごしていますか?」と聞かれたら、僕はブログと答えます。

ブログからの問いかけに「ブログです」と返すのは答えとして"0点"だと思うんですが、そう答えざるを得ないぐらい、最近は家で自由に使える時間をブログに充てています。暇があれば、さきほど紹介したような誰かのブログを読んでいたり、自分の記事をコツコツ書いていたりする時間が増えました。

昔から日記やブログを書いている人からしたら、大袈裟に聞こえるかもしれません。でも、僕はこれまでの人生で宿題や仕事を除けば"自発的に書く"という行為を全くやってきませんでした。去年までの40年間(合計)と今年に入ってからの約4ヶ月間を比べてみても、文量が多いのは間違いなく今年の方です。それぐらい、今までは"書く"ことに興味が無かったんです。

 

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で、結局のところ、今回、僕が言いたいことは、40年間生きてきてようやくブログに僕のピントが合ったという話です。

ブログサービスなんて20年近く前からありましたし、日記だったら小学生の頃から付けることはできました。ずっと前から自分のすぐ側にあったモノなのにこれっぽっちも見ていなかったんです。

更に言えば、他のブロガーさんと同じ場所、つまり、同じはてなブログを使っていても、見えているモノは違います。

それは人それぞれの好みや趣味によって見る記事が違うという意味もありますが、同じ方向、今度はつまり、同じ記事を見ていても見えているモノは違います。

人それぞれの考え方や価値観があるように、見えるモノは人それぞれ微妙に違っていて、完全に同じになることはありません。

ありがたいことに仲良くさせていただいている読者さんが増えてくると、『◯◯さんだったらココは共感してくれるかも…』とか考えながら記事を書いているときがあります。

投稿をした後の実際の反応を見て、『ヨッシャー!』となることもあれば、期待外れの薄いリアクションに『あれ、忙しかったかな💦』と勝手に凹むこともあります。

でも、多分それは忙しいのではなく、自分に価値観が近いと感じている読者さんでも、やはり他人とでは微妙にピントがズレていて、同じように見えていると思っていても、決してそうじゃないということなんだと思います。

 

hajimarikokokara.hatenadiary.com

 

以前、偉そうにオリンピックに触れながら「多様性」について記事を書きました。文化や環境が異なる国の人達とは価値観が違うのは当然です。ただ、同じ日本に住んでいて、似たような環境で暮らしているからと言っても価値観は同じではありません。

SNSの炎上なんかは自分の価値観を他人に押し付けようとする傲慢さが引き起こします。ごく稀にですが、僕自身も誰かの記事を見て『そんなん書くのはどうよ⁉︎』と思うことがないわけではありません。

だからこそ、自分と他人ではピントがズレていて、見えているモノが違うという前提があることを忘れてはいけないと思ったりするわけです。

 

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なんだか、結局のところ、話が散らかってしまいましたが、"連休中"に書いた記事ということで大目に見てください。

 

それにしても、この歳になってブログにハマるなんて、人生っておもしろいな〜

 

 

(追伸)

うり まさるさん、勝手に紹介してしまってスイマセンでした🙇‍♂️許してもらえるのであればこれからもヨロシクお願いいたします🐟

 

おわり

 

 

 

 

 

 

心にリンダリンダを!!

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"デジタルになると、情報がきれいに入り過ぎちゃうというか、歌詞を…文字を…追い過ぎている気がちょっとだけする、ちょっとよ。

アナログの頃は音で全部聴いてた。だから、洋楽だろうとなんだろうと全部カッコよかった。言っている意味なんてどうでも良かったんだよ。ロックンロールは僕にものすごく元気をくれたけど、元気づけるような歌詞なんて一つも無かった。関係ないんだよ、そんなこと。"お前に未来はない No future for you "とか歌ってるんだよ。でも、それを聞いて「ヨシ、学校に行こう!」と思ったんだ。"

THE BLUE HEARTS × 思い出

ダウンタウンの松ちゃんと中居君の番組に出演した甲本ヒロトが若いバンドや今の音楽について聞かれると、"若い人はみんないい"と前置きしながら、アナログ世代とデジタルの世代の違いを一つ語ってみせた。

甲本ヒロトと言えば、日本のロックシーンでは生きる伝説。彼の言葉には人を惹きつける不思議な力があって、それは今や神懸かってきている。

「(ヒロトの)話の後に壺を売られたら買ってしまう」

松ちゃんの例えは相変わらず絶妙だ。

でも、この話だけはツッコミを入れずにはいられない。天下のヒロトに物申す。

「ちょっと待ってくれ、ヒロト」

たしかにヒロトの言う通りだ。ほとんどは当たってる。でも、ブルーハーツの曲は…ヒロトが歌う曲は…そうじゃなかったんだ。

「歌詞なんて関係ない」そんな風に思ったことは一度もない。たとえ意味のない歌詞だったとしても、僕の少年時代はいつだって必死にその意味を追いかけ回してた。

リンダ リンダ

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ド〜ブ〜ネズミ みたいに うつくしく〜なり~たいっ

持ってかれた…。なんて表現すればいいかわからないけど、言うなれば持ってかれた。最初のワンフレーズで勝負は決まった気がする。

初めて聴いたときはまだ小学生の頃だった。世の中には"不良"という存在がいることも知らない少年。「ドブネズミが美しい?」矛盾するような謎めいた歌詞をすぐに理解できるはずもなかった。

しゃしん〜には うつらない う〜つくしさが あ・る・か・ら リンダ  リンダ~ リンダ リンダ!!

意味不明の「リンダリンダ」になぜか胸が熱くなる。パンクロックの洗礼がいきなり襲いかかってきた。カルチャーショックなんて生ぬるい。

たまにパンクが好きだと公言すると「イメージと違う」と言われる。パンクにトラウマを受けた少年は、パンクが似合わないただのパンク好きの大人になっていた。きっとヒロトせいだ。でも、恨んでなんかいない。感謝しかしていない。

誰もがドラマチックな人生を歩むわけではなかった。ありがたいことに僕は苦しいことがあっても、グレたこともなければ、本気で死にたいと思ったこともない。それでも、『音楽に救われた』と思ったことは何度だってある。とりわけパンクロックは僕に勇気をくれたんだ。

意味はすぐにわからなかったけど、「世界には汚れて見えるものの中にも美しいものがある」子供ながらにそんなことを歌ってるんじゃないかと思った。ガキにしては上出来だったかもしれない。

情熱の薔薇

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えいえんなのか~ ほんとうか~ ときのながれはつづくのか~

「チクショー、ずるいぞ」。修学旅行の帰りのバスでカラオケをする2人の少年。音程を外さないのがやっとの小6男子。誰が歌っても名曲は名曲だ。彼らには僕を含めたクラスのみんなから羨望の眼差しが向けられた。パンクロックは時に少年たちをヒーローに変えてみせた。

なるべく小さな幸せと

なるべく小さな不幸せ

なるべくいっぱい集めよう

そんな気持ちわかるでしょう

答えはきっと奥の方

心のずっと奥の方

涙はそこからやってくる

心のずっと奥の方

たった10年ぐらいしか生きていなかったけど、ずっと先の人生までわかったようなが気がした。優しいメロディと人生の答えが詰まった詩に少年の心は奪われた。

少年の詩

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パパ、ママ~おはようございます きょうはなにからはじめよう~

中学生になってようやく"不良"が何かを知った。ビビリの自分は不良になんかなれないと、わかっているのに、なぜか憧てしまう。

「別にグレてる訳じゃないんだ」男なんてみんなそうだ。不良漫画の金字塔『ろくでなし BLUES』にはめちゃくちゃハマった。そしたら、そこにもヒロトとマーシーがいたんだ。

 

どうにもならないことなんてぇ どうにでもになっていいこと~

中学3年の集会で隣のクラスの担任が教えてくれたこと。嫌いな教師だったけど、今でもその話は覚えている。ある生徒が教師宛に書いた日記の紹介だった。

「辛くてどうしようないことが起きてしまったときには"どうにもならない事なんて どうにでもになっていい事"の歌詞を聴くと心が楽になるよ。だから先生も聴いてみて」そんな話だったと思う。

ちなみにその歌詞は"先生たちは僕を 不安にするけど それほど大切な言葉はなかった"と続く。元々の歌詞の意味とは少し違っているような気もするけど、たぶんそれでいいんだ。

冒頭で紹介した番組でヒロトが言っていた。

「僕も、たぶんマーシーも、絶対にこうだと思って書いていない」

受け取った人が自由に解釈してくれれば構わないそうだ。僕はどんなにがんばってもどうしようもないときだけ、この歌詞を思い出すようにしている。

 

今こそリンダリンダを

ブルーハーツの曲について語りはじめると1万字あっても足りないので、この辺にしておく。

ブルーハーツは1985年に結成され、1995年には解散してしまった。ブルーハーツの曲を青春時代にリアルタイムで聴けたことは幸せだったと思う。

ヒロトはブルーハーツ解散後、マーシーと一緒にハイロウズを結成し、今はクロマニヨンズで活動している。クロマニヨンズの活動期間は既にブルーハーツよりも長い。

ブルーハーツほど聴くことはなくなってしまったけど、ハイロウズの『青春』やクロマニヨンズの『生きる』という曲が大好きで、今でもときどき聴いて元気をもらっている。

敢えて理由は言わないけど、今、日本中で元気が失われている。僕と同じブルーハーツ世代の仲間たちの中にもくたばりそうになっている奴等がいるはずだ。

 

こんなときこそ、心にリンダリンダを!

心の中でヒロトが「リンダ リンダ」ってもう一度叫んでくれたら、もう少しがんばれるかもしれない。また高くジャンプできるかもしれない。

 

どうにもならない事なんて どうにでもになっていい事!

開き直っていこうじゃないか。ゴールはきっとやってくる。

いつもは「上手く書けない」とかグチグチ言いながら書いているけど、今日は胸を張っていたい。たとえそれが虚勢であっても、大好きなパンクロックについて書いたのだから。

さぁ、連休前にもうひと踏ん張り仕事をがんばろう。

心の中では ガンバレって言っている

聞こえてほしい あなたにも

ガンバレ!


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復刻版 ザ・ブルーハーツ写真集

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おわり

スタバのコーヒーなら満足か? 幸せの一杯

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お金がたくさんあるからって幸せにはなれない。いい歳してそんなことぐらいわかっている。それなのにちょっと油断すると、もう少し裕福だったらとか、もう少し年収が高かったらなんて、つまらないことを考えてしまう。たまに引く風邪みたいなものかもしれない。引いては治して、治してはまた引いてを繰り返す。つい先日。某商業施設の中にある塾に息子を送って行った日もそうだった。

 

一杯のコーヒー×幸福感

 

ここ最近はオンライン授業が通常で、月に1度だけ教室で授業が行われる。オンライン授業が始まったばかりの頃はパソコンやら教材やら準備するものが多くて面倒に感じたけど、ZOOMの接続まで息子が1人でできるようになると、かえって忙しい平日に送り迎えする方が面倒くさくなってくる。

息子を送り、迎えに戻るまでにはまだ1時間以上ある。家に帰るのも面倒なのでフードコートの一角にあるマックに入って待つことにした。マックには悪いけどお腹はいっぱい。頼んだのは100円のコーヒーを一杯だけ。

塾に送るために早く仕事を切り上げていたので、まずは仕事のメールをチェックしてからネットニュースを覗く。パラパラと読んでいくうちに、ある記事が目に留まった。

 

手取り14万円…というツイッター

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以前「手取り14万円、日本終わってますよね?」というツイートが投稿され、話題になった。

 

「アラフォーの会社員です。主は手取り14万円です…。都内のメーカー連続12年で役職もついていますが、この給料です…。何も贅沢できない生活、日本終わってますよね?」

 

ラジオやネットニュースでも取り上げられていたので記憶に残っている。

「わかるよ。言いたいことは何となくわかる…」

最初に聞いたとき、一瞬同調しかけて踏みとどまった。話題になったというぐらいだから、たくさんの人が反射的に同調したんだろう。

でも、冷静に考えると突っ込みどころしかない。敢えて多くは言わないが、たぶんその会社は"ブラック"の可能性が高い。そうじゃないとするなら、限りなく黒に近いグレーだろう。「これが日本の現状」と語るにはさすがに強引過ぎる。国に窮状を訴える前に会社に訴えるか、転職を考えるべきだ。

偉そうなことを言える立場じゃないが、みんなで乗っかるのには違和感があった。もちろん格差社会は国が取り組むべき問題だし、国民として必要な声は上げなくてはいけない。ただ、残念ながら正論と呼べるものではない気がする。

 

「お前」が終わってんだよwwwというリツイート

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僕はその程度にだけ思って忘れたが、歯に衣着せぬ物言いで知られる実業家はこのツイートを見逃さなかったらしい。堀江貴文。彼の名前は今までも何度かこのブログにも載せている。変に言い訳するつもりはないが、僕は彼の信者ではないし、逆にアンチでもない。

堀江氏は「「お前」が終わってんだよwww」とリツイートして炎上させた。

そりゃあ、こんなバカにしたような書き方をしたら炎上するだろう。たくさんの人間から「終わっているのはお前だ!謝れ!」と罵倒を浴びたそうだが、本人は納得していなかった。

 

"たくさん稼いだところで、満たされない状況が増えるだけで「日本終わってますよね?」と、また嘆くのではないか?"

 

"「日本終わってますよね?」と言う人たちは人生において何が幸せで、何をしたいのかがわかっていない。"

 

"少しの贅沢や経済的な不安を軽くしたいと願うのは結構だが、贅沢なんかしなくても幸せにはなれる。"

 

"足りないのは月給ではなく、人生を自力で生きるためのリテラシー。"

 

こんな具合に説いて、また炎上しているようだ。堀江氏の場合、どこまで行っても炎上するのだろう。ただ、言い方は別として、炎上するほど間違ったことを言っているようにも思えなかった。

アラフォー女性と堀江氏。冷静に考えたときにどちらの主張の方が正論に近いのか。もし発言したのが堀江氏ではなく、もっと好感度の高い人間だったら、多くの人が堀江氏側に同調するのだと思うんだ。

正しいかは別にして"安心を得ようとするな、リスクを取れ"は真っ当な主張である。

 

幸せの一杯 

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話を元に戻そう。僕がコーヒーを飲んだマックと同じフロアーにはスタバが入っていた。

正直に言うと、『金があれば本当はスタバがいいな』と思いながらマックに入った。あの甘くて濃いヤツを飲みたいが、『贅沢はするな』というマインドがスタバに入るのを拒む。気持ちよりもお金を優先してしまう経済力の低さを恨めしく思った。

しかし、スタバでコーヒーを飲んだら、それで僕は満足だろうか?

 

結局、チェーン店にしか入れない自分を嘆くのではないか。

コーヒーひとつ取っても、自分には何が幸せで、どうしたいかをわかっていない。

ちょっと高いスタバのコーヒーを飲みたいと願ったり、マックのコーヒーの安さに喜んだりするのも良いが、贅沢なんかしなくても幸せの一杯は飲めるかもしれない。

足りないのはお金ではなく、人生を楽しむためのリテラシーではないか。

 

もっと幸せを感じられる一杯のコーヒーを想像してみた。

 

仕事で疲れきった後に飲む缶コーヒー。

 

休日に朝焼けを見ながら飲むドリップコーヒー。

 

馴染みの喫茶店で気さくなマスターが注いでくれる熱いコーヒー。

 

 豆選びからこだわった自分だけのオリジナルコーヒー。

 

山頂で飲む大自然の中のコーヒー。

岳 (13) (ビッグコミックス)

岳 (13) (ビッグコミックス)

  • 作者:石塚 真一
  • 発売日: 2010/11/30
  • メディア: コミック
 

 そう言えば『岳』の主人公 三歩がコーヒーを飲むシーンが大好きだった…。

 

想像してみると意外にたくさんありそうで、贅沢しなくても飲めるものもありそうだ。キャンプに行ったらコーヒーを淹れて飲みたい。

 

考えていたら、息子を迎えに行く時間になった。

 

また繰り返す

「幸せはお金で買えない」何度か聞いたことがあるセリフ。そうじゃなくて、「お金がなくても幸せは買える」 が本当は正しいのかもしれない。"お金より経験"、"モノより思い出"、マインドを変えていこう。

 

でも少し時間が経つと、「レクサス乗りてぇ~」とか思っている自分がいそうな気がしなくもない。結局繰り返しなのかな。

 

ちなみに今回読んだ記事はこちら。タイトルはミスリードな気がしなくもない。

president.jp

 

おわり 

 

 

 

僕が新聞をやめて"意識高い系"と言われるNewsPicksに乗り換えた理由

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長く悩んだ末、僕は新聞をとるのをやめました。スマホで最新のニュースが受け取れる時代です。新聞が自分の生活に必要不可欠なものでないことは以前から気付いていました。

しかし、昭和生まれの僕にとって、新聞が家にあるのは当たり前のことで、大人はみんな新聞を読むべきものだと刷り込まれて育った人間です。

古き良き新聞をやめて、新参者のニュースアプリに乗り換える。それはなんだかとても薄情な気がして、すぐに決断できずにいました。

いざ販売店に断りの電話を入れたときも、店主の残念そうな声を聞くと後ろ髪を引かれたものです。

新聞の関係者には酷な話かもしれませんが、新聞をやめようか迷っている人が多くいるのは事実です。僕と同じように何となく惰性でやめられずに人も多くいるかもしれません。

そんな人は新聞とニュースアプリのメリット・デメリットを整理し、比較してみることが大事です。

誤解のないよう最初に断っておきますが、新聞が必ずしもニュースアプリより劣っているとは思っていません。どちらが優れているかは使用する人との相性次第で決まります。

今回は僕なりに出した答えを一例として紹介しますので、参考にしていただけたら幸いです。

(下の記事ではNewsPicksについてさらに詳しく解説していますので、あわせて読んでいただくことをおすすめします ↓)

hajimarikokokara.hatenadiary.com

NewsPicks(ニューズピックス)

僕が新聞の代わりに選んだのはNews Picksというニュースアプリです。たまに"意識高い系"と揶揄されることもありますが、コンテンツが充実している優れたニュースアプリです。

NewsPicksは無料でも使用できますが、コンテンツをフルに利用するには有料会員(プレミアム)に申し込む必要があります。

今回紹介するのは新聞とNewsPicks(プレミアム)との比較になります。

NewsPicks(ニューズピックス)

NewsPicks(ニューズピックス)

  • UZABASE, Inc.
  • ニュース
  • 無料

apps.apple.com

play.google.com

新聞をやめた3つの理由

新聞とニュースアプリのメリット・デメリットを分けたポイントは大きく3つあります。

①読める場所と時間

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ニュースアプリのメリットは見たいときにいつでもニュースを読めるところです。スマホは基本的にいつも持ち歩いていますし、タブレットやパソコンからもアプリを利用できます。

NewsPicksのプレミアム(有料会員)でも、1つアカウントから複数の端末にログインできるので、使用できる場所が限定されることはありません。まとまった時間が取れなくても、隙間時間にちょっとずつ見ることができます。

一方、新聞は持ち歩くことはできますが、混雑した電車やバスの中では広げて読みにくくいという問題があります。落ち着いて読める場所は自宅や職場などに限られてきます。

また、自宅でも子どもが小さいうちは新聞をゆっくり読む時間がなかなか取れません。自由な時間が多かった若い頃に比べると新聞を読む時間は次第に減っていき、まったく読まない日も珍しくなくなりました。

「せっかく買っているのに読まないことが増えた」が、新聞をやめた1つ目の理由です。

②ニュースの購読料

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次はお金についてです。僕は地方紙をとっていましたが、購読料は月額で3300円でした。

家族の中で新聞を読む人が何人かいれば違ってくるのですが、僕の家では自分しか読まないので、ひとりに全額3300円が掛かってきます。

対して、NeswsPicksのプレミアム料金は月額1700円で、1年分をまとめて支払えば1250円まで安くなります。※2022年3月時点

新聞の料金設定が高いと言うつもりはありません。新聞は紙やインクなどの材料費が掛かりますし、何より販売店の経費も掛かります。

毎日早朝から新聞を届けてくれる配達員さんの姿を想像すると、決して「高い」とは言えません。新聞が値段の安さでアプリに勝てるわけがないのです。

とは言え、月額で2000円の差は馬鹿にできません。「新聞は料金の安さでアプリに勝てない」が、新聞をやめた2つ目の理由です。

③古紙回収

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新聞は毎日届くのですぐに溜まっていきます。紐で束ねて縛る作業は案外面倒です。置き場所にも困るので、頻繁に回収に出さなくてはなりません。

読まなくなった新聞は物を包んだり、養生したりするのに重宝しますが、片付けと回収の手間は結構な負担になります。

「古紙回収が面倒」が、新聞をやめた3つめの理由です。

ニュースアプリに乗り換えた理由

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ここまでは新聞のデメリットにフォーカスしてきましたが、新聞の方がニュースアプリよりも優れていると感じる点もあります。

それは新聞が様々なカテゴリーのニュースをバランス良く一覧できる点です。「バランス良く一覧できる」には2つ意味があり、ひとつは選ばれたニュースが並んでいる点と、もうひとつは1枚の紙に複数のニュースが並んでいる点です。

ニュースアプリの場合は基本的に1ページ1記事しか表示できません。別の記事を読むにはページを切り替える必要があります。

加えて、読むべきニュースを自分で選ばなくてはなりません。ニュースを自分で選べることはメリットでもありますが、役立つニュースを自分で見つけるのは意外に難しいです。

同じ時間であれば、ニュースアプリよりも新聞の方がバランス良く、多くの記事を読むことができるはずです。

NewsPicksは経済に特化したニュースアプリです。政治も含め、カテゴリーは複数ありますが、幅広いカテゴリーを読みたい人には適しておりません。

しかし、僕の場合、新聞で読んでいたのはほとんどが政治面と経済面でした。その他のカテゴリーはテレビやヤフーニュースを少し見るだけで十分満足できます。

僕に関してはこのデメリットが特に問題にはなりませんでした。それにNewsPicksにはこのデメリットを打ち消すぐらいの魅力があります。

NewsPicksの魅力

NewsPicksでは他のニュースアプリと同じように新聞社や通信社のニュースをキューレーションしていますが、有料プランに加入することでオリジナルの記事や動画番組を視聴できることができます。

海外トップメディアの翻訳記事が読めるなど、他にも特長はありますが、特に魅力的に感じている点は2つです。

premium.newspicks.com

①プロピッカー

NewsPicksでは、気になるニュースを後でも読めるように「PICK(ピック)」と呼ばれる機能でブックマークを付けることができます。

記事のタイトル下にはピックした人数が表示されており、記事の注目度を確認できます。

また、ピックするときはコメントを入れることができるのですが、ピッカーの中には経済、医療、テクノロジーなど、様々な分野の最前線で活躍するプロのピッカーがいて、素人とは違った専門的なコメントを入れてくれています。

記事の内容だけでは理解が不十分だったりすることも多いので、プロピッカーによる解説は非常に参考になります。

素人には気付けない記事の粗(ミスリードなど)を指摘してくれているプロのコメントはニュースの本質を見極める上でとても貴重です。

③オリジナルの記事と動画番組

オリジナル記事は、NewsPicksの編集部がそのときの旬なネタからテーマを選び、経済や政治の仕組みを図解でわかりやすく解説してくれます。デザインが見やすく、話題の経営者のインタビューなども面白いです。

参考までに2019年に人気の高かった記事のタイトルを紹介します。

2019年のベストオリジナル記事(1位〜10位)

  1. 大前研一「稼げるスキル」
  2. ガラパゴスiPSの失敗(山中教授)
  3. TAKA「世界で戦う理由」(ONE OK ROCK)
  4. アップルカードの破壊力
  5. 与沢翼「家を買うなら」
  6. 「デザイン音痴」に告ぐ
  7. 人気でも社員評価の低い会社
  8. 吉本興業と裏社会「全史」
  9. ヤバいWeWorkのすべて
  10. 橘玲「最強のお金の増やし方」

動画では堀江貴文や落合洋一がメインを務める番組であったり、経済界の著名人やタレントを集めた討論形式の番組もあります。


www.youtube.com

僕は新聞を読んでいるときから記事よりも社説のようなコラムを読むのが好きでした。

個人の見解に傾倒し過ぎてしまう恐れもありますが、漫然と事実だけを読むより誰かの意見を読んだ方がニュースの本質を理解できますし、記憶にも残りやすいからです。

オリジナル記事や動画番組を見れるだけでもNewsPicksのプレミアム(有料会員)になる価値は十分にあると思っています。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。僕が悩んだ挙句、新聞をやめた理由とNewsPicksに乗り換えた理由について紹介しました。

冒頭にも書きましたが、新聞とニュースアプリのどちらが優れているかは一概に言えず、使用する人との相性で決まるものだと思っています。

最後にもう一度ポイントをおさらいしておきますので、新聞をやめようか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

新聞をやめてニュースアプリに乗り換えた理由

  • どこでもいつでも読める
  • 購読料が安い
  • 古紙回収の手間がいらない

NewsPicksを選んだ理由

  • プロピッカーのコメントが参考になる
  • オリジナルの記事と動画番組が魅力的

それでは読んでくれた方が最適な選択を選んでくれることを願っています。

 

おわり