はじまりここから

下手の横好きではじめたエッセイ風のブログです。平凡な日々の中で感じたことを少しだけエモく綴っています。ジャンルはニュースや音楽など。

スゲェと感じる若手男性ボーカル5+2

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"言いたいことも言えないこんな世の中じゃ POISON”

果たして今の若者はこの曲を知っているだろうかー。

歌っていたのは俳優の反町隆史。作詞も反町が担当し、人気ドラマ「GTO」の主題歌として1998年にリリースされた曲だ。それなりにヒットした曲だと認識しているが、歌唱力もそれなりだった。決して下手ではないが、俳優が歌っていると聞いて納得するレベル。ただ、それは当たり前の話で反町が悪いわけではない。役者としての才能に優れているのだから、歌手のような歌唱力を求めるつもりはない。

その点で菅田将暉のような若者は凄すぎる。俳優でありながら、音楽活動のクオリティが高い。別にディスるつもりはないが、反町隆史と菅田将暉の歌を比較するのは気の毒に思えてしまう。(※あくまで個人的な感想です)

歳を取ると若者の音楽を否定するようになると思っていた。子どもの頃、演歌しか興味がない父親が流行りの曲に文句ばかり言っていたのを聞いて育ったせいかもしれない。しかし、実際に歳を取ってみると想像していた以上に若者の曲を受け入れられる自分がいた。流行りのスピードには付いていけないが、素晴らしさを理解できないわけではない。若い歌手を見ても素直にカッコイイと思える。先程の菅田将暉も然り。

今週のお題は「わたしのプレイリスト」。

好きな曲をブログに貼ることはよくある。けれども、振り返ってみると最近の曲は少ない。思い出の曲ばかりだ。たまにはオジさんたちではなく、若い男性ボーカルをプレイリストに並べてみようと思う。今さらかも知れないが、偏見かつ自由な感想ともに紹介したい。

北村匠海(DISH//)

菅田将暉と同じく俳優でありながら、歌が上手すぎる。北村匠海のことはJTが作ったテレビCMで知った。北村が演じる主人公を中心とした物語のバックにモンゴル800の清作が歌う「想うた」が流れる。お気に入りの曲なんだけど、北村ほどの歌唱力があるならいつかカバーしてもらいたい。


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藤井風

ルックスに恵まれているし、名前を聞いた時はジャニーズか何かのアイドルと思ったけど全然違った。以前にはてなブログでも才能がヤバすぎると盛り上がっていたので試しに聴いてみたら、本当にヤバかった。まさかのユーチューバーだったし。

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なんかもう好きとか嫌いとかじゃなくて、曲を聴けばとりあえず才能に圧倒される。規格外なところが、まるで音楽界の大谷翔平のようだ。


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秋山黄色

映画「えんとつ町のプペル」の挿入曲を歌っていたことから知った。アニメーションと曲が見事にマッチしていてついドはまりする。秋山はなんとなく鼻っ柱が強そう。Mステを見ていたら、演奏が終了した瞬間に勢いよくティッシュで鼻をかんでいたのがロックに思えた。


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熊谷和海(BURNOUT SYNDROMES)

アニメ「Dr.STONE」第1期オープニングテーマ曲を聞いて知った。曲の最初に流れる「おはよう世界 Good Morning World!」の太い声が強烈で、アニメを見た翌日はいつも頭の中をグルグルと曲が流れていた。"日本の3人組青春文學ロックバンド"という肩書きが興味深い。


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末武 竜之介(KUZIRA)

個人的に好きなPIZZA OF DEATH RECORDSの中で、今勢いのある若手バンド。英語の歌詞とスピード感のある王道のメロディックパンク。第2のWANIMAを目指してがんばって欲しい。


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既に若手とは言えないが、せっかくなのであと2人(プラス・ツー)だけ紹介させてほしい。

川上洋平([Alexandros])

東京スカパラともコラボし、「仮面ライダーセイバー」の主題歌を歌う川上洋平。まるでモデルのような体型で声がめちゃくちゃ高い。子どもたちが大好きで、我が家では今年、この曲とアレキの「ワタリドリ」がヘビロテ状態。


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K(Pay money To my Pain)

Pay money To my Pain というバンドを知っている人は多くないと思う。ボーカルのKは既に亡くなられていて、バンドも既に活動していない。新しい曲を聞くことはできないが、もしロックが好きで、特に洋楽が好きな人はぜひ試しに聞いて欲しい。日本人離れした楽曲に圧倒されるはず。このバンドは後世に語り継ぎたいバンドだ。


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今回はいつもと違うノリで勢いのまま書き連ねてしまったが、とにかく言いたいことは今の時代も若者たちは凄いということ。「最近の曲には付いていけない」とか言ってるおじさんがいたら、たまには若者の音楽に触れることをおススメしたい。

 

おわり

マウントを取られやすい電話を若者は嫌う

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先日ラジオを聴いてると「やっぱりそうなんだな」と納得した。ラジオで話していたのは人が感じる孤独について。

どうやら日本人は世界的に見ても孤独感が高いらしい。他者からの評価を気にしやすい性質がゆえに他者とのつながりが少ないからだそうだ。

特に20代後半から30歳までが孤独を感じやすい。社会の中で人との関係性を深めていく時期のため、上手くいけば親密性を築きやすい反面、上手くいかないと孤独に陥りやすい。

18歳以上の1万人を対象にした調査では5.1%がリスクのある孤独状態に該当する恐れがあるという結果も出ていた。実は日本はイギリスに続き、世界で2番目に孤独・孤立対策担当大臣を任命し、孤独対策に本腰を入れている。

ただ、相談にためらいを感じる人は多い。孤独や寂しさを人に明かすのは恥ずかしいという固定概念があるからだ。しかも、若者は電話に対する抵抗が強く、電話相談自体のハードルが高いとされる。最近は24時間チャットで対応してくれるサービスも増えているそうだ。 

なお、僕が「やっぱりそうなんだな」と納得したのは孤独に関する部分じゃない。若者は電話に対する抵抗が強いという部分だ。

コミュニケーションツールの違い

若者が電話を敬遠しがちなのは仕事をしているとわかりやすい。世代によって好むコミュニケーションツールの違いが背景にあるように思う。

ざっくりとした分け方になるが、オールド世代は電話、ミドル世代はメール、ヤング世代はチャット。乱暴に言ってしまえば、年寄りはすぐに言葉で伝えようとして、若者はとりあえず文字で伝えようとする。年寄りにとっていちいち文字を起こすのは煩わしいが、若者からすればむやみに話しかけられることの方が煩わしい。書くことが得意なブロガーには多少違和感があるかもしれないが、世間一般にはこんなイメージがある。

少し前に僕の会社で全社員に携帯が支給されることが決まった。今までは営業と管理職だけに限定されていたが、今後は誰でも一人一台を持つことになる。

生産性が求められる時代。無駄な電話の取り次ぎを無くすことが目的で直通ラインが用意される。事務所に掛かってきた電話を取るのは暗黙のルールで若手社員の務め。不公平な役割分担が無くなって喜ぶだけかと思えば、そんなに単純な話でもないらしい。望んでもいないアポインを入れてこようとする業者やネチっこく問い詰めてくる関係部署の上司。彼らから気軽に電話される機会が増えることを憂いていた。

電話は相手の時間を奪う

気持ちはわからなくもない。自分自身、少し前まで携帯に直接掛けられるのがあまり好きではなかった。電話は掛ける側が要件を速やかに伝えるのには便利な手段だけど、受ける側にとってはかえって迷惑なときもある。話の中身も重要だが、掛けるタイミングも重要だからだ。難しい仕事をしているときに電話が鳴ると集中力がプツンと切れる。今取り組んでいる以外の案件を振られるのは話が散らかるからやめてほしい。得てして、メールやチャットに比べると電話は強制的に相手の時間を奪いやすい。

一年程前にMicrosoftの日本法人の見学ツアーに参加させてもらった。そのときにコンダクターから教わったことが印象深い。

電話を掛けるか否かは、用件を今すぐに伝えることが相手にとってメリットになるかどうかで決める

つまり、自分の都合だけで電話はしない。このポリシーはすごく参考になった。

コロナ禍でリモートワークも当たり前になり、チャットを使用する機会は増えた。オールド世代には物足りなく感じる人も少なくないだろう。僕のようなミドル世代もメールで送ったことをわざわざ電話でも伝えようとするときがある。メールの見落としがないよう、良かれと思ってしている行為だが、ヤング世代にとってはそれすらもナンセンスらしい。気を付けねば。

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電話はマウントを取られやすい

若者が電話を好まないのには他にも理由が考えられる。それは相手にマウントを取られやすいからじゃないだろうか。たまに文章の方がキツいときもあるが、受話器越しから相手の怒声を聞くよりもメールやチャットで注意を受ける方が気分的にずっと楽だ。時間差ができる分、距離感が生まれる。すぐに適切な返しをしなくても許される。

これは若者に限った話ではない。僕も同僚や自分が客の立場になる相手なら気軽に電話を掛けても、役員などの立場が離れた上司や、怖い客を相手にできる限り電話は掛けたくない。マウントを取られるリスクが高いからだ。

ただ、若者に比べれば、昔から電話を使うことに慣れてはいるし、学生時代から遠慮なく生徒に指導する教師や後輩に理不尽なことを平気で言う先輩と接する機会も多かった。育ってきた時代環境の違いは多いにあると思う。

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我々は孤独だ。だが、一人ではない

少し意地悪な言い方をすれば若者にとってはチャットの方がマウントを取りやすいという見方もできる。LINEによるイジメなんかは昔にはなかったやり方だ。一人にしか繋がらない電話よりも、複数に同時に繋がるチャットの方が誰かを孤立させるには便利な道具になり得る。

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最初のラジオの話に戻したい。ラジオでは歌手の大森靖子さんの言葉を紹介していた。

あなたはあなたの孤独を消してくれる人を探しているんじゃなくて、あなたの孤独を愛して抱きしめてくれている人を探しているじゃないんですか。私の孤独ちゃんはあなたの孤独ちゃんにとても会いたがっています

孤独と孤立は違う。孤立はつらいが、みんながお互いの孤独を尊んで生きてける世の中になってほしいと訴える。

良くも悪くも今は孤独を認めて生きていかなくてはならない環境にある。孤独を否定していては上手く生きていけない時代なのだろう。最後に宇宙兄弟の名言で終わりたい。

We are lonlely, but not alone.

 

alu.jp

 

電話はときに寂しい気持ちを紛らわせてくれる道具であることも忘れてはならない気がする。

 

おわり

あなたからの投稿を待っている

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投稿してからまだ1ヶ月ほどしか経っていない記事ですが、本日、大事な読者さんが1人ブログを辞められるとのことで、その思い出に再投稿させていただきます。

たかがブログ、されどブログ。趣味で始めたブログは勝手にやめたところで自分の生活にはたぶん支障がなく、誰かに迷惑をかけることもないでしょう。しかし、忙しくても毎日黙々と更新し、最後の別れの挨拶もきちんと忘れない真摯な姿勢に僕は深い感銘を受けました。

やめる決意を固められているので敢えて記事を紹介したり、idコールを入れたりはしませんが、もし気付いた方は下のコメントからその方の記事を最後に読んでくれたら嬉しいです

(ここからが元の投稿内容です)

昨日まで書き進めていた記事があるんだけど、今日はその記事の続きを書くのはやめた。記事の内容が理屈っぽくて休日に投稿するには相応しくないと感じた。捨てるわけではなく、一旦下書きのまま寝かしておくことにする。

じゃあ、今日は何を書こう?特に当てはない。だったら「たまには」と言っていいかわからないけど、今思ったことを取り留めもなく書いてみよう。案外そんなものに共感してもらえる部分があるかもしれない。

ブログ×読者×継続

誰かのブログを読んでいると「ブログの継続は難しい」と言う話をよく目にする。確かにその通り。書くネタが無くなったり、忙しくて書く時間が取れなくなったりするとモチベーションは落ちてくる。実際、最初の頃に比べると書くネタは徐々に減ってきたし、書けない日が2週間以上続いてしまったら再開できる自信はない。

ブログをはじめてまだ1年も経たないが、読者登録をしていた人達の中にもやめてしまった人はたくさんいる。ブログ自体が消されることはあまりないので、正確には長い間更新していない人のことを指して言っている。もしかすると、いつかひょこり戻ってくるかもしれないけど、3ヶ月以上更新がなければ再開される可能性は低いだろう。

やめただろうと思われる人の中には読者がたくさん付いている人気ブロガーもいた。なぜ、あんなに人気がある状況でやめるのだろうか?大して人気のないブログを必死で書いている人間の立場がない。余計なお世話だろうが、勿体ない。まぁ、人には色んな事情があるだろうから、他人がとやかく言えることではない。やめていくことに特別な感情は抱くことはなかった。ほんの少し前までは。

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ブログをやめるときに「やめます」と挨拶してからやめる人は少ないだろう。やめようと思ってやめるよりは自然とやめてしまうことの方が多いからだ。

最近は長い間更新されていない人のブログを見ると不安になってしまう。

「もしかして、このままいなくなったりしませんか?」

読者になったタイミングが早い人ほど、コメントを交わした数が多い人ほど、その不安は大きくなる。

さっきも書いた通り人には色んな事情がある。急に更新のペースが変わることもあるだろう。いつか戻ってきてくれればそれでいい。ただ、そのまま戻ってこなくなってしまうことを今は寂しいと感じる。

勝手な話だが、ここ2週間ぐらいの間、気になる人達が何人も更新していないので、今僕は少し不安に陥っている。

この不安はスターが貰えなくなることへの不安なんかではない。"誰かが、がんばってるから自分もがんばれる"みたいなある種のモチベーションが貰えなくなることへの不安だ。一読者として、読みたいという純粋な気持ちを超えたエゴでしかない。

今まで気付いていなかったが、僕は読者登録している人たちの更新に支えられてきたらしい。

 

****

 

そんなことを考えていたら、久しぶりに the pillows の『Funny Bunny』が聴きたくなった。


www.youtube.com

 

道化師は素顔を見せないで
冗談みたいにある日居なくなった

世界は今日も簡単そうにまわる
そのスピードで涙も乾くけど

 

作詞:山中沢男 作曲:山中沢男

 

****

 

他人の更新を気にしているうちは面白い記事なんて書けない気がする。でもこんな風に思ってしまうのは僕だけだろうか。

大事な人達にプレッシャーを与えるつもりはない。今日こんな記事を書いたのは日曜に更新されるブログが多いからだ。1人でも多く人が更新してくれることに期待している。

 

おわり

 

 

新垣結衣は星野源の透明少女にはなれない

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今さらですが、超ベタな話を書いていいですか。歌手の星野源さんと女優の新垣結衣さんの結婚についてです。何を隠そう僕は「逃げ恥」を見ながらこっそりニヤニヤしていた男です。

「え、ちょっと、ちょっと待ってよ。ホントにそうなの?津崎ッス(藤井隆風)」

ヤフーニュースで結婚の見出しを見つけたときは、思わず心の中でツッコんでいました。(ドラマを見ていない方はわからなくて申し訳ない)

ちなみに僕は新垣結衣さんのファンではありません。めちゃくちゃ可愛い女優さんだとは思いますが、新垣結衣さんに限らず特定の女優やアイドルに強い感情を抱いたことはないのです。

「俺たちにはガッキーがいる!」

このフレーズは昨年(2020年)の秋、石原さとみさんの結婚報道があった日にトレンドに上がったツイートです。誰が最初に言い出したかは知りませんが、まさかガッキーまですぐにいなるとは思いもしなかったことでしょう。

星野源という男

まぁ、冷静に考えてみれば驚くほど有り得ない話じゃないと思うんですよ。でもね、まさか(※僕が勝手にイメージした)星野源が新垣結衣をリアルに口説き落とすなんて、これっぽっちも想像していなかったです。

星野源と言えば今やキング・オブ・ポップと呼ぶにふさわしい男。曲を出せばヒットするし、CDショップやMTVから賞賛を受けまくる。いい歳した大人たちは恥ずかしげもなく「恋ダンス」を踊るし、子どもたちは「どどどどどどどどど ドラえもん」を当たり前に口ずさむ。

才能は音楽だけに留まらない。俳優としても映画やドラマに引っ張りだこだし、エッセイやコラムの執筆だって軽くこなしてしまう。

老若男女、彼のことを悪く思う人はいるのでしょうか。星野源の才能や人柄があってこそ、世間には二人の結婚を祝福するムードが漂っているんじゃないかと思います。

それでも僕としては源くん(以降は愛着を込めて「源くん」と呼びます)がガッキーと結ばれるなんて想像もしなかったし、そうなってほしくない気持ちがありました。

まるで女性ファンみたいなことを言いますが、理由はあるんです。過去に聞いた源くんのあるライブMCが僕の心に引っ掛かったままだからです。

働く男 (文春文庫)

働く男 (文春文庫)

  • 作者:星野 源
  • 発売日: 2015/09/02
  • メディア: 文庫
 

NUBER GIRLの透明少女

理由を話す前に少し説明させてください。90年代後半に活躍したナンバーガール(NUMBER GIRL)というバンドがいます。ジャンルはオルタナティブロックで、2002年に一度解散しますが、長い時間を経て2019年に再結成を果たしました。フロントマンはボーカルの向井秀徳さん。ZAZEN BOYSというバンドでも活動しています。

ナンバーガールは誰もが知っているメジャーなバンドではありませんが、同じミュージシャンにファンが多いと聞きます。中でもヒットした「透明少女」という曲があるんですが、ライブではボーカルの向井さんが曲に入る前に軽い前振りをしてからお決まりのセリフを呟きます。

「俺が思うに例えばあの子は透明少女・・・」

このセリフを言い終わると同時にギターをかき鳴らすようなイントロが始まるのがめちゃくちゃカッコいいんですね。


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だいぶ前になるんですが、「透明少女」を聴きたくなって動画を検索しているときに、源くんがカバーしている動画を見つけました。源くんもナンバーガールのファンで、たびたびライブで「透明少女」をカバーしていたようです。その動画には向井さんと同じように源くんが曲に入るときの前振りを話す様子が収められていました。

デートをドタキャンされた過去

その動画は今はもう見つけられなくて、かなりうろ覚えなので間違っている部分もあると思いますが、記憶の限りで要約するとこんな感じです。

源くんが19歳の頃、好きな女性がいて、その彼女には彼氏がいた。源くん曰く、優良物件は埋まっているものらしい。ある日、がんばってデートの約束を取り付けたのはいいんだけど、前日になってみたらまさかのドタキャン。しかも、理由は友達とキャンプに行くんだとか。仕方なく、しぶしぶバイトに入って、なんとなく帰りに彼女の家の前を通ってみた。するとキャンプでいないはずの部屋には灯りがついている。耳を澄ませば彼氏と思しき男とイチャつく声が…。頭に来た源くんは本屋に走り、キャンプ雑誌を彼女の部屋の玄関に叩きつけて帰ったそうです。

この前振りの後に「そんなあの子は透明少女」で曲が始まりました。僕はもう、このMCでギュッと心が鷲掴みにされてしまいました。もちろん当時はまだフツーの一般人だったと思うんですが、売れた後に聞くと、超凡人っぽい話がいいですよね。さりげなく"彼氏がいるのは優良物件だから仕方がない"とか、"彼女の家に雑誌を叩きつける"とか言えてしまうところにはユーモアとセンスを感じます。こんな話をしてくれるのが、僕のイメージする星野源であって、今こぞってメディアが取り上げているような国民的人気女優をゲットしたときの馴れ初めなんてまったく興味ないんです。

新垣結衣は透明少女のネタなんかに絶対にならないでしょ。

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でも応援します

ただ、誰もが羨むような源くんの人生ですが、彼がスターダムにのし上がるまでには苦労も多かったはずです。人気が出てきた頃にくも膜下出血で活動を休止した話は有名なので知っている方も多いかと思います。

余談ですが、彼は以前、インストゥルメンタルバンド・SAKEROCK(2015年に解散)のリーダーをしていました。インストゥルメンタルバンドとはボーカルのいない楽器だけのバンドです。歌うイメージの強い彼ですが、ギターをメインに担当していました。ちなみにSAKEROCKには、同じく俳優で活躍している"ハマケン"こと浜野謙太さんもメンバーの一人でした。音楽的にも簡単に成功したわけではなかったんだと思います。

まぁ、なんだかんだ書きましたが、結局のところ、源くんはたぶんイイ奴で、ファンならずとも応援は続けたいと思っています。結婚しちゃうと今までのようなMCは聞けなくなるのでしょうか?せめて、透明少女だけはこれからも歌い続けてほしいものです。

 

おわり

 

虹の彼方へ

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今週のお題「雨の日の過ごし方」。

雨はあまり好きではない。雨の中を歩いてズボンの裾が濡れてしまうと気持ちが萎える。靴の中に雨が染み込んで靴下までびしょ濡れになると更に最悪だ。学校でも職場でも朝から雨で濡れた日は一日中テンションが下がった。だから、なるべく傘は面倒でも持ち歩くようにしている。けれども、雨が降りそうで降らなかったり、降っていた雨が途中で止んだりするとたびたび傘を置き忘れてくるから困ってしまう。

週末の雨は特に苦手だ。朝のジョギングに行けなくなる。外を走るのが好きだから、ジムでは駄目。毎週やると決めていることがやれないのはなかなかストレスが溜まる。それに子どもたちを外で遊ばせることができない。一人遊びが下手な子どもたちの世話をずっと家の中で面倒をみるのは疲れる。一日だけならともかく、二日以上続くとしんどい。やることがなくなる。せめてコロナ禍でなければ、屋内で遊べる場所を積極的に探すのだけど…。密にならず、お金もかからず、子どもたちのエネルギーを発散させてくれる晴れた日の公園はなんて便利だろうか。

ハズレてほしい天気予報 

でも、雨は天からの恵み。悪口ばかり言ってはバチが当たる。雨の日の良いところと楽しむ方法を考えてみよう。

先日も朝から雨が降っていた。少し雨が弱くなったので、子どもたちと一緒に傘をさして近所のコンビニにまで昼食を買いに出かけることにした。一人で行った方が楽なんだけど、小さな子どもは水溜まりが好きだ。長靴を履かせて「水溜まりに入ってもいいよ」って言ったら、嬉しそうに水溜まりの中を飛び跳ねて歩いた。親バカはそんな光景を見ると雨の日も悪くないなと思えてしまう。

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そういえば、現代の子どもたちはてるてる坊主を知っているだろうか?ドラマやアニメでもてるてる坊主を見かけなくなった気がする。僕は子どもの頃に何度か作った。ソフトボールの試合とか大事なイベントの前日には自分の部屋の窓の外にティッシュを丸めて作ったてるてる坊主を吊るした。てるてる坊主のおかげかはわからないが、雨の予報がハズれるとすごく嬉しかった。現代はアプリの雨雲レーダーで近い時間帯の天気はかなり正確にわかってしまう。とても便利なのだけど、浪漫がなくなった。天気予報はハズレる方が良いときもある。

雨の夜に読むエッセイ 

僕はなぜか夜に聞く雨の音が好きだ。以前、このことを正直に友達に話したら「詩人か⁉︎」と苦笑された。理由はわからないが、夜に雨音を聞くと気持ちが穏やかになる。

最近は穏やかな気持ちの夜にエッセイを読むとさらに気持ちが穏やかになる。エッセイを読むのはブログを始める少し前ぐらいから好きになっていた。著名な作家が書いた本のエッセイではなく、一般人が書いたスマホで読めるエッセイにハマっている。本がダメではないが、休日に落ち着いて本を読むことを子どもたちが許してくれない。本を読み出すと2人の子どものどちらかが「ねぇ、ねぇ…」と話かけてくる。子煩悩にとってそれは幸せなことなのだが、長い文章に集中できない環境なのは確かだ。ゆっくり長い文章を読むことができないとなると短い時間でサラッと読める短い文章を自然と求めるようになる。一般人がブログなどに投稿しているエッセイは短めでちょうど良い。歳を取ったせいだろうか。若い頃に比べて他人に共感しやすくなった。誰かの思い出や感情に触れると、自分の過去を思い出して懐かしく優しい気持ちになる。

少し前にミスチルの曲の歌詞が入ったエッセイを読んだ。そういうのが好きだ。なので僕も一つ。虹は雨がくれる最高のエンターテイメントかもしれない。雨上がりの虹を見ると幸せな気持ちになる。

凍えそうな 雨に打たれて
投げ出してた あの頃さ

I'm walkin'on the rainbow
数えきれない 夢が溢れて
The future in my eyes
wishes come true

 

「虹の彼方へ」

作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

実は今、雨の降らない場所にいる。雲の上だ。仕事でどうしても直接会って話をしなくてはならないシーンが起きてしまい、久しぶりに飛行機に乗った。眼下に広がる雲を眺める。

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オフラインのスマホにせっせと文章を打っていたら、そろそろ目的地に着きそうだ。晴天の中、飛び立ったのに目的地の上空では雨が降っている。

 

おわり

 

読まれるためのブログデザイン

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こんにちは。AKIです。約一週間ぶりの投稿です。投稿の間隔が一週間なのを長く感じるかどうかは書いている人次第なんだと思いますが、半年以上こまめに記事を書いてきた僕にとってはそれなりに長い一週間でした。

じゃあ、一週間もの間に僕が何をしていたかというのは、いつも遊びに来てくれる読者さんたちなら既にお気づきかと思います。

そうです。いよいよ変えました。ブログのデザインを思い切って変えてみたんです。

 

 

今週のお題「やる気が出ない」× はてなブログ

デザインを変えようと思った理由は以前の記事に書きました。

hajimarikokokara.hatenadiary.com

 

余計なカスタマイズを断捨離するのが目的です。散らかったままのデザインがどうにもこうにも嫌で嫌で仕方なかったんです。かなり前からそう思っていたのを騙し騙し続けていたのですが、ついには記事を書く気が起きなくなるところまで来ていました。

几帳面で片付け好きな性格も大概です。他の人からすればどーでも良いところまで、こだわりたくなります。

ただ、ほんの少し言い訳をすると、ブログは自分の部屋みたいなもので、僕らははてなブログというでっかいアパートの中で暮らしているんだと思います。

つまり、僕らがブログのデザインを変えるのは部屋の模様替えみたいなものなんです。(たぶん)

 

 

新しいデザインテーマ

新たに選んだデザインテーマはこちら。

blog.hatena.ne.jp

 

有名な「Innocent」です。人気テーマだけに他の人とかぶりやすくはなりますが、シンプルでシックなデザインに惹かれてしまいました。

今まで使用していたテーマもデザイン性は優れていたのですが、途中から非公開にされてしまったのでサポート面(不具合の改善など)に問題がありました。ですので、今回は公式テーマを選ぶことも考えていましたが、デザインで「Innocent」に勝るものはありませんでした。

それに、作者の半月 (id:waitingmoon)さんは2021年のデザインコンテストでもテーマ「Who」で最優秀賞を受賞されており、「Innocent」意外でも多数実績をお持ちです。サポート面に関して心配は無用だと判断しました。

blog.hatenablog.com

 

カスタマイズにこだわった3点

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カスタマイズ性の高さも「Innocent」の魅力です。カスタマイズで少しでも個性を引き立てておきたいところです。特にこだわった点は3つあります。

  • ヘッダー
  • アクセントカラー
  • フォローボタン

 

今までの雰囲気を残しつつも、新しいものを取り入れるように意識しました。

①ヘッダー

ヘッダーはちょっと遊んでいます。なんちゃってツイッター風です。ツイッターのプロフィール画面を真似てみました。レスポンシブでスマホから見るときだけ表示されるようにしています。

微妙なクオリティですが、伝わりますか?

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②アクセントカラー

色は一番無難な黒を基調にするつもりでしたが、敢えて明るめの緑を選びました。女性からのウケを良くしようという下心も無いとは言いませんが、どちらかと言えばこれも遊び心です。もし気付い方がいたらビックリですが、noteっぽい雰囲気を出してみたかったんです。

noteは使うよりも読むのがメインですが、爽やかなデザインと読みやすいレイアウトが好きなんです。はてなブログとnoteはたびたび比較されることがありますが、どちらが優れているかを語るのはナンセンスで、それぞれに特徴があります。

使い方を考えたときに、写真やイラストを多く入れて書きたいのであればはてなブログ、文章を中心に書きたいのであればnote。と、言った感じです。Microsoftの商品で例えるなら、はてなブログはパワポ、noteはワードといった感じでしょうか。なんとなくニュアンスが伝わると嬉しいです。

話が逸れましたが、noteの雰囲気に憧れて、少しだけ近づけてみたくなりました。

 

③フォローボタン

プロフィール下にあるフォローボタンです。今まではFeedlyもカッコつけて付けていたのですが、僕なんかではまったく効果がないので、今回から「読者になるボタン」と「ツイッターのフォローボタン」の2つに絞りました。

もし、ツイッターのフォロワーを増やしたい方がいらしたら、僕でよければフォロバさせていただきます。フォローするのは誰でも良いのではなく、お世話になっている読者さんなら喜んでという話です。

ツイッターをあまり活用できていないので、知り合いを増やしてもう少し楽しめればと思っています。

✳︎

こだわった点を3つ紹介しましたが、それ以外はほとんどイジっていませんし、これ以上イジる気もありません。元々のデザインが素晴らしいからです。

 

やる気が出ない本当の理由

実は、ブログを断捨離したかったのは几帳面な性格のせいだけではありませんでした。自分のブログを今後どういう風にしていきたいか迷っていたんです。自分が書きたいままに書くか、誰かが読みたいものを意識して書くか、どちらを取るかです。

自分が書きたいように書くのは楽しいです。でも、嬉しいのは誰かに読んでもらえたときです。書きたいように書いていても、僕の書くレベルのものではいつまでたってもたくさんの人に読んでもらうことはできません。

まがいなりにもSEOを考えて書くことは簡単ではないでしょうし、他人に合わせて書くことは妙につまらなそうに思えました。

自分が書きたいものと他人が読みたいものはイコールになりません。プロだってそうなのだから、素人ほどそのギャップは大きいはずです。

結局、僕は結論から逃げるように、せめて誰かが読みやすいデザインに変えることで、自分の心に折り合いをつけました。

✳︎

同じ問題に葛藤する人は多いんじゃないかと思います。でも、今はなんとなく答えが出ています。誰かが読みたいものを意識して書くことは必ずしもつまらない行為ではありません。単に努力して書くことと楽しんで書くことを両立できないでだけで、書く人間の実力の問題です。

人が読みたいものと自分が書きたいものは完全に重なりませんが、たぶん、近づけることはできると思っています。

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最後にお願いです

そんなわけでデザインを新しくした「はじまりここから」をこれからもよろしくお願いします(初めて本文にタイトルを書きましたが、なんか恥ずかしいです)。

心機一転がんばりますが、それに伴い一つお願いがあります。デザインの断捨離は終わりましたが、古い記事の断捨離が終わっていません。散らかった本を棚に並べる作業が残っています。

古い記事の多くは捨てるものが多いはずですが、中にはリライトするものもあります。一度読んだことのある僕の記事が通知されるかもしれませんが、イラっとしないでいてくれたら嬉しいです。

できればしれっと更新したいんです。そんなときでもはてなブログの便利なお知らせ機能がそれを教えてくれてしまうんじゃないかと。ちょっとウザく感じるかもしれませんが大目に見てくださいね。それでは。

 

おわり

 

Dr.STONEと面白い作品が生まれる理由

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ある日突然降り注いだ光で全人類が石化してしまうー

突然何を言い出すのかと思われたかもしれません。けれども中にはピンときた人もいるんじゃないでしょうか。

週刊少年ジャンプで連載中の漫画『Dr.STONE』のお話です。

僕は漫画やアニメにはあまり詳しくないのですが、テレビ番組で紹介していたのをたまたま見ていて知りました。たしか"東大生が選ぶ勉強になる漫画"のランキングだったと思います。

勉強になると聞いて実際にアニメを見た妻と息子が面白いと言うので、僕も見てみたら本当に面白かったという具合です。

 

Dr.STONE

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謎の光によって人類と、なぜか鳥だけが石化してから3700年。文明が滅んだ石の世界、ストーンワールド。

石化から目覚めた天才高校生・石神千空が科学の力で世界に文明を取り戻そうとする物語です。

千空は石化していた3700年もの間、意識を保つためにひたすら秒数を数え続けていました。(拷問を通り越して地獄としか思えないのですが…)

原始時代と変わらぬ何もない世界からのスタート。千空のモノづくりは石器から始まり、火薬や鉄、電気へと進化していきます。

中でも石灰から作り出した石鹸は、病気を治す術がないストーンワールドにおいて、医者代わりのまさにドクターストーン。

 

面白い作品が生まれる理由

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僕は物語の入り口しかまだ見ていないので、先々の展開を知りません。それにしても興味深いストーリー設定ですよね。週刊少年ジャンプは次々と面白い作品を世に送り出してきます。

ここ数年、SNSによってプロだけでなく、素人でも自分の作品を簡単に発信できるようになりました。

はてなブログもそうですし、noteやツイッターなんかもそうです。漫画に限らず、面白い作品は溢れています。

僕は面白い作品に出会うと、なぜその人が面白い作品を生み出せたのか、理由を知りたくなるときがあります。

才能なのか、努力なのか。閃きなのか、経験なのか。その人にとって、面白い作品を生み出すために必要だったものを、面白いことが書けない僕に教えて欲しいんです。

この気持ち、何となくわかりますでしょうか。

 

Dr.STONE 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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アンマー

話は変わりますが、この前の母の日。母親を想う素敵なエッセイに出会いました。そして、そのエッセイにはかりゆし58の『アンマー』が最後に添えられていました。

 


www.youtube.com

 

聴いたことがない人は歌詞を意識しながら、ぜひ聴いてみて欲しいです。号泣間違いなしです。

と言うのも、この曲にはボーカルの前川さんのアンマー(母親)に対する想いと前川さんの半生がギュッと詰まっているんですね。

それはまさに感動のエピソード。不良だった前川青年。何度も彼が困らせたはずの母親は、音楽を進もうとする彼を唯一信じ、応援してくれたのでした。そのおかげで、この曲は生まれたのです。

やっぱり人の心を動かす作品というのは、その人の人生というか、バックボーンがあって生まれるものなんだとしみじみ感じます。

 

そう考えると、才能もなく、平々凡々に暮らしていたら面白いものが書けないのは当然かもしれませんね。

 

なんだか書きながら、書き続ける自信が無くなってきました。

 

おわり