はじまりここから

下手の横好きではじめたエッセイ風のブログです。平凡な日々の中で感じたことを少しだけエモく綴っています。ジャンルはニュースや音楽など。

人生のプレイリストにBUMP OF CHIKENの「なないろ」を

今週のお題「わたしのプレイリスト」。

僕は自信を持って言える。僕の人生はシンプルかつ地味で平凡だ。人に聞かせるような波瀾万丈な物語などは持ち合わせていない。

別に自虐的に言っているわけではない。大した苦労もせず、人並みの幸せを手にすることができている。"人並みの幸せ"の正しい定義はよくわからないけど、たぶん手にしている。だから神様には感謝しかない。「退屈だ」とか言ったらバチが当たる。言いたいことは「これからもどうかよろしくお願いします!」。それだけだ。もちろんこれから先はどうなるかわからない。でも、少なくとも今までは恵まれてきたのだと思っている。

いくら地味で平凡な人生とは言え、毎日のように色んなことは起きる。小さなことから大きなことまで。何かある度に感情は浮き沈みする。楽しいことがあれば嬉しいし、哀しいことがあれば凹む。他人に聞かせるような話はなくたって自分の中では毎日がドラマなのだ。僕だけじゃない。たぶん基本的にみんなそうなんだろう。

自分しか知らない名もなき人生のドラマ。盛り上げてくれるものがあるとすれば、僕にとってそれは音楽だ。ドラマでは毎回、話の盛り上がるところで挿入歌が流れ、結末には必ずエンディングが流れる。同じように僕らは頭の中でならいつでも好きなように曲をかけることができるのだ。

気分がハイのときには元気な曲を。気分が沈んでいるときには静かな曲を。例えば、這い上がりたいとき。昔の若者ならロッキーのテーマが流れるかもしれないし、最近の若者なら紅蓮華が流れるみたいな…。(例えが下手)

その日の気分やシーンにに合わせて選ぶ曲は変わり、曲を流すことによって感情は増幅されていく。気分が落ち着いている日だって、何気なく聴いた曲に突然感情を揺さぶられることもある。音楽の力は絶大だ。

今年は久しぶりにバンプの曲をよく聴いている。新曲を2曲聴いたけどどちらもすごく好きな曲だった。1曲はバンド結成25周年目にリリースされた「Flare」。もう1曲はNHK連続テレビ小説の主題歌「なないろ」

好きなミュージシャンはたくさんいて、好きな曲は数えきれないほどある。それでも、もし自分の人生を本当にドラマ化するときが来るのなら、そのときはバンプの曲を流したい。

上手く説明できるないけど、バンプの曲には人の心を裸にさせるような何か不思議な力がある。曲を聴いている間、まるで本当に自分が何かの物語の主人公になったような気分にもなれるんだ。わかっている。いい歳の大人がかなり恥ずかしいことを言っているのはわかっている。でも、中二病とかバカにするなよ。この気持ちをきっとわかってくれる人はいると思う。


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先程の「なないろ」の動画には実際に感情を揺さぶれたファンのコメントがいくつも寄せられていた。その中から気になったコメントを少し紹介したい。

19年前に「何回ころんだっていいいさ」という曲をリュックにつめてここまで歩いてきたけど、まさかここにきて「転んだ時の起き方を知っていること」も教えられるとはなぁ。 

臆病者の一撃さん

「歯磨きして顔洗って着替えたら、いつもと同じ足で出かけようぜ」って何の変哲もないことを歌ってるんだけど、ここがどうしもようもなくBUMPだし、藤くんだし、尊いんだが。 

もとぅぅさん

うつ病なのかなと思ってついに精神科に行く決意を今日したんだけど、こんな日にちょうどBUMPの新曲が来るとは思わなかった。なんか運命を感じた。僕の生活をどこかで見てるのかってくらい歌詞が沁みてきてもうダメだった…

「躓いて転んだ時は教えるよ 起き方を知っている事」で涙腺がバカになりました これだからBUMPは。

ひとさん

どれも言いたことはすごく伝わる。ちなみに歌詞はツイッターでも公開されている。

僕も以前にバンプの曲で揺さぶられた感情を記事に書いた。自分の大事な人との思い出をバンプの曲と一緒に振り返っている。

あなたは忙しい人かもしれなくて、読むのは面倒に感じるかもしれない。でもね。もしもちょっとだけでも興味が湧くのなら読んでもらえると嬉しい。

hajimarikokokara.hatenadiary.com

「なないろ」は僕の人生のプレイリストに間違いなく加わった。自信を持ってそう断言しておく。

なないろ

なないろ

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おわり