はじまりここから

下手の横好きではじめたエッセイ風のブログです。平凡な日々の中で感じたことを少しだけエモく綴っています。ジャンルはニュースや音楽など。

はてなブログの20周年に思うこと

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はてなブログが20周年を迎えるようです。いや〜おめでたいですね。20周年を記念して特設ページが作られたり、キャンペーン用の特別お題が2つも用意されたり(はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」と「記憶に残っている、あの日」)。いつも以上に運営側にも力が入っているのが伝わってきます。

僕がこうしてブログを書き続けていられるのは紛れもなく、はてなブログのおかげですからこのお祭りにはぜひ参加して一緒に盛り上げていきたいところです。ですが、出されたお題はよく考えるほどに深いテーマです。どうせなら、今度じっくり腰を据えて書いてやろうと思いまして、今回は過去と未来についての話を少しだけ書いてみます。

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20年前の僕は21歳。今の会社に内定が決まり、ホッと一息着いたときでした。当時は就職氷河期の真っ只中。1人で50社以上受ける友人もざらにいましたから、あの頃の僕はとにかく早く内定をもらい、就職活動を終えたくてなりませんでした。いま振り返ると将来に関わる大事な選択をずいぶん焦って決めてしまったものです。

まるで夏休みの宿題をさっさと終わらせ、早く遊びたくて仕方がない子どものように、残された学生生活を満喫することしか、頭にはなかったのです。

今の生活はそれなりに満たされていますので、その時の選択は決して間違いではありませんでした。けれども、その時にはたくさんの選択肢が存在していたのは確かであって、結果は同じであっても、将来のことをもう少し真剣に考えた上で、今の正解の選択肢を選べれば良かったなと思います。

では翻って、今また20年後の将来を考えられているかというと決してそんなことはありません。人間は簡単に成長しませんね。

20年後の僕は61歳。還暦を過ぎ、今の会社のルールでは定年後の生活をスタートさせるタイミングです。このままで行けば60歳で仕事をリタイアできるほど、お金に余裕があるわけはないので、何らか仕事は続けるとして、自分が将来どんな生活を送りたいのか、ビジョンが持てずにいるんですよね。

ところで『人生の楽園』(テレビ朝日系列)という番組を知っていますか?夫の定年後に自分の故郷で農業を始めた夫婦や、妻の趣味が高じてパン屋を開店した夫婦など、第二の人生を歩む夫婦の姿を取材した番組です。DIYが得意な義父の影響で僕もたまに見るようになりました。

まぁ、「第二の人生」や「セカンドライフ」と呼べるほど大胆なことはできないまでも、やりたいことは今のうちから見つけて準備しておかないと、いざ歳を取ってからでは間に合わないのは明らかでしょう。お金を貯めておくことは大事ですが、何をやりたいか考えておくことも重要なんだと思います。

また一方で、20年後の世界がどうなっているのかも想像できないんですよね。案外、今と大きく変わらない気もしなくはないですが、自分が気付いてないだけで世界は猛スピードで変わっている気がします。

ネガティブなところで言えば、地球の環境破壊によって今まで聞いたことがないような大きな自然災害が毎年のように世界中で絶えず起きています。他人事ではないですが、SDGSなどの取り組みでどこまで進行を食い止められるか、それによって僕らが未来で住む環境も大きく変わってくるはずです。

また、ポジティブなところで言えば、科学の進歩は今も目覚ましく、AIとの掛け合わせなどによって色んな技術が生まれようとしています。

例えば、今は世界一周旅行が最高の贅沢かもしれませんが、20年後には宇宙旅行がその上に来ている可能性は十分あり得ます。それに移動手段も船や飛行機ではなくなっているかもしれません。最近では「高速二地点間輸送」と呼ばれる構想があるそうで、実現すれば宇宙空間を経由することによりニューヨークからパリを30分で移動できるようになるようです。

他にも、微生物が石油の代わりに素材を作ったり、植物から牛乳そっくりの飲み物を作ったり、面白くて信じられないような技術がたくさん生まれてきいて、僕らの未来の生活にそれらが確実に溶け込んでいるわけです。

つまり、今の知識だけであれこれ未来を想像していても、まったく見当違いな世界がやってくる可能性があるわけです。それでは自分の将来を正しく描くことはできません。これからは今ある常識の延長線上でやりたいことを考えるのではなく、新しく生まれてくる技術の知識も掛け合わせていかなくては、輝かしいセカンドライフを迎えられのではないかと思っています。

あなたは20年後の自分と、そして世界を正しく想像できていますか?

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少し前に義父の畑で野菜を収穫しました。将来、畑を趣味にできる自信はありませんが、生まれてくるだろう孫にも土に触れさせる経験を与えてあげたいと思ってしまいます(笑)。

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おわり