はじまりここから

下手の横好きではじめたエッセイ風のブログです。平凡な日々の中で感じたことを少しだけエモく綴っています。ジャンルはニュースや音楽など。

僕は大好きなこたつをやめた

f:id:aki800:20201214055037j:plain

いよいよ涼しくなってきた。急に寒くなると冬の準備でバタバタするから大変だ。慌てて冬服を衣装ケースから引っ張りだし、リビングのラグを夏物から冬物に変えた。終わらない夏のせいで秋の始まりはいつも曖昧だ。秋は突然やってきて、すぐにまた冬にバトンを渡してしまう。

冬を前に思うのは我が家からこたつが消えたことだ。数年前までは当たり前に使っていたこたつ。マイホームの購入を機にこたつをやめることにした。

こたつの厄介なあるある

何もこたつが要らなくなったわけではなかった。冷えた体をつま先から暖めるのに、こたつよりも最適な暖房器具を僕は知らない。むしろ、こたつが大好きである。

しかし、こたつは快適な反面、厄介な性格を持ち合わせている。そのことに気付いてから、こたつを手放すべきではないかと思うようになった。

せっかくだから、こたつをやめた理由をココに書き出してみようと思う。自分の判断が正しかったどうかの再確認にもなる。例えば、あるあるネタ風に振り返ってみるのも悪くないかも知れない。きっと、僕以外にも同じような人がいるはずだ。

f:id:aki800:20211016060038j:plain

入ると動けなくなる

あと5分だけ。気付けば『あと5分』を何度も繰り返している。当たり前だけど、こたつは部屋の中を暖めてくれるものではない。こたつの中だけが暖められる。中に入っていれば暖かいけど、出た瞬間に寒い。こたつから出るには強い意志が必要なわけだ。

いつの間にか寝ている

「ヤバ、いま何時⁉︎」夜中に慌てて目を覚ます。人間の体は温まると眠くなるようにできているらしい。こたつに入っているといつの間にか、うたた寝をしてしまうものである。

足の踏み場がなくなる

「せまっ、歩きづらいわ!」家族で入るサイズになると、こたつもそれなりの大きさが必要になる。テーブルはもちろん、布団も大きい。狭い部屋ではこたつがスペースを占領しがちだ。

掃除が面倒になる

『メンドイ…』こたつは掃除機をかけるたびに布団を捲り上げる必要がある。この一手間が意外に面倒くさい。しかも、布団の上には食べカスや髪の毛が溜まりやすく、布団もときどきは干さなくてはならない。

探しものが増える

「これ、〇〇じゃん」。こたつの上で何かしているうちに、小物が布団の中に紛れ込んでしまうことがある。こたつの中から探し物が出てきた経験は一度や二度じゃないはずだ。

消し忘れが心配になる

「どうしよう、ちゃんと切ったかな〜」。こたつの電源はコンセントからではなく、スイッチで切ることが多い。慌てて家を出た日はスイッチを切った記憶が飛んでしまうこともある。万が一火事になったら大変と不安になってしまうものだ。

臭いがこもりやすい

「なんだこの臭い」。友人宅での出来事。こたつに入ろうと布団を持ち上げるたびに何かが臭う。しかもバッドスメル。臭いの原因はどうやら友人の足だったようだ。こたつにはこんなリスクがあるのだと知った。

こんな感じでこたつは便利であるが、マイナスな面があるのは確かだ。そこで僕は新居に移るタイミングで、愛すべきこたつを手放すことに決めた。

部屋を暖めるエアコンを選ぶ

ちなみにこたつの代わりはエアコンで補うことにした。僕の住む温暖な地域ではエアコンだけでも十分足りる。

石油ヒーターに比べれば暖まるまでに時間はかかるものの、エアコンなら燃料の補充は要らないし、オイルの臭いも気にならない。空気が乾燥するのは苦手でも、こたつと違って部屋全体を暖めてくれるのだ。

f:id:aki800:20211016043942j:plain

暖房を考えてエアコンを選ぶときの注意

ただし、エアコンで注意したいのは、エアコンは一般的に暖房能力が冷房能力に比べて弱い。購入するときに冷房の畳数だけで選んでしまうと、暖房時に「効きが悪い」ということになりかねない。以前、ダイキンの営業マンがそう教えてくれた。

ついでに言うと、エアコンには外気温が7℃(室温20℃)のときの能力を示す「暖房能力」と外気温2℃のときを示す「低温時暖房能力」がある。寒冷地の場合は低温時暖房能力をよく見て購入すべきだそうだ。

営業マンに勧められるまま、リビング用にダイキンのエアコンを買った。この前の機種にあたる「うるさら7(セブン)」を使っている。

まぁ、エアコンだって、クリーニングとかマイナスの面は挙げようと思えばいくつもある。だけど、家の中でのパフォーマンスを高めるために、こたつはない方が良いと判断した。特に子どもはこたつに入るとなかなか出てこなくなるしね。老後になったら、またのんびりとこたつに入りたいと思っている。

 

おわり