はじまりここから

下手の横好きではじめたエッセイ風のブログです。平凡な日々の中で感じたことを少しだけエモく綴っています。ジャンルはニュースや音楽など。

靴下と平成レトロ

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今週のお題「お気に入りの靴下」。

自分には書けないテーマと思い、一瞬スルーしそうになってやめた。よく考えてみると、他人の靴下を観察していることが案外多い。しかも男女問わず。

「彼の靴下はマジかっこいい」とか、「彼女の靴下はスゲェそそるわ」みたいなのはない。単に、電車で正面に座っている人や靴箱で履き替えている人の靴下につい目が行ってしまう。

なぜか?「オシャレは足下から」と言うのは正しいのだろう。きっと僕は無意識に品定めをしている。「この人は大丈夫かな?靴下が変じゃないかな?」って。服装に合わない靴下を履いているだけで、全てが野暮ったく見えてしまうのだ。

例えば、ショートパンツとふくらはぎ位まであるクルーソックスを組み合わせている男性。膝下の中途半端感が気持ち悪い。くるぶしまでのアンクルソックスを履くか、せめて足首までのショートソックスを履いて欲しい。(スケーターと一部のオシャレな人を除き)

反対にスーツとアンクルソックスを組み合わせる男性。フォーマルなのか、カジュアルなのか、アンバランス感が絶妙に気持ち悪い。

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女性なら、仮にキレイ目なブーツの下から絵柄が入った可愛らしい靴下が出てきたらどうしよう。正直言って、萎えてしまう。まぁ、実際に見たことはないけど。

ずいぶん意地の悪いことを書いたが、あくまで僕の主観である。所詮は若い頃に得た価値観に基く評価なので、現代のファッション感覚に馴染むものかはわからない。もしかしたらダサいのは僕の方なんだろう。

平成レトロ

先日、90年代に流行ったルーズソックスのブームが再燃しているというニュースが目に止まった。
news.yahoo.co.jp

懐かしい気持ちになって読んでみたが、実際にはタイトルで書いてあるようなブームが再燃しているのではなく、若いインフルエンサーたちが「平成レトロ」を前面に押し出して、ブームをつくろうとしているようである。

別にそれを良くも悪くも思わないが、自分が若者だった平成の時代も、いよいよレトロと呼ばれ、懐かしまれるようになったんだと感じる。レトロはもはや昭和以前のものではないらしい。

しかし、最近になって思うのは、音楽やファッションなどの価値観は年齢を重ねてもほとんどアップデートされていかない。当時カッコよかったものは今もまだカッコいいままで、好きの基準は若いときから大きく変わることはない。そうやって少しずつ時代の流行りとズレていくのだろう。

今、僕の手持ちの靴下の中に具体的なお気に入りの靴下はない。強いて言えば、90年代に流行った靴下こそが僕のお気に入りなのである。

 

おわり