僕はお金の匂いがするゴルフがキライだ
「アカーン!」。打った瞬間、僕の心の中の宮川大輔が叫んだ。
なぜ、止まっているだけのボールを真っ直ぐ打てないのか?
思い通り飛ばないボールに僕の心はいつも怒りと羞恥心で溢れている。
#今週のお題「告白します」
良い機会なので声を大にして言っておきたい。僕はゴルフがキライだ。普段なら絶対に大声を出して言えることではない。僕のまわりにもゴルフの愛好家は多い。
ただ、僕がゴルフをキライなのには理由がある。ブログならその理由も一緒に説明できるので書くに至った。読んでくれている人の中にゴルフ好きの方がいたら、申し訳ないけど怒らずに聞いて欲しい。
告白#1 僕はゴルフが死ぬほど下手だ
昨日、数ヶ月ぶりに打ちっ放しの練習場へ行き、自分の下手さ加減に改めて嫌気がさした。
僕はあまり運動が得意な方ではない。過去にやってきたスポーツを冷静に評価してみても、努力しなければ「中の下」、かなり努力しても「中の上」ぐらいにランク付けされるが関の山だろう。
正真正銘の運動音痴ではないとは信じているが、ことゴルフに関してはすこぶる相性が悪いらしい。
決して努力は怠っていない。動画を見ながら何度も素振りをしたし、練習用の器具だって色々買って試した。それなのに一向に上手くなる気配がない。
最初が肝心だと思い、やり始めてすぐはティーチングプロにも習ってみた。iPadなどの機器を駆使しながら懇切丁寧に教えてくれたのだが、そんなプロの力を以っても僕を満足に上達させることができなかった。
講習を重ねるうち、どうしようもないダメ生徒だけに向けられる、プロからの冷ややかな視線を感じるようになり、耐えきれなくなった僕は途中で逃げ出した。高額な講習料を払い、10回分の講習を受ける権利を獲得したのに最後の1回はずっと使われないまま財布の中で今も眠っている。
これまでゴルフの練習のためだけにお金をいくらかけたのだろうか?実は僕は何十回と練習場に足を運んでいるくせにラウンドに出たことがない。
「練習場でボールがまっすぐ飛ぶようになったらラウンドに出よう」。そう思ったまま、何年もの間、ゴルフ場デビューが叶わぬ夢と化している。
ゴルフクラブまで揃えたのに、これじゃあ、まるで"丘サーファー"だ。恥ずかし過ぎて、友達すら練習場に誘ったことがない。練習場ではいつも孤独と戦っている。それが上達を遅らせ、楽しさを奪っていることを気付いているくせに…。
こんなに僕を悩ますゴルフが僕はキライだ。
告白#2 ビジネスと縁が切れないゴルフが苦手だ
僕がゴルフを始めたのは今から3年前のこと。たいていみんな20代か、遅くても30代前半ぐらいに始める人が多いと思う。けれども僕はだいぶ遅めの37歳の頃だった。
急に始めたのには何か特別なきっかけがあったからじゃない。いよいよサラリーマンのプレッシャーに負けたからだ。サラリーマンはゴルフができないとダメ。そんな見えない同調圧力に37歳にして僕は屈した。
もちろんゴルフができないと出世できないとか、ゴルフができないと仕事が取れないなんてことがあるかと言えば、少なくとも僕の会社ではない。今日日、そんなノリは古い気もする。
ただ、それでも当たり前のように接待ゴルフは存在していて、社内社外問わずコンペがある。これまではどうしても必要に迫られるシーンがなかっただけで、まわりのみんなはゴルフをしていた。ゴルフだけはたとえ平日でも仕事として認められるのだ。
そして、ゴルフの話題が出た瞬間、僕は硬直してしまう。社内ならそれでも構わないのだけど、相手がお客さんならそういうわけにはいかない。全神経を集中させ、相槌だけを打ちにいく。この時間がたまらなく辛い。
しかし、なぜ接待にはゴルフなんだろう?スポーツはたくさんあるのに、なぜゴルフだけが特別な存在なのか?
理由は何となくわかっている。他のスポーツほど激しい運動を伴わず、遊びレベルなら体型や年齢を問わない。少人数で長時間ラウンドを回るから親密な関係もつくりやすい。そんなところだろう。
それはわかるが、どうしても経営者とか政治とか、偉そうな人間がこぞってやる雰囲気があるのが好きになれない。
僕はゴルフがキライと言ったが、純然たるスポーツとしてのゴルフがキライなわけじゃない。スポーツの中に人間関係の縮図が見えてしまうのが嫌なんだ。
ゴルフは本当に紳士のスポーツなのか?
結局のところ、僕がゴルフをキライな背景には自分がとヘタという身勝手な理由がある。しかし、それは理由の一つに過ぎず、全てではない。
問題は経済活動や政治活動の親睦ツールとして偉そうに存在している感じのゴルフが嫌なんだ。
腹の出た金持ちがやっているイメージのゴルフに僕はなんの憧れも抱かない。ゴルフは本当に紳士のスポーツなのか?僕が憧れる紳士の大人はそんなんじゃない。だから、僕はゴルフがキライだ。
かっこいいロックな大人の男
ブログはできる限り否定的な発言を控えようとしているだけど、今日はネガティブ発言を多く放ってしまった。
本当はグチグチ文句を言わずに「俺はゴルフやらないっすから」そんなスタンスを堂々言えるアウトローな強さが欲しい。
そこで、今日はかっこいいロックな大人の男、チバユウスケのThe Birthdayから一曲。『涙がこぼれそう』。
(少し古い映像だけど、チバさんかっこいいな~。)
ゴルフ好きな方が不快に思われたら申し訳ない。でも、きっと同じ思いをしている人は少なからずきっといる。
僕だって本当はゴルフが好きになりたい。でもどうしても上手くなれない。こんな可哀そうな僕に免じて、今日だけは許してほしい。
誰か僕にゴルフが上達する方法を教えて!!
おわり
遠くなった僕の東京
「会って話をしよう」この先そんなシーンがどのくらい必要とされるんだろうか?最近はそんなことをたびたび考えている。
お題「#この1年の変化 」
まだ2月だというのに1年を振り返るというのは不思議な気分だ。ただ、新型コロナウィルスが流行りはじめてから、もう1年が経つんだと気付かされる。
この記事を書く3日前、日本でも医療従事者を対象にワクチンの接種が始まった。アルコールとマスク、時短営業と外出の自粛。これまでの守り一辺倒から、ようやく攻めに転じ始めたんじゃないかと感じる。
すぐに状況が改善されることはない。そんなことはわかっている。けれども、ゴールがぼんやりと見えてきたことは確かで、コロナが収束した後の生活のことを少しずつ意識するようになってきた。
幸いなことに僕はこの1年、コロナによって大きなダメージを受けずに済んでいる。ダメージはゼロではないけど、世の中にはたくさん苦労している人がいることを考えれば間違いなく恵まれている方だ。贅沢を言っちゃいけない。
それに案外悪いことばかりでもない。家でも堂々と仕事ができるようになった。妻に代わって子どもたちのお迎えに行くことができる。PCの勤怠管理画面から「外出」ボタンをポチっと押すだけでいい。それで仕事は一時中断される。帰ってきて、今度は「戻り」ボタンをポチっと押す。そこから仕事は再開される。いつもできることはでないけれど、すごく便利な機能だ。
こんな風にコロナの副作用が、働き方に大きく変化をもたらしたのは事実。しかし、同時にそれが嬉しくないことでもあった。僕にとっては、とりわけ東京が遠くなったことが寂しい。住む場所が変わり、東京から距離が離れたという意味ではない。東京に行く機会が極端に少なくなり、東京の存在が遠くなったという意味だ。
僕の職種は営業。営業はいつも顧客のいるところを回り歩いているイメージが強いけど、僕が顧客を訪問することはあまり多くない。担当している企業が少ないことと、顧客の大半が東京にいるためだ。
僕の職場は静岡にある。したがって、顧客を訪問する、イコール、出張になる。毎日出張するわけにはいかない。それでも平均して週に1日、多いと週に3日ぐらいまでは出張することがある。いや、厳密には"出張していた"が正しい。
この1年の間に2度の緊急事態宣言が発令された。一時はGoToトラベルが盛り上がるなどもしたが、県外をまたぐ移動は現在も自粛ムードが続いている。
去年の3月頃から出張申請は役員決済になった。東京に行くとなると、まわりの同僚や家族もいい顔をしない。それ以前に顧客の大半が出社を控えるようになり、会う相手がいなくなった。
おかげで今はリモートでの商談が代わりの定番になっている。残念なことに、ほぼこれで事足りてしまう。電話と違って、同じ資料を見ながら話せるのは大きい。現物を見せる必要があれば先に送っておくこともできる。
移動が伴わない分、スケジュールを合わせやすくなった。高い交通費も払わずに済む。今までさんざん会って話すことを大事にしてきたのに、リモートで済まされてしまうのは複雑な気分だ。
これがいわゆる日本企業の生産性が低いと言われる所以なのか。僕は仕事をしたつもりになって必要のない時間とお金を移動にかけていただけなのかもしれない。なんだか自責の念に駆られそうになる。
強いて言えば、リモートは実際に会って話すときと違い、その場の空気までは共有できない。相手の微妙な感情の変化やニュアンスを感じ取りにくいのだ。つまり、会話の中で行間を読むことが難しい。
それにリモートの場合は会話が必要最低限の内容に限定されやすく、本題の前後にあそびがない。一見、無駄のように思われる談笑の時間もコミュニケーションとしては大切だ。
問題はそれらが定量化できないことにある。必要なものではあるんだけど、どのくらい必要性があるものなのかをわかりやすく数値で表すことができない。
プライベートの遊びや旅行であれば問題ないんだろう。けれども、ビジネスにおいてはそうもいくまい。リアルをどこまで重視するかは会社によっても、個人によっても考え方が違うはずだ。
正直なところ僕はまだよくわからない。「会って話をしよう」この先そんなシーンがどのくらい必要とされるんだろうか?しばらくの間、そのことを考えなくてはならなそうだ。
僕は田舎者。恥ずかしい考えを持った田舎者。東京には憧れているけど、東京に住みたいとは思わない。まわりの同じ田舎者よりも、少しだけ東京を知っていたいだけの田舎者。
つかず離れずの関係が望ましい。学生の時もそうだった。一人暮らしの場所に選んだのは東京ではなく、横浜。横浜から東京へはよく遊びに行った。渋谷、原宿、代官山。田舎者はそこに行くこと自体がステータスだった。
社会人になると、学生とは違うビジネス街を歩くようになった。品川、新宿、日本橋。おかげで今は複雑な地下鉄も迷うことなく乗れてしまう。
僕は東京と今までと同じ距離感を保ちたいんだけど、この先どのくらいのペースで東京に行けるんだろうか?
コロナが収束したとき、コロナが流行る前と同じように高い対価を払ってまで実際に会って話すことにどこまでの価値を見出せるのか、今はまだよくわからない。
****
僕の好きなバンドの中にthe band apartというバンドがいます。日本のロックバンドなんですが、楽曲がおしゃれでセンスの塊みたいなバンドです。今日はthe band apartから1曲紹介させてもらいます。
曲名は『明日を知らない』。書いた記事の内容と歌詞が結びついているわけではありません。なんとなくで選びました。
残念ながらこの曲の動画がなかったので他の曲にはなってしまいますが、『the band apart』の名前だけでも覚えてくれたら嬉しいです。ぜひ雰囲気を味わってみてください。
明日を知らない
僕の住む世界に
答えも無く
横たわる未来永遠なる事など
成し得ない日々の中で
愛しさに泣くのは-the band apart 「明日を知らない」-
作詞:the band apart
コロナが収束した後の世界がどうなるかを僕は知らない。
でも、これ以上、東京が遠くにならないことを願っている。
おわり
家でつくるスミフルのチョコバナナ
「しばらくチョコバナナを食べていないなぁ」。
最近はチョコバナナを食べていないことに先日ふと気付きました。
それもそのはずです。昨年はコロナのせいで、お祭りが軒並み中止になりました。
別にチョコバナナがめちゃくちゃ好きとかいうわけではないんです。
ただ、夏の風物詩みたいなものなので、食べられないとなんだか寂しく思うんですよね。
そんなわけで、この前のバレンタインの夜に子どもたちと一緒にチョコバナナをつくりました。
せっかくだから昼にスーパーで買ったマシュマロも付けようと思って、参考にしたのがスミフルのマシュマロチョコバナナ。
うっかり写真を撮り忘れてしまいましたが、なかなか美味しかったですよ。
「甘熟王」で有名なバナナのスミフルのサイトです。
以前もスミフルが紹介していたチョコバナナをつくったことがありまして、そのときは串の代わりにバナナにプリッツを刺してつくったんですよ。
プリッツはグリコのプリッツです。
説明するまでもありませんが、串の部分まで食べられるし、不要なごみが出ない。味もチョコの甘みとプリッツの塩味の組み合わせがなかなか絶妙でした。案外これはよかったです。
今回はまったく自分らしくない記事になってしまいましたが、今週のお題につられて見切り発車してしまったのでこれぐらいで良しにしたいと思います。
そもそも今週のお題はいつもに増して他の方の記事が良質すぎて、全然勝てる気がしません。
僕が読者登録している方たちの中でも、自分で手作りしたチョコのお菓子や素敵な奥様が作ったケーキの紹介などが素晴らしすぎて…。
他人と競っているわけではないですが、書く前から戦意を喪失していましたね。
そういえば、チョコレートではありませんが、先日も珍しくお菓子のようなパンの記事を書いていましたので、読んでいない方には読んで頂けたら幸せです。
hajimarikokokara.hatenadiary.com
おしまい
青のSP-学校内警察は意外にアリだと思った
学校内に警察官が駐在し、トラブル対応や予防活動を行う制度が導入されるとしたら、あなたはどう思いますか?
もちろん現実の話ではなく、ドラマの中のお話です。2021年1月よりフジテレビ系列の火曜21時枠で『青のSP-学校内警察・嶋田隆平-』の放送がスタートしました。
どういうわけか、小2の息子がこのドラマにハマっています。ちなみにこの先にはドラマの一部ネタバレも含んでるのであしからず。
あらすじ
あらすじを軽く説明します。まず、東京都で公立中学校にスクールポリス制度を試験的に導入されることが決定します。日本初のスクールポリスとして、住浜区立赤嶺中学校に配属されることになったのが、警視庁捜査一課の刑事である主人公の嶋田隆平。嶋田が赴任すると、それまで表向きはごく平凡だった赤嶺中学校で、次々と騒動が起こりはじめます。これまでに5話放送されていますが、昨今問題視されている社会問題がどの回の話にも盛り込まれていました。
- 話 SNSによるネットリンチ
- 話 マタニティハラスメント
- 話 危険ドラッグ
- 話 逆セクハラ
- 話 外国人いじめ
基本的に一話完結の構成になっていますが、嶋田がスクールポリスを志願したのには特別な理由があり、彼の一貫した行動が物語を繋いでいきます。
嶋田には死に別れた恋人がいました。以前まで赤嶺中学で音楽教師をしていた小川香里です。
彼女が死に至った経緯に不可解な点を感じた嶋田は彼女の死の真相を探るため、スクールポリスとして学校に潜入したのでした。
今日の6話では、彼女の死に深く関与したとされる重要人物が登場する模様です。どうやらその人物は同じく元は赤嶺中学の教師だったようですが…。これからの展開が気になるところです。
キャスト
主演は藤原竜也さん。ヒロインは真木よう子さん。
昨日見たバラエティ番組で「映画『ジョーカー』のジョーカー役をもし日本の役者が演じるなら誰?」というアンケート形式のクイズで一位に選ばれていたのが藤原竜也さんでした。3時のヒロインのかなで曰く、"怪演"でイメージするのは藤原竜也さんとのこと。
放送まであと1時間❗️
— 今夜9時 第6話放送 青のSP(スクールポリス)ー学校内警察・嶋田隆平ー 【公式】 (@bluesp_tue21) January 12, 2021
本日最後のカウントダウンは
やはりこのお2人‼️
息ぴったりの #藤原竜也 さんと #真木よう子 さん😍#みなさま準備はよろしいでしょうか#リアタイツイートお願いします!#ハッシュタグは#青のSP#青のスクールポリス#スクポリ pic.twitter.com/vwzVYqDdJZ
ヒロインの真木よう子さんと言えば、以前も同じく"SP"のドラマに出演していました。スクールポリスではなく、要人の警護を行う私服警官のSPの方です。V6の岡田准一さん主演の『SP 警視庁警備部警護課第四係』は面白くて映画も観に行きました。
感想
かなり私的な感想です。冒頭で書いた通り、見始めたきっかけは息子です。今でも彼がハマった理由はわかりません。小2が見て面白いのか甚だ疑問です。敢えて聞いていませんが、何か思うところがあったのでしょう。
そもそも小2に見せるには刺激が強すぎる内容だとお叱りを受けそうですが、大人の勝手な決めつけで、子供の意思を無下にはしたくないという気持ちがありました。
とは言え、心配ではあるものですから、一緒にドラマを見て様子を見守ることに決めたのです。まぁ、少々大袈裟な言い方になりますが。
ただ、実際見てみるとそこまでシリアスなシーンや過激なシーンは多くありませんでした。展開が比較的早くアッサリめな印象が強いので、逆にそれを物足りなく感じる人はいると思います。
ですので、重い雰囲気のドラマを期待した人にはあまり向かないかもしれませんが、軽い感じで見たい人にはおすすめです。
おまけ
最後に学校内警察(スクールポリス)制度について少し真面目に考えてみたんですが、個人的には意外にアリかなと思っています。
本人たちの意思とは関係なく、昔と比べて学校の先生たちは威厳を失いました。特に公立の小中学校では良く悪くも生徒を厳しく叱れる怖い先生はもうほとんど残っていないのではないかと思っています。教育現場に詳しいわけではないので、僕の間違った認識かもしれませんが、時代がそういう方向を選んだことは確かなはずです。(素晴らしい先生がいなくなったという意味ではないです)
昨年、息子の授業参観に行くと1人の子の机だけ不自然なほど周りの子から離れて並べられていました。
後から事情を知ったのですが、その子はなかなかの問題児で授業中に平気で教室の中をウロウロ歩いたり、周りの子にも危害を加えることがある子だったようです。
先生の言うことなどほとんど聞かず、その子を躾けることが難しいと思った先生は少しでも被害を軽減しようと周りの子と距離を取らせたんですね。
しかし、その子は当時小1でした。グレ始めた高学年の子ならまだしも先生がわずか7歳の子の授業中の行動も抑えられないことに正直驚きました。
けれども、職場の人たちなど話を聞いたりすると今はそれが珍しくないことなんだと知りました。
勝手な想像ではありますが、今後先生たちの役割は昔のようにオールマイティに何でもこなすことではなく、徐々に分業化されていく気がします。部活の顧問は全て外部の人間を雇うようになったり、ITの専門家が各校に配置されていったりするなど。
そうなると校内の風紀を守るための業務を警察にアウトソーシングするのも一つの手だと思いました。
すごく極端で強引なやり方に思えるかもしれないけど、もしスクールポリスが藤原竜也ではなく、こち亀の両津勘吉みたいな警察官だと想像したら、案外気楽に受け入れらそうな気がしませんか?
でも、女性はイケメンの方が良いですかね笑?
おわり
僕はなんて思えばいいんだろう
珍しく毎日更新していたブログ。5日連続は僕の中では過去最長。残念ながら昨日で記録はストップしたけど仕方がない。それだけ大変なことが起きてしまった。
2月13日の23時過ぎ、体に揺れを感じ目を覚ました。僕は起きるのが早いが、寝るのも早い。
寝ぼけながらも揺れが落ち着いたところでスマホに手を伸ばした。なんとなく嫌な予感がする。開いたYahooのトップ画面には福島県沖で震度6度強の地震が発生したことが示されていた。
本来であれば、今日僕は福島県へ出張するはずだった。福島県には大事な協力会社の工場があり、ほぼ毎月のように訪れている。
今回のようなケースは初めての経験じゃない。約10年前の東日本大震災のときも経験していた。認めたくはないが、3.11のときに感じた気持ち悪い揺れ方に今回の揺れはどことなく似ていた。
慌てて詳しいニュースを調べようとしたが、さすがに発生直後では十分な情報など集まってきていない。「それならツイッターだ」と思ってアプリを開いたが、表示されるのはツイートの件数のみ。混戦していて肝心な内容が表示されない。
やむを得ず階下のリビングに行き、テレビをつけた。どの局も緊急ニュース一色になっている。そりゃそうだ。チャンネルを色々まわすと地震発生時の地方局内の様子や震度が大きかった地域の道路状況などが映し出される。地震があったのは東京も同じで、アナウンサーがヘルメットを被りながら固い表情で原稿を読み上げていた。
しばらく見ていると、とりあえず津波の危険がないことはわかった。まだ情報収集中とはいえ、大きな人的被害が出ている様子はない。原発の今のところおかしな動きは確認されていないようだ。ひとまずほっとした。
そのあとは午前1時過ぎに気象庁が記者会見が開かれるというテロップが流れ、菅首相が官邸入りする姿が映った。
詳しい被災状況が気にはなったが、このまま起きていても満足のいく情報がいつ入るかはわかならないし、安心できる保証もない。それに次の日は日曜だけど普段のように休んではいられないだろう。とにかく体を休めるために寝ることにした。
少しして眠りにつけたものの、目を覚ましてもすぐに布団から起き上がる気力がない。いつもなら起きてすぐにブログを書き始めるのが最近の習慣になっている。けれども昨日は書く気分になれなかった。少なくとも協力会社の人たちの安否を確認するまでは書く気になれなかったし、途中で起きたダルさもあって書く元気もなかった。
次の日は予想通り、被災状況や安否を心配する取引先からの問い合わせ対応に追われた。家族で公園へは出かけたが、大半はベンチで過ごした。僕自身もそうだが、取引先もみんな災害明けの確認作業に慣れている。今回の地震に限らず近年は災害が多い。その度に毎回決まった質問が繰り返される。できればこんなものは慣れたくないのだが…。
気を遣ってこちらから連絡するまで、連絡を待ってくれた取引先もいた。僕自身も本当は朝すぐにでも協力会社の担当者に電話をかけたかったが、はやる気持ちを抑えた。家庭のことで手一杯で仕事どころじゃないかもしれない。
しばらくは待った。が、しかし、協力会社からの連絡が一向に届かなかったため、結局ら「大丈夫そうなら連絡を欲しい」とこちらからショートメールを送った。すると、しばらくして連絡があり、出社して被災状況を確認してくれていることがわかった。事務所は棚などが崩れてかなり散乱していたものの、工場の大事な設備などは無事だったようだ。
その報せを聞き安心した一方、相手が被災して大変なときに仕事のことを気にしてしまう自分に嫌悪感を抱かずにいられない。
人として、今は人的被害のことだけを心配するべきじゃないだろうか。それでも仕事への影響をつい探ってしまう。そんな風に考えること自体が逆に偽善的にも思えてくる。自分に限った話ではないが、いつもこんなときに僕はなんて思えばいいのだろうか。まぁ、僕がどう思うと何が変わるわけではないのだけども…。
午後の2時過ぎになり協力会社の全従業員約150名の無事が確認された。
とにかく安心した。そこからは宿泊を予定していたホテルの予約をキャンセル。少し落ち着いたので朝書けなかったブログを少しだけスマホから書き始めてみたが、どっと疲れが出てすぐにやめてしまった。昨日はブログを更新できぬまま、今日に至る。
一旦は落ち着いたが、まだ油断できる状況じゃない。1週間程度は特に大きな余震に注意しなくてはならない。そして、それは今回被災した地域に限らず、他の地域でも明日地震が起きない保証はない。僕の住む地域も同じ。
今やれることといえば、災害対策をきちんと備えておくことだろう。僕も防災グッズをもう一度見直しておこうと思う。
地震などこの世から無くなってくれればいいのに…。この記事を読んでくれた皆さんもくれぐれも地震などの災害にお気をつけください。
おわり
「世界で一番大きい鯛焼き」を売る鯛焼き屋さん
祝日の昨日は天気も良かったので遠くの公園まで足を運ぶことにした。久しぶりの長いドライブ。去年完成したばかりの公園には新しくて大きな遊具がいっぱいある。初めて見る遊具に子どもたちは大はしゃぎ。お昼前から思いっきり遊んで、少し早めの14時過ぎには帰路についた。
車に乗ってしばらく走ると、昼食を軽くしたせいか、小腹がすいてくる。気付けば15時。おやつの時間だ。途中で寄れるおいしそうなお菓子のお店を妻が探す。しばらく待っていると、世界で一番大きい鯛焼きを売る鯛焼き屋さんを見つけたようだ。
店の名前は「丸子峠の鯛焼き屋」。場所は静岡県静岡市。山に位置しているが国道のバイパスから少し入っただけの場所にある。
到着すると、昔ながらな雰囲気の店構え。「世界一のたいやき」というのぼりが何本も立っていた。店の前には鯛焼きを食べる年老いた男性が座っている。
お客だと思ったら、店主だったらしい。「世界で一番大きい鯛焼き」を生み出した張本人だった。僕らが店の前に立つと、気さくに声をかけてきた。
焦げてしまった鯛焼きをくれたり、ダイス状のチョコレートをくれたり、子どもたちが退屈しないように色々もてなしてくれる。
他にも世界で一番大きい60㎝のたい焼きの型を見せてくれたり、あんこをつくる釜の話を説明してくれたり。話好きでサービス精神が旺盛。優しい気さくなおじさんだ。
ちなみに僕らが買ったのは26㎝の鯛焼き。これも日本で2番目の大きさらしい。価格は600円。家に持ち帰り、レンジで少し温めてから食べてみた。
BUMP OF CHIKEN・僕はハートのランプにまだ火を灯している
朝4時。まだ空が暗いうちに目を覚ます。「さて、今日は何を書こうか」。最近は起きたらまずブログに何を書くか考えるのが習慣になっている。
スマホのアラームを消し、ネタ探しついでにニュース画面を開く。すると、気になる見出しが目に入った。
2021年2月11日。BUMP OF CHIHKENが結成25周年。
「うわ~、バンプがついに25周年か」。一瞬にして今日書くテーマが決まった。
バンプ結成25周年
バンプのオフィシャルサイトに掲載されていたメンバーからのメッセージ。
結成25周年を迎えるにあたり、今日まで支えてくださった皆様に、
僕らの一番新しい楽曲を聴いて頂きたいと思います。
ありがとう。
感謝を込めて
BUMP OF CHICKEN メンバー一同
こちらは公式ツイッター。
— BUMP OF CHICKEN (@boc_official_) February 10, 2021
シンプルで短いメッセージ。でも、ファンにはその想いが伝わった。
バンプへの思い
バンプを知ってかれこれ21年ぐらい経つ。僕はパンプが好きだ。嘘をつきたくないので本当のことを白状しておくと、ここ最近の新しい曲はあまり聴いていない。特に理由があるわけでもないんだけど、いつからか新しい曲を聴かないようになっていた。
そんな僕がバンプについて書くことはおこがましいかもしれない。それでも僕はバンプが好きだと言っておきたい。今も車の中では慣れ親しんだ流れている。
それに僕は2人の大切な人を"バンプ好き"に変えてみせた。ごまんといるファンの中のたった2人だけど、僕のバンプへの想いが伝わった証拠だ。自分の思い出と、自分の好きな曲を、今日は少し話してみたい。何度も繰り返すが僕はパンプが好きだ。
バンプとの出会い
初めて買ったアルバムは一番上の写真にある『THE LIVING DEAD』(ザ・リヴィング・デッド)。バンプにとってインディーズで2枚目のアルバム。2000年3月25日に発売された。
2000年の頃、僕はまだ大学生。メジャーなシーンではGLAYや浜崎あゆみらが絶大な人気を誇っていた時期。一方ではハイスタに続けと、SNAIL RAMP(ヒット曲『MIND YOUR STEP!』)などインディーズシーンから人気を得るバンドたちもたくさんいた。僕はまだ見ぬ新しいバンドを発見するため、深夜の音楽番組を頻繁にチェックしていた。
そんな過程で知ったバンドのひとつがバンプだ。たしか『THE LIVING DEAD』に収録されている『グロリアスレボリューション』のPVを見たのが最初だったと思う。聴いた次の日、もう僕は横浜駅近くのHMVの店内にいた。20年ぐらい経っても、アルバムは今もきれいに保管してある。
僕と妻は結婚してもうすぐ12年目を迎える。しかし、付き合い始めてから数えればもう22年になる。僕は付き合っていた当時の彼女、つまりの今の妻に対して、バンプのことを自慢げに話したことを覚えている。
おそらくバンプを世に知らしめたのは2001年に発売されたメジャー2枚目のシングル『天体観測』。現在ほどインターネットが普及していなかった時代。2000年の時点ではまだバンプを知っている人は一握りに過ぎなかった。
「まだあまり知られていない、こんなかっこいいバンドがいるんだ!」
とにかくそのことを彼女に伝えたくて、僕はすごく興奮していた。
一人暮らしのアパートでこのアルバムを何度も繰り返し聴かせた甲斐があってか、彼女は僕の思惑通り、バンプを好きになった。
でも、黒猫の物語を曲にした『K』だけは聴くと悲しくなるからと言って、順番が回ってくるとすぐに早送りされた。今でもそれは変わっていない。
『THE LIVING DEAD』に収録された曲はどの曲も名曲なんだけど、一番好きなのが『ランプ』。
「ハロー、ハロー、
気付いておくれ
君のなかで待っていたんだよ
大丈夫、大丈夫、
僕は君のハートに住む
情熱のランプだよ」
作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
BUMP OF CHICKEN『ランプ』より
勇気が湧く名曲だ。
もう一人のバンプファン
妻の他に僕がバンプ好きにさせたもう一人。今は違う会社に転職してしまったけれど、僕が入社したときに同じ部署にいた年が一つ上の先輩。
少し小太りで背は低め。背が高くて瘦せ型の僕と一緒に営業回りをしていると、体型のギャップについてお客さんからよく笑われた。ごめんよ、先輩。でも、僕も顔はいまいちだから、かっこよくないのは一緒だ。
先輩は優しいけど控えめな性格。そのせいか、恋愛には奥手だった。ふざけ半分だったけど、先輩に彼女をつくらせてあげたかった。同期の友達とつるんでは先輩の恋愛を応援した。流行りに疎い先輩には応援ついでにファションや音楽を教えた。その中にパンプもいた。
そんな先輩が結婚したのは一昨年のこと。心から嬉しかった。転職を機に先輩は精神的にタフになり、自分に自信もつけていた。ここで書くわけにはいかないが、冗談抜きに波瀾万丈な大恋愛。僕には到底耐えられないような試練を乗り越え、愛を実らせた。
結婚式の披露宴で流れたプロフィールムービーには若かりし頃の先輩と、僕と、僕の同期3人のバーべーキューをする姿が映っていた。メチャクチャ楽しそうに笑っている。若いって素晴らしい。
そのプロフィールムービーに合わせて流れた曲がバンプの『orbital period』に収録された『花の名』。感動して、泣きそうになった。バンプにはお礼を言いたい。
あなたが花なら 沢山のそれらと
変わりないのかも知れない
そこから一つを 選んだ
僕だけに 歌える唄がある
あなただけに 聴こえる唄がある
作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
BUMP OF CHICKEN『花の名』より
心に沁みる名曲。先輩と僕はバンプの良さを分かち合った仲間だ。
最後に
バンド名の「BUMP OF CHICKEN」はメンバーが作った造語で、メンバーいわく「臆病者の一撃」という意味らしい。 「俺らみたいな臆病者でも何かできるんだ」という決意が込められているのだと。
僕は完全にその一撃をくらった。渾身の一撃は今でも僕のハートのランプに火を灯し続けている。
*
25周年目に合わせて配信がスタートした最新曲「Flare」。
新しいバンプの曲を聴いて、改めてバンプの魅力にハマってみようじゃないか。
おわり