意識高い系と言われるNewsPicksのプレミアム(有料)に加入すべきか!?サービスの内容とおすすめする理由について
この記事ではソーシャル経済メディアNewsPicks(ニューズピックス)について紹介します。
「ソーシャル経済メディア」と聞くと難しく思うかもしれませんが、簡単に言えば経済に特化したニュースサイトのことです。
2015年からサービスを開始し、同年に満足度No.1ニュースアプリに選ばれました。翌年2016年には親会社のユーザベース社が上場を果たしています。
利用者にはビジネスパーソンや就活生が多く、中でも自己啓発を好む層に強く支持されていることから「意識高い系」と揶揄されることもあります。
しかし、裏を返せば、意識が高い人たちにも認められているサービスと言えます。言葉から連想されるマイナスなイメージに惑わされなくても大丈夫です。
ちなみにNewsPicksは無料でも利用できますが、すべてのコンテンツを利用するためにはPremium (プレミアム)と呼ばれる有料会員に申し込む必要があります。
僕は長年読み続けてきた新聞をやめてNewsPicksに乗り換えました。
(新聞をやめてNewsPicksを選んだ理由はこちらの記事でも書いています)
hajimarikokokara.hatenadiary.com
今となっては乗り換えたことに満足していますが、いざ有料会員に申し込むときには正直なところ悩みました。
ネットニュースは多くが無料で視聴できてしまうだけに、お金を払うことに対して抵抗があったからです。
そこで、今までNewsPicksを使ってきた経験から、僕なりのレビューを書いてみますので、有料会員に申し込むかどうかで悩んでいる方の参考になれば幸いです。
NewsPicks(ニューズピックス)
「経済を、もっとおもしろく」のキャッチコピーで、600万人以上のユーザー会員が利用するニュースアプリです。
<こんな人におおすすめ>
・注目度の高い経済のニュースをすばやく効率的に収集したい人
・普段からニュースを深く読み解けるようになりたい人
・経済や政治のトピックスを体系的に学びたい人
キャリアアップや起業を目指している若いビジネスパーソン、学生には特におすすめです。
プレミアム(有料サービス)とは
NewsPicksは無料で利用することはできますが、有料会員になることで、NewsPicks編集部のオリジナル記事や海外トップメディアの翻訳記事に加え、独自配信している動画番組や音声動画を利用できようになります。
<5つの特典>
- すべての特集(オリジナル記事)が読み放題
- すべての動画が見放題
- 海外トップメディアの翻訳記事が読める
- NewsPicksパブリッシングから刊行される電子書籍を20%割引で購入できる
- 姉妹メディア『JobPicks』のすべての経験談が読み放題
プレミアムの基本料金は月額1700円ですが、年割を適用することで安くすることができます。さらに学生には超お得な学割プランまであります。30日間の無料体験ができるので加入する前には一度試してみると安心です。
<料金>
- 月額プラン ¥1,700 /月(¥20,400 /年)
- 年割プラン ¥1,250 /月(¥15,000 /年)
- 3年割プラン ¥1,083 /月 (¥13,000 /年)
- 学割プラン ¥ 500 /月 ( ¥6,000 /年)
※2022年3月時点の価格です。年割は12ヶ月分を、3年割は36ヶ月分を、一括でのお支払いが必要になります。
<NewsPicks Learning>
プレミアム以外では、NewsPicks Learningと呼ばれる動画学習を受けられるサービスがあります。
第一線で活躍する大企業の次世代リーダーたちによる講義を動画(月平均5本)で学べるコースになっています。
価格は月額4000円と高額ですが、ニュースアプリではなく、オンラインサロンなどとの比較で考えた方が適切かもしれません。
以前はアカデミア会員としてサービスが提供されていましたが、2021年11月15日よりプログラムと料金を変更し「NewsPicks Learning」に改名されました。
有料会員(プレミアム)に加入した方が良い?
有料会員に申し込むべきかで迷っている人の多くは「NewsPicksにお金を払うだけの価値があるのか」で悩んでいるのだと思います。
先程から繰り返し書いている通り、NewsPicksは無料で利用することができますが、有料会員に加入することで、オリジナル記事や動画番組を視聴できようになります。
やはり魅力は有料コンテンツ内にあり、それらを利用しない限り、NewsPicksのメリットをほんの一部しか受け取ることができません。
一方、僕は毎日30分から1時間ほどNewsPicksを視聴しています。低めに見積もっても月に約15時間(0.5時間×30日)利用しているのに対して、料金は1250円(年割プラン)です。
本なら1冊分ぐらいの値段ですし、オリジナル記事や配信番組はアーカイブされますので、繰り返し見たり、過去に遡って見たりすることができます。
月に15時間以上利用して1250円なら、他のサブスクサービスと比較しても割高に感じることはありません。
テレビや新聞と違って、好きな時間に何度も視聴できるのがネットコンテンツの魅力ではないでしょうか。
そう考えると、NewsPicksにお金を支払う価値は十分にあると僕は思います。裏づけとして、ここからは各コンテンツの魅力について紹介します。
ニュースのキューレーション
まずはニュースのキュレーションです。新聞社や通信社が配信しているニュースをカテゴリー別にまとめたキューレーションサイトはヤフーニュースをはじめ、たくさんのサイトがあります。
NewsPicksはエンタメ系のカテゴリーを含まない点で他のサイトと異なりますが、キューレーション自体に大きな違いはありません。
プロピッカー
特長は記事のコメント部分にあります。NewsPicksでは、企業の経営者やアナリスト、大学の教授や医師など、プロピッカーと呼ばれる著名人や専門家たちが独自の視点で解説のコメントを入れてくれます。
プロピッカーのコメントを読んでいると、大手メディアが発信している記事でも、ミスリードな内容になっていることが珍しくないことに気付きます。
主観的で感情論になりがちな素人のコメントと違い、専門家のコメントは参考になることが多いです。
また、気に入ったプロピッカーはツイッターのようにフォローすることができます。お気に入りのプロピッカーが、どんな記事に注目しているかチェックすることも有効な使い方です。
配信番組
次にNewsPicksが独自で配信している番組には、音声番組と動画番組の2種類があります。
音声番組
音声番組は忙しい朝に、通勤中や家事をしながらでもハンドフリーで利用できる便利なコンテンツです。
番組の数はそれほど多くありませんが、おすすめの番組はニュースレターです。平日の朝は5人の記者が日替わりで、それぞれの専門のテーマから今日知りたいニュースを5分間で解説してくれます。
動画番組
動画番組はラインナップが豊富です。番組により更新頻度は様々ですが、レギュラー番組だけでも10本以上揃っています。
すべて紹介すると長くなるので、人気の3本を簡単に紹介します。
HORIE ONE
ホリエモンこと堀江貴文さんが色んなゲストを招き、幅広いテーマで対談する番組です。歯に衣着せぬ発言で物議を醸すことも多い堀江さんですが、知識の豊富さや話の面白さは圧倒的です。お世辞抜きに面白いし、為になる話も多いです。食わず嫌いをせず、ぜひ見て欲しい番組です。
2sides
タレントの加藤浩次さんが司会を務める番組です。基本コンセプトは、決められたテーマに意見の異なる2人のゲストを招いて、トークバトルさせる番組です。
わりやすい例を挙げると「持ち家vs 賃貸」や「選択的夫婦別姓 賛成 vs 反対」などのテーマがあります。
THE UPDATE
こちらはタレントの古坂大魔王さんが司会を務める討論番組です。TVタックルのように複数のゲストでひとつのテーブルを囲んで、それぞれの意見を主張し合う番組です。
過去の放送には「早期退職時代 FIREで人は幸せになれるのか(ゲスト:厚切りジェイソン)」や「人生を切り拓くビジネス哲学とは?(ゲスト:ローランド)」の回があります。
オリジナル記事
最後は音声番組でも紹介したNewsPicksの記者たちによるオリジナル記事です。単に出来事を羅列しただけの記事ではなく、解説を交えながら深掘りした中身のある文章とインフォグラフィックを使ったオシャレなデザインが特長的です。
オリジナル記事にもシリーズがあり、シゴテツー仕事の哲人-(一流たちのヒストリーと哲学)、ザ・プロフェット(ヒット本著者が、ちょっと先の未来を語る)、10分読書(必読書をダイジェスト)など、ニュースに限らず、話題の本の要約が読めるのも魅力のひとつです。
まとめ
以上、いかがでしょうか。NewsPicksとそのコンテンツについて紹介しました。
NewsPicksは、読む(ニュース)・聴く(音声番組)・見る(動画番組)・学ぶ(オリジナル記事)でビジネスパーソンにとっておすすめのニュースアプリです。
一般の人が経済や政治のニュースを漫然と視聴しているだけでは、内容までちゃんと理解することは難しく、特に若い頃はついエンタメ系のニュースばかり視聴してしまいがちです。
しかし、何となくでも理解が進んでくると、経済や政治のニュースも面白くなってきます。エンタメ系なんかより、ずっと奥が深いんです。
僕は偉そうなことを言える立場ではありませんが、NewsPicksを利用するようになって、以前より経済や政治のことを理解できるようになってきました。いつの間にか面白いと感じるようになってきたんです。
「経済を、もっとおもしろく」
そんなコンセプトのNewsPicksが気になる方はぜひお試しください。
おわり