久能整が語ったいじめ理論について
前回、幼稚園に通う娘が友達の一人から意地悪されている話を投稿したところ、たくさんのコメントをいただきました。どのコメントも長文ばかりであることに驚きつつ、貴重な時間を割いてくださったことに深い感謝を覚えます。ありがとうございました。
コメントが多かったのは、決して僕の書いた記事が良質だったからではありません。世の中のほとんどの人が人間関係に少なからず悩みやストレスを抱えているわけで、人間関係をテーマとした記事は、それだけ反響を得やすいものなのだとあらためて感じます。
hajimarikokokara.hatenadiary.com
実は先日もそんな風に思うことがありました。きっかけはテレビドラマで見た、いじめをめぐるやり取りです。
テレビドラマとは、月9『ミステリと言う勿れ』の第2話のことで、主人公の久能整(くのうととのう)がいじめについて持論を展開するシーンがありました。
「あの頃は今みたいに誰も逃げていいよと言ってくれなかった、学校も休みたかった、本当はずっと逃げたかったのに」
事件の容疑者の一人から、いじめられていた過去の告白を受けて、久能が語った話の内容が、実に深イイものだったのです。
どうしていじめられている方が逃げなくてはいけないのでしょうか。
欧米の一部では、いじめている方を病んでいると判断するそうです。いじめなきゃいられないほど病んでいるから隔離して、カウンセリングして癒す。
でも日本は逆で、いじめられている子に逃げ場を作って何とかしようとする。でも、逃げると学校にも行けなくなって損ばかりする。
同じようにDVも被害者を逃がすけど、病んでいたり、迷惑だったり、恥ずかしくて問題があるのは加害者側のはず。
例えば、歩いていていきなり殴られたら誰かに話をするように、先生や親にいじめられていること、加害者が病んでいることを、みんなが簡単に言えるようになればいいと思う。
久能はいつも人の心理や物事の本質を言い当ててきますが、この話は特に胸に刺さりました。
僕がそう感じたということは、同じように感じた人が世の中にたくさんいるわけで、放送後のSNS上には共感の声が溢れていたようです。
(余談ですが、第1話については以前にレビューも書いております)
hajimarikokokara.hatenadiary.com
今さら蒸し返すつもりはありませんが、昨年炎上した某ミュージシャンの過去のいじめ問題もこれに当てはまる事例なのかもしれません。
極めて悪質なイジメに加えて、それを平然と雑誌記者に語ってしまう異常さはある意味病んでいるとし思えません。もっと早くに彼をカウセリングしていれば、彼自身が将来、特大ブーメランをくらうことはなかったように思えます。
では、どうすれば久能が語るような社会が実現できるのでしょうか。おそらく特効薬的なものはなくて、何か一つを変えれば済むような話ではないはずです。
それでも、強いてあげるとすれば、やはり教育ではないでしょうか。いじめを善悪だけで解釈する道徳的なアプローチではなく、いじめをするのは心の病気という共通認識のもと、心理学的かつ医学的なアプローチが本来は求められているのかもしれません。
いじめについて家庭内で教えてあげることも大切ですが、教育の場である学校で「なぜ、いじめは起きるのか」「もし、いじめが起きたらどう対処すべきか」をもっとアカデミックに教育してく必要性を感じます。
取り止めのない話になってしまいましたが、弱きを守れる社会であって欲しいと強く願います。そのためにも、今より一歩踏み込んだいじめの教育をこれからの子どもたちには施していくべきではないでしょうか。
おわり
マイ・ベスト・フレンド!?
人生相談のようなことを書くのはあまり気が進みませんが、最適解がわからずに、しばらくモヤモヤしているので、思い切ってブログにしたためてみようかと思います。
なお、最初に断っておきますと、一緒になって怒ってもらいたいわけではありません。軽く同情してもらえれば十分なのです。
✳︎
過去の記事を読んでくれている方はご存じかと思いますが、僕の娘は天真爛漫で、自由奔放な性格をしています。弱冠5歳のツンデレに僕はいつでもタジタジです。
家族に対しては強気に接してくる娘ですが、相手が他人になると事情が異なります。人見知りが激しく、打ち解けるまでには人より時間がかかります。相手が大人なら上手に対応してくれても、近い年頃の友達では同じようにいきません。
幼稚園での話を聞く限り、仲の良い友達は決して多くないようです。少人数で遊ぶなら平気でも、大勢で遊ぶのは苦手で、輪の中に自ら飛び込んでいけるようなタイプではないでしょう。
とは言え、友達の数が少なくても、仲の良い子がいてくれる分には、さほど心配になりません。しかし、一つだけ気になっていることがありまして、仲良しグループの一人に、いわゆる困ったちゃんがいるのです。
娘は困ったちゃんを含め、4人ぐらいのグループに入っているのですが、その中でたびたび困ったちゃんから意地悪をされているようです。馬鹿にするようなことを言われたり、ときに仲間外れにされたり。それでいて、娘がグループ以外の子と遊んでいると責め立ててくるようです。
ちょっと悪い意味でおませな子なのかもしれません。小学生の女子にありそうな軽いイジメです。
でも、なぜか娘はその困ったちゃんを尊敬している節があります。最近は減りましたが、一時期は何かと言うと「〇〇ちゃんがね、〇〇できるんだよ」と困ったちゃんの話ばかりしてきました。理由はわかりません。やはり、おませなところが関係しているのでしょうか。
それ故に娘は意地悪をされていても、困ったちゃんから離れようとはしません。親としては他の子と仲良くしてもらう方が安心に思えるのですが、単純にはいかないものです。
もちろん話の大半は娘から聞いている情報になりますので、バイアスがかかっている可能性はあります。ですが、妻伝いに聞く先生の話や、たまに運動会などのイベントで見る様子からもそんな雰囲気は窺えました。
そして、先日行われた幼稚園でのイベント後の出来事がさらに困ったちゃんへの不満を強くさせたのです。
以前から娘の中で友達に手紙を書くのがブームになっていました。折り紙にカラーペンでメッセージを書き、シールを貼って装飾します。
最初の頃は読めないような字を書いていましたが、最近は十分読める程度になってきました。
メッセージは、ほぼ決まった定型文で「いつもあそんでくれてありがとう。これからもなかよくしてね」です。先日のイベントのときも、前日の夜にいくつもゴソゴソ書いていました。
イベント終わりには友達同士で写真を取るのが定番です。
同じグループの友達と順番に写真を撮りながら、手紙を配っていきます。困ったちゃんの順番は最後でした。
一緒に写真を撮ろうと娘が近づくと困ったちゃんは走って逃げ出しました。困ったちゃん的には軽くふざけているつもりなのでしょう。しかし、娘が何度近づこうとしても一向に逃げ回るのをやめません。
困ったちゃんの側には母親もいましたが、娘をたしなめる様子は一切ありませんでした。こう言っては何ですが、母親も母親です。結局、困ったちゃんとは一緒に写真が撮れないまま、手紙も仕方なく、妻から母親に手渡されました。
ここで終わればまだ良かったのです。僕は離れていたので気付かなかったですが、困ったちゃんは娘から散々逃げ回った後、娘が見ている前でわざと見せつけるように他の子の腕を引っ張って写真を撮っていたらしいのです。
さらに、イベントの最中にも困ったちゃんから「〇〇は本当に馬鹿だね」と言われていたことを娘は妻に告白してきました。
✳︎
その夜、僕は妻と話しました。妻は大人気ないけど困ったちゃんが正直嫌いだと言いました。僕も気持ちは同じです。
困ったちゃんにとって娘は都合の良い存在なのです。子どものくせに飴と鞭で娘を手懐けようとしている風に思えてなりません。
娘にとって困ったちゃんといることは幸せなのでしょうか。
先生に事情を伝えれば、来年のクラス替えで困ったちゃんと離してもらえる可能性はあります。自然に他の子と仲良くなってもらえたら、その方が良いように思えます。
しかし、親がそこまで子どもの友人関係に干渉すべきなのかがわかりません。何より娘は困ったちゃんのことを今も慕っています。
友人関係の問題はこれからもあることだし、その度に親がいちいち娘の世界に神のごとく手を差し伸べるはどうなのでしょうか。
三者面談のような機会があれば、それとなく先生に相談できるのですが、あらたまって相談するのも躊躇われます。
親として正しい行動は何なのか。こんなときに他の親ならどうするか、考えてしまいます。
イベントの翌々日。娘が幼稚園から手紙のお返しを持って帰ってきました。
誰から貰ったか聞くと、困ったちゃんでした。やっぱりもう少し様子を見るべきだと僕は思いました。
しかし、娘がトイレに行った隙に妻が黙って手紙の中身を見せてきました。手紙にはメッセージが一行だけ書かれてあります。
「〇〇へ、なんてかいてあるかわからなかったよ」
その瞬間、僕の脳裏にはほくそ笑む困ったちゃんの顔が浮かび上がったのでした。
おわり
接客されるのは苦手ですか?green label relaxingのスタンドカラーコート
『いえいえ、お客様が私の話に付き合ってくださったからです』
店員はそう言って、コートを裏返しに畳み、僕にレジへと並ぶよう促した。コートを裏返したのは表の生地が傷まないようにするため。
セール品のコートを1着買おうとしただけなのに、スーツに合わせるコートをどれにするかで迷っていると、店員はわざわざ試着用のYシャツとネクタイを用意してくれた。
着替えるのは多少面倒だったけど、カジュアルな服の上から羽織るだけよりも実際のイメージは湧きやすい。
試着をしている間はサイズや材質などの説明を交えながら、なるべく会話を切らさないようにしてくれた。
結局購入したのは、自分で最初に選んだものではなく、店員が薦めてくれたもの。かえって安く済んだし、何よりデザインがしっくりきた。
接客されるのが苦手な人は案外多いと思う。僕も別に得意ではない。でも、その日は珍しく一人で買い物に来ていたので、誰かの意見が欲しかった。
それに苦手なのは、買う気持ちが固まるより先に店員から声を掛けられるからだ。なんとなく断りづらくて圧を感じてしまう。堂々としていれば良いのに、グイグイ来られると弱い。
その点、今回はタイミングが良かったのだと思う。必ず何かを買って帰るつもりでいたので、それも気にならなかった。しかも、たまたま対応してくれた店員はとても優秀な方だった。
最近、洋服はもっぱらネットで買うことが多い。小さい子どもがいると、店でゆっくり選ぶ時間が取れない。久しぶりに人の手から買う作業は楽しかった。
洋服に限らず、接客を直接受ける機会はこれからどんどん減っていくのだろう。
コロナが後押しした部分もあるが、無人のレジはずいぶん増えた。飲食店でも、テーブルからタブレットを使って注文するケースが多い。その方が注文に間違いはないし、呼んでも来ないみたいなストレスもない。
役所や銀行のような場所では、長い時間を掛けて窓口に並ばずにネットから手続きを済ませるケースが増えてきた。
人手不足や生産性を考えれば、無人化にシフトするのは当然の流れだし、そうあるべきだと思う。しかし、まだ慣れないせいか、味気なく感じてしまうこともある。
繰り返すが、久しぶりに人の手から買うのは楽しかったし、熱のこもった接客はやはり気持ちが良かった。これからの時代、接客してもらうことは贅沢なことになるかもしれない。
セレクトショップ
ビームス、ユナイテッドアローズ、シップス、アーバンリサーチ、フリークスストア。一昔前なら限られた都市にしかなかったセレクトショップが、今では地方にも多く出店している。
地方では客層も、オシャレに敏感な若者より、オシャレかわからないミドル世代が多い気がするが、セレクトショップはそれだけ身近な存在になった。
一方、ZOZOTOWNに代表されるネットショップのおかげで、どこに住んでいても好きなブランドを買うことができる。
僕が若者だった90年代後半はBATHING APEやGOODENOUGHなどの裏原宿発信のブランドが一大ブームを起こしていた。その場に行かないと買えないものがあり、その場に行くことに価値があった。
今でもそういう店や場所は残っているかもしれないが、オークションやフリマなどの転売も含めれば、もはや皆無だろう。
初買い
1月3日。妻の実家へ行き、自分より休みの長い妻と子どもを残して、一足先に自宅へ帰ることにした。
せっかくできた自由な時間を買い物に充てることにした。目的のものはあった。仕事用のコートだ。
断捨離は苦手ではないが、洋服だけは捨てるのが苦手である。長い間、使い続けたコートはヘロヘロで、冷え込みの強い今年の冬は越えられそうにない。
百貨店が立ち並ぶ駅前にはかなりの人が溢れていた。何軒か店を回り、最後にたどり着いたのはgreen label relaxing。そこであったのが冒頭の出来事だ。
スタンドカラーコート
<green label relaxing> S100 ショート ビーバー スタンドカラー コート
■デザイン
細身のシルエットで、襟周りに少しゆとりを持たせたデザイン。選んだカラーはネイビーカラーの無地。
■価格
定価は26,400円(税込み)。セール中のため40%OFFの15,840円で購入。
予算よりもだいぶ安く済んだ。昨年購入したマスターピース(master-piece)のバッグとも相性が良さそうだ。
hajimarikokokara.hatenadiary.com
#はてなスマホ写真部 2022年1月のテーマは「今年の初◯◯をスマホに収めました」
今回は今年初のはてなスマホ写真部の参加用の記事でした。僕の選んだテーマは初買いです。写真よりも、文字ばかりわかりにくいですが、ご容赦ください。
はてなスマホ写真部に興味がある方はこちら👇
teawase-brog430.hatenablog.com
おわり
Dearフミコフミオ
初めて覚えたブロガーの名前はフミコフミオである。こんな風に書くといかにも話を盛っているように聞こえるかもしれないが、断じて嘘はついていない。いや、むしろそんな人間はごまんといるんだろう。今思えばフミオ氏が書く文章との出会いは偶然ではなく、必然だった。
出会い
僕が初めてはてなブログの門を叩いたのは今からおよそ2年前のこと。
『楽しく文章を書いて、ついでにお金も稼げちゃったりして!?』
身の程知らずにも、淡い期待で書き始めたブログ。もちろん僕のセンスなんかではこれっぽっちも稼げていない。でも、楽しく書き続けられているのだから、目的の半分は達成できているのだと思う。
そもそも僕は、はてなブログを始めるまでブログというサービスを利用したことがなく、ブログを書くことはおろか、読むことすらまともにしてこなかった。
唯一読んでいたのはハイスタの横山健が不定期に更新しているブログぐらいで、プロの書き手でも、有名人でもない、一般人が書く文章に興味を持つことはなかった。
そんな超ビギナーな僕だからこそ、初めてブログを書くときには誰かのお手本が必要だった。どうせお手本にするなら同じはてなブログの中から探すに越したことはない。手取り早くトップページにアクセスし、目に付くブログを手当たり次第に読んでみた。
その頃は、トップページに掲載されるブログがどれだけ凄いかんなんて全然わかっていなくて、誰でも投稿し続けていれば、そのうち掲載されるのだろうぐらいに思っていた。今はそれが、どれだけ難しいか、痛いほどわかっている。
とにかく、いくつかはてなブログを読んでみた中で、気付くといつも集中して読んでいるブログがあった。フミオ氏の『Everything you've ever Dreamed』である。
名前も顔も知らない、自分と同じ、どこにでもいそうなサラリーマンが書いている文章。それをたくさんの人間が読んでいるという事実。
『なるほど。こんな感じで書けば良いのか』
無知とは恐ろしい。お手本に選んだことは決して間違いではないが、身の丈に合っているはずはなかった。
フミオ氏がキングオブはてなブログのような人であることは、だいぶ後から知った。どうりで面白いわけだ。
エピソード
ちなみに、フミオ氏のブログとの間にはちょっとしたエピソードがある。きっかけの記事はこちら。
ある日、僕がフォローしているビジネス系インフルエンサーの田端信太郎氏がフミオ氏のブログについてツイートした。たまたま、同じ日に読んでいた僕は偉そうにコメントを添えて、リツイートしたのである(誤字があってお恥ずかしい)。
田端さんのツイートを見て本日2回目を読んでしまった。外食産業の今のリアルが伝わってくる良い文章。でも、店の為に客がいるのではなくて、客のは為に店がある。店を継続させる為、義務のごとく訪れる客がホンモノの客かどうかは、少し疑問に思った。 https://t.co/7cBHgd0k5t
— aki800 (@hajikoko1) October 17, 2020
しかも、この後に田端氏がリプしてくれたおかげで、いつもは貧弱な僕のツイートが何万の単位でインプレッションされた。ツイッターを始めたばかりの人間がやりがちなインフルエンサーに絡みたがるパターンだ。
自分では大した文章が書けないくせに偉そうに他人の文章を批評する。評論家みたいな真似事をして、今思えばかっこ悪いことをしたと思う。けれども、これこそがフミオ氏の文章の魅力の証明でもあるのだ。
スマホが普及したおかげで、ネットの世界にはレベルを問わずありとあらゆる文章が溢れている。僕みたいな奴の書く文章もその一部だ。
そんな中で文章を読んでもらうことは難しい。ブロガーならよくわかるだろう。たとえ自分のブログにたどり着いてくれたとしても、ちゃんと読んでくれる人はごく僅か。当たり前だが、有名人ならともかく、一般人は尚更読んでもらえない。何が書いてあるかよりも、誰が書いているかの方が重要だからだ。
けれども、フミオ氏の文章はそれを可能にする。もちろん今となっては有名人かもしれないが、時間を掛けて可能にしてきた。
人に文章を読ませることができる。読んだ人間が書いてある内容について自分の考えを意見をしたくなる。意見は肯定だろうが、否定だろうが同じ。ブクメに多い誹謗中傷のような戯言も裏を返せば読んでいる証拠だろう。
読んだ人間が考え、意見したくなるような文章を書く。これは誰もができることではない。
許せない!?
ただし、僕には一つだけフミオ氏に対して許せないところがある。いつも文末に残している所用時間だ。先程の記事にも(所要時間22分)と書いてある。
『まじかよ。なんだよ。何なんだよ。何であんな面白い文章がたったの数十分で書けるんだよ!?』
読んだ後の僕はいつもこんな思いに駆られる。今書いている文章だって、もう何時掛けて書いているか分からない。
遅筆の僕としては、何をどうすればあんなに早く書き上げることが理解できないのだ。嘘をついているんじゃないかとすら思ってしまう。それぐらい僕がダメダメ過ぎるのか、それともフミオ氏がスゴ過ぎるかのどちらかである。
どうしたらフミオ氏のようにもっと早く、もっと面白い文章が書けるようになるのだろうか。フミオ氏のから章を書くときのコツやスキルをを知りたい。
もし、僕と同じようなことを考えている人には朗報だ。下の記事を明後日1月23日までにブックマークすれば昨年刊行された『神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する』が抽選で当たるらしい。もちろん僕もブックマークした。
ここまで書いた以上、僕にはこの本がきっと当たると思っている。はてなブログのスタッフはそれぐらいの空気は読めるはずだ(※抽選は厳正に行われるようです)。
最後に
好き勝手書いてしまい、申し訳ありませんでした。勝手に「フミオ氏」とか呼んでしまい、すいません。でもたぶん、フミオさんがこの文章を読むことはないでしょう。それでも言っておきたいと思います。
あなたのおかげで今の僕のブログライフがあります。書くことの楽しさを教えてくれた人の一人です。これからもフミオさんが綴る文章を楽しみにしています。本当にありがとうございました。
おわり
ありがとう。ミスターチルドレン(Mr.Children)。
(DVD「MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 "I ♥ U" 〜FINAL IN TOKYO DOME〜」)
変なタイトルだと思われているでしょうか。
実は先日、ある方のブログ*1を読んでいて、最近はミスチルの曲をあまり聴かなくなっていたことに気付きました。
たまにこのブログでも動画を貼っていたし、まったく聴いていなかったわけでもないんですが、ちゃんと聴けてなかったと言うか、「右から左に聞き流す」はさすがに言い過ぎだけど、曲が流れてきても聴き流すようになっていたんです。若い頃はもっと夢中で聴いていたはずのに。
もちろん、それはミスチルの曲に魅力が無くなったのではなく、聴く側の僕の方に原因があります。歳を取るにつれ、僕の耳はミスチルを聴く耳ではなくなっていました。
大人になると嫌でも現実を見てしまいます。結婚すれば恋愛からも卒業しなくてはなりません。子どもが生まれると、日々の生活に追われるようになります。立ち止まって自分を見つめ直す余裕もなくなっていました。
僕の中で、ミスチルが唄う恋愛観(ポップ)や人生観(バラード)を求める理由が少しずつ失われていってたんだと思います。
どんなに素晴らしい名曲でも、聴く側のコンディションが整っていないときは胸の奥まで曲が響いてきません。
同じ曲を同じ人間が聴いても、聴くときの環境やメンタルによって感動するときもあれば、感動しないときもあります。音楽って面白いです。
✳︎
そして、ちょうど同じタイミングで読んだ別の方のブログ*2にもシンパシーを感じました。高校時代の初恋から当時好きだった曲を思い出して書かれたお話です。
昔に思いを馳せると頭の中に流れてくるメロディがあります。反対に、メロディを聴いて甦る思い出もあまります。音楽には記憶を閉じ込めておく力があるんですね。
僕がミスチルを聴くようになったのは4歳上の姉の影響です。中学生のときに初めて『CROSS ROAD』を聴き、そこからのめり込んでいきました。
"誰もが胸の奥に秘めた 迷いの中で Uh 手にしたぬくもりを"
このフレーズは30年近く経っても変わらぬまま、僕の頭の中に流れています。
『CROSS ROAD』でミスチルの魅力を知った僕は次に聴いた『innocent world』で確信し、『Tomorrow never knows』に衝撃を受け、『everybody goes-秩序のない現代にドロップキック-』で意表を突かれ、『【es】 〜Theme of es〜』から愛の難しさを知り、『シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜』に勇気づけられ、『名もなき詩』で人生を考えさせられ、『終わりなき旅』から未来を拓こうとして、それから、それから…。
一つ一つあげ始めるとキリがないぐらい、中学、高校、大学、社会人、それぞれのステージに思い出の曲があります。
考えてみると、僕の中で一番長く聴き続けているアーティストがミスチルです。自分の人生を振り返ると、いつもミスチルの曲が流れてきます。
✳︎
昨日は久しぶりに押入れからCDやDVDを引き出し、昔聴いた曲を懐かしみました。最後にまた一曲だけ動画を貼ろうと思うんですが、迷いに迷って、ちょっと以外なこの曲を選びました。
優しい歌 忘れていた誰かの為に
小さな火をくべるよな
愛する喜びに 満ちあふれた歌
作詞 桜井和寿
そう、忘れていたんです。優しく、愛する喜びに満ち溢れた歌を。なんだかまた僕の耳は再びミスチルの曲を聴く耳に戻ってきたようです。
今さらながら、特別お題「わたしの推し」。
月9「ミステリと言う勿れ」の第一話の率直な感想とレビュー
数年ぶりに月9ドラマを見たので記念にレビューしたいと思います。
タイトルは『ミステリと言う勿れ』。田村由美さんの漫画を実写化したドラマで、主演は今をときめく菅田将暉さんです。
【ミステリと言う勿れ】フジテレビの見逃し配信記録更新 2日間で約145万再生の快挙 [ENCOUNT] https://t.co/nyLfD49r51
— 【公式】ミステリと言う勿れ 月9 (@not_mystery_) January 12, 2022
はじめに
なお、最初に注意点を伝えておきます。僕はドラマの第1話を見ただけで、原作の漫画を読んでいません。もちろんWikipediaなどであらすじも調べていません。
したがって、物語の趣旨や人物設定をちゃんとわかっていませんし、2話目以降の展開を一切知りません。
レビューと言っても、僕の率直な感想であり、独断と偏見で評価しています。第1話を元に想像で書いている部分が多いので、解釈が間違っている可能性は十分にあり得ます。
しかし、裏を返せば、これから見ようとしている人にとって、ミスリードなし、含みなし、の紹介になっているはずなので(たぶん)、その点をご理解の上、読み進めてください。
あらすじ
大学に通う久能は本人が望まぬまま、幾多の事件に巻き込まれてしまいますが、類い稀な推理力によって、さながら探偵のごとく事件を解決していく物語です。
登場人物
久能 整(菅田将暉)
名前の読み方は「くのう ととのう」です。本作の主人公で大学生。アパートで一人暮らしをしています。天然パーマでアフロのような髪型が特徴。無愛想で友達や彼女はいません。記憶力や洞察力に優れており、疑問に感じたことは相手の気に障りそうな内容でもズバリ言ってしまう性格をしています。
風呂光 聖子(伊藤沙莉)
大隣警察署・強行犯一係の巡査。紅一点だけに、周りのおじさん刑事から典型的なパワハラ、セクハラまがいの意地悪を受けています。
池本 優人(尾上松也)
大隣警察署・強行犯一係の巡査。明らかにお笑い担当です。妻は妊娠中。
青砥 成昭(筒井道隆)
大隣警察署・強行犯一係の巡査部長。冤罪事件を起こし、本庁から所轄に飛ばされた過去を持ちます。
ジャンル
ミステリードラマとヒューマンドラマを足して割ったようなドラマです。刑事に代わって一般人が犯人を捕まえる物語は珍しくないですが、事件の推理を楽しませるよりも、事件の裏側に隠れた人間模様を見せることに重点を置いている気がします。
強いて言えば、被害者の残した遺留品から事件の真相を紐解いていく、上川隆也主演の『遺留捜査』に少し似ている印象を受けました。
そして、主人公の久能は名探偵並みの活躍を見せるものの、金田一少年やコナン少年とでは性格が大きく異なります。やむを得なく事件を解決しているだけであって、久能は自ら積極的に事件に首を突っ込みたいわけではありません。ただし、一度スイッチが入ると、まるで機械のごとく正確に事件の真相を解き明かしていきます。
第1話の感想
1話目は久能が殺人の容疑者にされるところから始まります。久能はもとより、登場人物を紹介する流れで話は進んでいきます。
詳しく書くとネタバレになるので控えますが、物語の鍵はやはり、サブタイトルにもある「真実は一つじゃない、人の数だけある」です。
「真実はいつもひとつ」の台詞で有名な『名探偵コナン』へのアンチテーゼのようですが、どういうことかと言うと『真実』と『事実』は似ているようで意味が微妙に違ういうことです。
『事実』の意味は、実際に起こった事柄であり、誰から見ても同じものでなくてはなりません。一方、『真実』の意味は、事実に対して人それぞれの考えや解釈が加わったものであり、複数存在する可能性があります。
客観的な『事実』に対して、『真実』は主観的なものなので、誰かと一致する場合もあれば、異なる場合があるということです。
例えば、Aさんの車がBさんの車に追突事故を起こしたとしましょう。Aさんは「Bさんが急ブレーキを掛けたから追突した」と主張し、Bさんは「Aさんが煽り気味に車間距離を短く取っていたから追突」としたと主張しています。
この場合、Aさんの車がBさんの車に追突したという事実は一つですが、AさんとBさんの主観が加わることで真実は2つ存在していることになります。
どちらかが明らかに嘘をついているのであれば話は別ですが、2人がそう思い込んでいるのだとすれば、紛れもなくそれが2人にっての真実なのです。
また、その場に事故を偶然目撃していたCさんがいたとしたら、さらに新しい真実が加わる可能性があります。神の目を持つ人間がいない限り、真実は1つではないと言うのが久能の主張するところです。
久能は『真実』の意味をよく理解しているからこそ、事件を解く上で『事実』を突き止めようとします。しかし、『真実』の違いにこそ、事件の真相が隠されており、久能はそこにもフォーカスしていきます。
敢えて違う例を挙げましたが、ドラマでも例えの話が出てきます。とにかく第1話は、視聴者に登場人物の人柄と物語のテーマを伝える役割を果たしていたように感じました。
1話目の犯人のヒントがこの記事の中にも隠れています(この文よりも上です)。1話目を途中まで見たときに違和感に気付けるが重要です。
原作者
実は原作者の田村さんは僕が唯一読んだことのある少女コミックの漫画家です。今回ドラマを見たのも決して偶然ではなく、妻が田村さんのファンだったからです。
ちなみに僕が読んだことのある漫画のタイトルは『猫mix幻奇譚とらじ』です。
あらすじですが、物語の世界ではねずみが人間の天敵として人間を襲っています。あるとき人間の勇者パイ・ヤンの故郷がねずみに襲撃され、パイ・ヤンの息子がねずみにさらわれてしまいます。
しかも、息子の飼っていたとらじという子猫だけが取り残されており、なぜか、とらじは「魔法のねずみ」によって人間と猫のmixにされていました。パイ・ヤンはとらじと共に、息子探しの旅に出掛けます。
タイトルも物語も超ミステリーです。途中までしか読んでいないので、続きが気になります。
次回第2話
とりあえず次回も見る予定ですが、第2話は久能がバスジャックに巻き込まれるお話のようです。
本格的な推理を楽しみたい人には物足りないかもしれませんが、軽めのものが好みな人にはちょうど良いと思います。百聞は一見に如かず。まずは試しに見ていただくことをお勧めします。
気が向いたら、次回もレビューするかもしれませんので、そのときはよろしくお願いします。では、また。
おわり
子供用自転車を買うときのポイント。アフター保証や保険についても紹介。
子どもの通う学校で自転車教室が近々開催されることになりました。今まであまり乗る機会がなかったため、幼稚園の年長で買った自転車に無理矢理乗せていましたが、クラスの友達の前で小さい自転車に乗せるのはさすがに可哀想。そんなわけで急遽、新しい自転車を買うことになりました。
選んだ自転車とアフターケアや保険などについて紹介したいと思います。
サイクルベースあさひ
行ったお店はサイクルベースあさひ。全国45都道府県に500店舗を展開している自転車専門店です。日本最大手だけのことはあって、気付いたら我が地元にも出店していました。
僕が学生の頃には個人経営の自転車屋さんか、ホームセンターのニ択しかなかった印象ですが、最近は自転車ブームもあって、自転車の専門店がずいぶん増えてきましたね。
ドライド S3 266HD-L 26インチ
息子が選んだのはドライド S3 266HD-L 26インチ 外装6段変速。ブリヂストンなどのブランド商品ではなく、あさひのオリジナル商品です。
ドライドはジュニア向けのスポーツ車の中で一番の人気モデルとして紹介されていました。選べるカラーはサイズにより異なりまして、26インチの場合、カラーはブラックとブルーの2色です。
ちなみに26インチの適正身長は135㎝以上。息子の身長は138㎝なのでサドルを一番低くして足が地面にちょうど着くぐらいでした。今はやや大きめですが、小学校を卒業するまで乗り続けてもらうことを考えると26インチは必要です。
Dride(ドライド)スピードウォッチ BK-I
ドライドにはスピードメーターが装着されています。しかも、取り外してベルトにセットすれば腕時計に変身。
スピードが測れるのは魅力的ですが、メーターに気を取られて、余所見をしないよう注意が必要ですね。
LEDライトと自転車の本体価格
価格は自動で点灯するオートライトと手動で点灯させるダイナモライトのどちらを選ぶかによって異なります。
- オートライト仕様 29,980円(税込み)
- ダイナモライト仕様 25,980円(税込み)
いずれも同じLEDで、明るく長寿命なのは同じですが、価格は4000円の差があります。暗い時間帯に乗る機会は少なそうなので、コスト優先でダイナモライト仕様を選びました。
自転車総合保証サービス
サイクルベースあさひでは自転車を購入するとサイクルメイトの保証サービスに加入を勧められます。サービスは5種類。
- 自転車盗難補償(※)
- 防犯登録料金込み
- 無料点検
- 修理工賃(10%OFF)
- 出張料金無料(修理引取り・お届け)
対象期間は3年間で金額は3000円です。迷いましたが、年間1000円なら高くないだろうと考え、加入することにしました。しかし、注意は必要です(※)。
例えば、自転車盗難補償は、30万円未満の電動アシスト自転車以外の場合で税込み本体価格の20%(1年目)。2~3年目は40%です。全額保証ではありません。また、パンクなどの修理代も90%は負担する必要がありますので、メリットをしっかり理解した上で加入するようにしてください。
自転車の保険
近年、自転車による事故が増加し、賠償額も高額化していると言われます。サイクルベースあさひでも会員向けにアプリのダウンロードで半年間無償の個人賠償責任保険をプレゼントしていました。
個人賠償責任保険とは、自転車事故による過失以外にも、子どもが友達にケガをさせてしまったり、買物中にあやまって商品を傷つけてしまったりなど、日常的に起こり得る事故やトラブルで損害賠償責任を負ったときに、損害を補償する保険です。
近年は幼稚園や学校からも個人賠償責任保険の加入について案内を受けます。ここで、知っておきたいことがあります。個人賠償責任保険は自動車保険やクレジットカードの「特約」として付帯されているケースが多いです。
保証内容(保証金の上限額)や解約する際には注意が必要ですが、わざわざ重複加入する必要はありません。加入を考えるなら、自動車保険やクレジットカードの特典を先に確認してみると良いと思います。
自転車の保管
ガレージなどの屋内に保管しない場合には、自転車カバーの購入をお勧めします。カーポートなどの屋根の下で保管していも、屋外では部品が錆やすくなります。最初に購入した自転車は錆だらけになってしまいました。
乗る前にカバーを毎回外すのは手間ですが、長く使用したいのであれば、カバーを付けておくことに越したことはありません。
尚、自転車カバーは比較的安く、1000〜2000円ぐらいで見つかります。
自転車教室
自転車教室が全国一律で開催されているかは知りませんが、僕が子どもの頃にもありました。実は僕は自転車に乗れるようになったのが遅くて、自転車教室には苦い思い出があります。
慣れるにはキックバイクがおすすめ
子どもには同じ思いをさせまいと3歳頃からキックバイクに乗せていました。小さな頃からキックバイクでバランスの取り方に慣れていると、補助輪がスムーズに外せます。
キックバイクと言えば、ストライダーが有名ですね。
我が家はストライダーではなく、たまたまコストコで安く売っていたラジオフライヤーのバランスバイクを購入しました。
自転車教室の開催が近づくと、自転車を買う人が増えるので店舗の在庫が薄くなりやすいです。なるべく開催の直前ではなく、早いタイミングで買いに行った方が良いでしょう。
まとめ
最後に子どもの自転車を購入するときのポイントをまとめておきます。
- ライトを自動点灯(オートライト)にするか、しないかで値段が結構違う。
- サイズは成長を考えて、無理のない範囲で大きめを選ぶ。
- 有料のアフター保証は内容をよく読んでから加入を決める。
- 自転車保険に加入する前に自動車保険やクレジットカードの特典を先に確認する。
- 自転車を屋外で保管するときはカバーを使用するのがおすすめ。
- 自転車の補助輪を早く外したいなら、小さなときにキックバイクでバランスの取り方に慣らしておく。
新しい自転車を見ていると、自分の自転車も欲しくなります。でも、自転車はコレクション的な魅力があるので、お金に余裕がないとハマれそうにありません。もう少し歳を取ってから趣味にできるといいな思います。
おわり