はじまりここから

下手の横好きではじめたエッセイ風のブログです。平凡な日々の中で感じたことを少しだけエモく綴っています。ジャンルはニュースや音楽など。

接客されるのは苦手ですか?green label relaxingのスタンドカラーコート

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『いえいえ、お客様が私の話に付き合ってくださったからです』

店員はそう言って、コートを裏返しに畳み、僕にレジへと並ぶよう促した。コートを裏返したのは表の生地が傷まないようにするため。

セール品のコートを1着買おうとしただけなのに、スーツに合わせるコートをどれにするかで迷っていると、店員はわざわざ試着用のYシャツとネクタイを用意してくれた。

着替えるのは多少面倒だったけど、カジュアルな服の上から羽織るだけよりも実際のイメージは湧きやすい。

試着をしている間はサイズや材質などの説明を交えながら、なるべく会話を切らさないようにしてくれた。

結局購入したのは、自分で最初に選んだものではなく、店員が薦めてくれたもの。かえって安く済んだし、何よりデザインがしっくりきた。

接客されるのが苦手な人は案外多いと思う。僕も別に得意ではない。でも、その日は珍しく一人で買い物に来ていたので、誰かの意見が欲しかった。

それに苦手なのは、買う気持ちが固まるより先に店員から声を掛けられるからだ。なんとなく断りづらくて圧を感じてしまう。堂々としていれば良いのに、グイグイ来られると弱い。

その点、今回はタイミングが良かったのだと思う。必ず何かを買って帰るつもりでいたので、それも気にならなかった。しかも、たまたま対応してくれた店員はとても優秀な方だった。

最近、洋服はもっぱらネットで買うことが多い。小さい子どもがいると、店でゆっくり選ぶ時間が取れない。久しぶりに人の手から買う作業は楽しかった。

洋服に限らず、接客を直接受ける機会はこれからどんどん減っていくのだろう。

コロナが後押しした部分もあるが、無人のレジはずいぶん増えた。飲食店でも、テーブルからタブレットを使って注文するケースが多い。その方が注文に間違いはないし、呼んでも来ないみたいなストレスもない。

役所や銀行のような場所では、長い時間を掛けて窓口に並ばずにネットから手続きを済ませるケースが増えてきた。

人手不足や生産性を考えれば、無人化にシフトするのは当然の流れだし、そうあるべきだと思う。しかし、まだ慣れないせいか、味気なく感じてしまうこともある。

繰り返すが、久しぶりに人の手から買うのは楽しかったし、熱のこもった接客はやはり気持ちが良かった。これからの時代、接客してもらうことは贅沢なことになるかもしれない。

セレクトショップ

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ビームス、ユナイテッドアローズ、シップス、アーバンリサーチ、フリークスストア。一昔前なら限られた都市にしかなかったセレクトショップが、今では地方にも多く出店している。

地方では客層も、オシャレに敏感な若者より、オシャレかわからないミドル世代が多い気がするが、セレクトショップはそれだけ身近な存在になった。

一方、ZOZOTOWNに代表されるネットショップのおかげで、どこに住んでいても好きなブランドを買うことができる。

僕が若者だった90年代後半はBATHING APEやGOODENOUGHなどの裏原宿発信のブランドが一大ブームを起こしていた。その場に行かないと買えないものがあり、その場に行くことに価値があった。

今でもそういう店や場所は残っているかもしれないが、オークションやフリマなどの転売も含めれば、もはや皆無だろう。

初買い

1月3日。妻の実家へ行き、自分より休みの長い妻と子どもを残して、一足先に自宅へ帰ることにした。

せっかくできた自由な時間を買い物に充てることにした。目的のものはあった。仕事用のコートだ。

断捨離は苦手ではないが、洋服だけは捨てるのが苦手である。長い間、使い続けたコートはヘロヘロで、冷え込みの強い今年の冬は越えられそうにない。

百貨店が立ち並ぶ駅前にはかなりの人が溢れていた。何軒か店を回り、最後にたどり着いたのはgreen label relaxing。そこであったのが冒頭の出来事だ。

スタンドカラーコート

<green label relaxing> S100 ショート ビーバー スタンドカラー コート

商品詳細(green label relaxing)

■デザイン

細身のシルエットで、襟周りに少しゆとりを持たせたデザイン。選んだカラーはネイビーカラーの無地。

■価格

定価は26,400円(税込み)。セール中のため40%OFFの15,840円で購入。

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”SUPER 100'S”というウール素材のしなやかな肌触りが気持ち良い。

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裏地の色味とポケットが多いのがお気に入り。

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予算よりもだいぶ安く済んだ。昨年購入したマスターピース(master-piece)のバッグとも相性が良さそうだ。

hajimarikokokara.hatenadiary.com

#はてなスマホ写真部 2022年1月のテーマは「今年の初◯◯をスマホに収めました」

今回は今年初のはてなスマホ写真部の参加用の記事でした。僕の選んだテーマは初買いです。写真よりも、文字ばかりわかりにくいですが、ご容赦ください。

はてなスマホ写真部に興味がある方はこちら👇

teawase-brog430.hatenablog.com

 

おわり