はじまりここから

下手の横好きではじめたエッセイ風のブログです。平凡な日々の中で感じたことを少しだけエモく綴っています。ジャンルはニュースや音楽など。

忘れていた沖縄の首里城のこと

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好きなところに自由に出かけられないのは想像以上に退屈だ。GWが明け、聞こえてくるのは外出の自粛をお互いに確認し合う会話ばかり。

僕は"旅行好き"と人に断言できるほどではないけれど、さすがにずっと近場にだけ出掛けていると、たまには遠くへ旅行に行きたくなる。

 

 コロナの終焉×沖縄旅行

「また自由に旅行に出られるようになったら、どこへ行こう?」ついつい、そんな妄想にふけてしまう。

日本中、行ったことがない場所はたくさんある。一度は行ってみたい場所が山ほどあるけど、できることなら最初は一番楽しかった場所にもう一度行きたい。

そこで旅行の楽しさを、自由に行動できるようになった喜びを、思いっきり感じてみたい。

旅行で一番楽しかった場所。少し考えれば答えは出てくる。「沖縄だ 沖縄に行きたい!」

 

小さな恋のうた 

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先日も美容室で流れていたラジオから沖縄に馴染みのある曲が聞こえてきた。沖縄のバンド、モンゴル800の『小さな恋のうた』

カラオケではド定番になったこの曲。初めて聴いたときから、かれこれ20年近く経つが、今聴いても胸が高まる。

人気曲『あなたに』を含む2ndアルバム『Message』がリリースされた当時、モンゴル800は自分と同じ20歳過ぎの大学生。CDが売れる時代だったとはいえ、『Message』のセールスは驚異の280万枚を達成する。

ハイスタの活動休止宣言後、インディーズシーンに新しい風を吹き込んだのは、ハイスタと同じスリーピースの若いバンドだった。

あの頃に比べると、清作さんはだいぶ体が大きくなったし(笑)、儀間さんは残念ながら退団してしまった。 

ただ、それでもバンドは続いているし、万が一バンドが解散するようなことになっても曲が消えて無くなることはない。

ラジオで聴いたのもオリジナルの曲ではなく、新垣結衣がカバーしたものだった。ガッキーが歌っているのには驚いた。そういえば同じ沖縄出身だ。

ミュージシャンや俳優、タレントや芸人。芸能界で活躍する沖縄出身者は多い。そして、地元を愛するが故に活動拠点を沖縄に置き続ける人も多い。

さらには沖縄出身以外の人が、沖縄に移住したり、二重生活を送ったりする話を聞くことも珍しくない。歴史的な背景も関係しているんだろう。沖縄が多くの日本人の心を虜にする場所であることは間違いない。

 

沖縄の思い出 

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沖縄へは2度行ったことがある。1度目は本島、2度目は石垣島をメインに回った。予算の関係で海に入れるシーズンを外したけど、綺麗な砂浜に行くだけで気分はハイになれる。他にも魅力的な場所がたくさんあった。

国際通り、琉球村、美ら海水族館。フサキビーチ、平久保崎、石垣島鍾乳洞。などなど。子供と一緒になってシーサーの置物に色を塗るのは楽しかったし、途中で食べたソーキそばはめちゃくちゃおいしかった。

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首里城公園

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不謹慎な言い方に聞こえるかもしれないが、首里城公園に行っておいたのは良かったと思う。2019年10月に発生した火災により正殿を含む、6棟が全焼した。火災の原因は不明のまま。でも、それより気になるは復旧状況だ。

okinawa-repeat.com

 

このサイトによると復元する過程を観覧できるようになっているらしく、復旧の様子が写真から伺える。良かった。少し安心した。2026年の完成を目指している正殿の復元が待ち遠しい。

 

関心事は移り変わる

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正直なところ、僕は今日まで首里城の火災のことを忘れていた。ニュースを聞いたときはそれなりのショックを受けたのに、長い間思い出すことはなかった。普天間基地の移設問題も同じかもしれない。

人の記憶なんてこんなものだろうか。ニュースが報じられない日はない。毎日新しいニュースがインプットされる度、古いニュースの記憶は少しずつ脳の奥の方へ追いやられいく。そして、奥に入っていくほど、関心が薄れていく。そうやって自分の中の関心事は移り変わって行くのだ。

 

なんだか自分が薄情な人間に思えてきた。こんな僕が沖縄を好きというのはおこがましいかもしれない。

 

あなたは首里城のニュースを覚えていましたか?

 

ただ、それでもやっぱりまた沖縄に行きたい。

 


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おわり