スゲェと感じる若手男性ボーカル5+2
"言いたいことも言えないこんな世の中じゃ POISON”
果たして今の若者はこの曲を知っているだろうかー。
歌っていたのは俳優の反町隆史。作詞も反町が担当し、人気ドラマ「GTO」の主題歌として1998年にリリースされた曲だ。それなりにヒットした曲だと認識しているが、歌唱力もそれなりだった。決して下手ではないが、俳優が歌っていると聞いて納得するレベル。ただ、それは当たり前の話で反町が悪いわけではない。役者としての才能に優れているのだから、歌手のような歌唱力を求めるつもりはない。
その点で菅田将暉のような若者は凄すぎる。俳優でありながら、音楽活動のクオリティが高い。別にディスるつもりはないが、反町隆史と菅田将暉の歌を比較するのは気の毒に思えてしまう。(※あくまで個人的な感想です)
歳を取ると若者の音楽を否定するようになると思っていた。子どもの頃、演歌しか興味がない父親が流行りの曲に文句ばかり言っていたのを聞いて育ったせいかもしれない。しかし、実際に歳を取ってみると想像していた以上に若者の曲を受け入れられる自分がいた。流行りのスピードには付いていけないが、素晴らしさを理解できないわけではない。若い歌手を見ても素直にカッコイイと思える。先程の菅田将暉も然り。
今週のお題は「わたしのプレイリスト」。
好きな曲をブログに貼ることはよくある。けれども、振り返ってみると最近の曲は少ない。思い出の曲ばかりだ。たまにはオジさんたちではなく、若い男性ボーカルをプレイリストに並べてみようと思う。今さらかも知れないが、偏見かつ自由な感想ともに紹介したい。
北村匠海(DISH//)
菅田将暉と同じく俳優でありながら、歌が上手すぎる。北村匠海のことはJTが作ったテレビCMで知った。北村が演じる主人公を中心とした物語のバックにモンゴル800の清作が歌う「想うた」が流れる。お気に入りの曲なんだけど、北村ほどの歌唱力があるならいつかカバーしてもらいたい。
藤井風
ルックスに恵まれているし、名前を聞いた時はジャニーズか何かのアイドルと思ったけど全然違った。以前にはてなブログでも才能がヤバすぎると盛り上がっていたので試しに聴いてみたら、本当にヤバかった。まさかのユーチューバーだったし。
なんかもう好きとか嫌いとかじゃなくて、曲を聴けばとりあえず才能に圧倒される。規格外なところが、まるで音楽界の大谷翔平のようだ。
秋山黄色
映画「えんとつ町のプペル」の挿入曲を歌っていたことから知った。アニメーションと曲が見事にマッチしていてついドはまりする。秋山はなんとなく鼻っ柱が強そう。Mステを見ていたら、演奏が終了した瞬間に勢いよくティッシュで鼻をかんでいたのがロックに思えた。
熊谷和海(BURNOUT SYNDROMES)
アニメ「Dr.STONE」第1期オープニングテーマ曲を聞いて知った。曲の最初に流れる「おはよう世界 Good Morning World!」の太い声が強烈で、アニメを見た翌日はいつも頭の中をグルグルと曲が流れていた。"日本の3人組青春文學ロックバンド"という肩書きが興味深い。
末武 竜之介(KUZIRA)
個人的に好きなPIZZA OF DEATH RECORDSの中で、今勢いのある若手バンド。英語の歌詞とスピード感のある王道のメロディックパンク。第2のWANIMAを目指してがんばって欲しい。
既に若手とは言えないが、せっかくなのであと2人(プラス・ツー)だけ紹介させてほしい。
川上洋平([Alexandros])
東京スカパラともコラボし、「仮面ライダーセイバー」の主題歌を歌う川上洋平。まるでモデルのような体型で声がめちゃくちゃ高い。子どもたちが大好きで、我が家では今年、この曲とアレキの「ワタリドリ」がヘビロテ状態。
K(Pay money To my Pain)
Pay money To my Pain というバンドを知っている人は多くないと思う。ボーカルのKは既に亡くなられていて、バンドも既に活動していない。新しい曲を聞くことはできないが、もしロックが好きで、特に洋楽が好きな人はぜひ試しに聞いて欲しい。日本人離れした楽曲に圧倒されるはず。このバンドは後世に語り継ぎたいバンドだ。
今回はいつもと違うノリで勢いのまま書き連ねてしまったが、とにかく言いたいことは今の時代も若者たちは凄いということ。「最近の曲には付いていけない」とか言ってるおじさんがいたら、たまには若者の音楽に触れることをおススメしたい。
おわり