はじまりここから

下手の横好きではじめたエッセイ風のブログです。平凡な日々の中で感じたことを少しだけエモく綴っています。ジャンルはニュースや音楽など。

ワクチン接種のデマとファクトチェック

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(7月2日 症状に変化があったので更新します)

突然の事でした。ずいぶん先になるであろうと思っていた新型コロナのワクチン接種。職場接種というかたちでずいぶんと早く自分にも回ってきました。

職場接種の話が舞い込んできたのはほんのつい先日のことです。希望すれば18歳上の家族も同じように打ってもらえると聞き、喜んだのも束の間。モデルナ製ワクチンの供給が追いつかないことを理由に申請の受け付けを一時中断する報道が流れました。既に申請されたものについても精査するそうです。結局、本当に接種できるのかわからなくなってしまった矢先、不意に実施確定の連絡を受けました。

ワクチン接種の是非

ワクチンの接種を受けるか否かについては人それぞれ考え方が違います。どちらか一方が正解で、もう一方が不正解ではありません。誰かを諭したいわけではなく、あくまで個人的な見解を述べます。

僕はワクチン接種を前向きに受けたいと思いました。ワクチンの副作用が怖くなくはありません。未知なるものに対する漠然とした恐怖はあります。

それでも副作用のリスクよりコロナに罹患したときの病状や後遺症のリスクの方が高いと考えました。それなりに自粛した生活を送っているので、自分が罹患してしまうとは正直思えないものの、可能性までを否定はできません。二つのリスクを天秤にかけて合理的に判断した結果です。

また、デルタ株のような変異種は感染力が強く、家庭内感染のリスクが高まっていますので、接種できない子どもたちを守るためにも打つべきだという意見を聞いてその通りだと思いました。

何より世の中が、コロナが流行る前の状態に早く戻って欲しいと願っています。ワクチンを接種したからと言って、完璧な防御を手に入れるわけではありません。が、ワクチンの接種なくして大きな進歩は望めません。完全には戻すことができなくても、元の世界に近づけることはできるはずです。

職場接種

職場接種は平等性に欠けるという批判が出ていることは知っています。早く打ちたくても打てない人には少し申し訳なく思いますが、今は接種者を増やすことがとにかく重要です。甘んじて受けるのではなく、素直な感謝の気持ちで受けることにしました。

いざ打ち終わってみてですが、とりあえず今のところはなんとも問題ありません。打ったところが少し痛いいるぐらいで、幸いにも他は普段となんら変わりありません。ただ、若い人の方がやはり反応が強く出る傾向にあるようです。腫れがひどくなるようであれば湿布を患部に貼るといいと聞いて準備していましたが、湿布の出番はありませんでした

投稿のタイミングで特別な違和感はなかったのですが、打ってから20時間ぐらい経過したところで痛みを強く感じるようになりました。肩を上げるのがしんどく、指先に僅かな痺れも感じます。やはり筋肉痛と同じで若い人ほど症状が早く出るのは間違いないようです。インフルエンザのワクチンよりも打った後の痛みは強いので、利き腕ではない方に打つようにした方が良いですね。湿布もおすすめします。

ワクチンに関するデマ

そう言えば、少し前に河野大臣がワクチンに関するデマを否定したブログが話題になったのをご存知でしょうか。色んなメディアで紹介されていましたが、僕は古田大輔さんのツイートで知りました。

よろしければついでにフォローをお願いします(笑)

こちらが河野大臣のブログです。

www.taro.org

面白いと言うのは不謹慎ですが、読んでいて「へぇ〜」となることが書かれています。一部引用させてもらいますので、ワクチンに心配がある人は読んでもらうと参考になるはずです。

「ワクチン接種された実験用のネズミが2年で全て死んだ」
実験用のネズミの寿命がそもそも2年程度ですから、ワクチンを接種した人間が100年で全て死んだといっているのに等しいことになります。

その後、「ワクチン接種された実験用のネコが全て死亡した」というデマに替わってきていますが、ヒトに関する研究の前段階としての動物実験でネコは一般的に使われません。

「ワクチン接種により不妊が起きる」
コロナワクチンに限らず、どんなワクチンに関しても流されるデマの一つです。

これまでのワクチンで、不妊が起きたことはありません。

mRNAは半日から数日で分解され、ワクチンにより作られるスパイク蛋白も約2週間以内でほとんどがなくなります。

mRNAワクチンが遺伝子に組み込まれることはありません。

他に次のようなことも書かれていました。

  • 中国やロシアがSNSを使ってファイザーやモデルナのワクチンの信頼性を傷つけるような情報発信を行っていること。
  • 医師の中にもデマを流す人がいること。
  • 日本で流れるデマは海外で発信されてからしばらくして入ってくるものが多いこと。

政治家のブログを初めて興味深く読みました。

ファクトチェック

医学の知識がない僕にはブログの内容が本当に正しいかどうかを判別できません。中には政治家の言うことは信用できんと言う人もいるかと思います。しかし、一国の大臣が発言している情報です。当然、有識者の見解に沿って書かれた内容です。

僕らはいつも100%の正しい情報を待ってばかりはいられません。可能性で判断するかしかないのだと思います。だからこそ、信用できる情報源を確保することは大切です。

出処がわからない噂や匿名の記事を信じるよりは名前を公開している専門家の情報を優先すべきです。専門家がどういう人なのか、肩書きの確認もした方がいいです。コロナやワクチンについては専門家でさえ、確実なことは言えないもしれません。しかし、素人が付け焼き刃で学んだ知識よりも正しい可能性が高いことは明らかです。

最後に余談ですが、発信者の知名度だけで情報を鵜吞みにするのも危険です。

以前、メンタリストのDaiGoさんが発信した情報について医師の方が批判しているツイートを見かけました。

真偽はわかりませんので、ここに詳細は書きません。でも、正直意外でした。DaiGoさんは名が通った人ですし、メンタリストとしての実力は確かだと思います。僕もDaiGoさんの本は読んだことがあるのであまり疑いたくはないのですが、ただ、これを読んでしまうとどうでしょう。う〜ん、厳しいですね。

もちろん、仮に書かれている批判の内容が事実だとして、DaiGoさんの他のものまでが否定されるものではないことはわきまえておきます。

こんなこともありますので、正しい情報を得ることは意外に簡単なことではないかもしれません。しかし、情報過多な時代だからこそ不可欠なものだと思います。

 

おわり