はじまりここから

下手の横好きではじめたエッセイ風のブログです。平凡な日々の中で感じたことを少しだけエモく綴っています。ジャンルはニュースや音楽など。

「幸福とは何か?」たまに考えてみたくなる

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「幸福ってなんだろう」「どういう状態のことを言うんだろう」唐突に哲学を語りはじめるつもりはないけど、幸福の定義は難しいのだと思う。

就職してから今年でちょうど20年が経つ。20年は人が生まれて成人するまでの年数だ。決して短くはない20年を振り返り、自分はちゃんと幸せな人生を送れているかなんて考えてみたくなった。

特別に大きなことを成し遂げていないし、後悔していることがないかと聞かれたらそんなものは沢山ある。しかし、仕事もプライベートもそれなりに順調で何不自由もなく生きてこれたのは確かだ。自信を持って「幸せです」とは言えなくても、「幸せじゃない」と否定したらバチが当たる気がする。

幸せは誰かと比べるものじゃないと頭ではわかっていても、誰かと比べないと幸せを感じにくいのが誰しも本音じゃないだろうか。苦労の感じ方は人それぞれだとしても、自分より確実に苦労している人はたくさんいる。そんな人たちと比べて自分は幸せなんだと納得してしまう。

比べるのは他人だけじゃなくて、もしもの自分の場合も同じ。もし仮に明日ケガや病気で身体が動けなくなってしまったら、万が一明日戦争が起きて平和な暮らしを奪わてしまったら、今日までの平凡な日々がどんなに尊い幸せな日々に変わるのだろう。

精神医学の幸福

幸福について考えていたら、以前読んだ精神科医 樺沢紫苑先生の本『精神科医が見つけた 3つの幸福』について紹介した記事を思い出した。

人間が幸せを感じているときは脳内で100種類以上の幸福物質が分泌されていて、中でも「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」の3つを3大幸福物質と呼ぶらしい。そして、その3つの物質それぞれに関係する幸福の種類があって、セトロニンは心身の健康、オキシトシンはつながりと愛情、ドーパミンは成功や達成だそうだ。

気をつけるべきはオキシトシンやセロトニンをないがしろにして、ドーパミンを求めがちになってしまうこと。ドーパミンは他の2つの物質とは異なり、脳に興奮や高揚感を与え、さらには依存症を引き起こしやすい厄介な性質を持っている。

例えば身体を壊してまで働き続ける人や家庭を顧みずに仕事を続けてしまう人は、いずれもオキシトシンやセロトニンよりもドーパミンを最優先している。自分の身体や家族を犠牲にしてまで仕事を続けた先に幸せな未来が待っているのかという話だ。

一番に優先すべきはセロトニンで、うつ病はまさにセロトニンが極端に不足した状態らしい。まずは身体の健康、次に家族や人とのつながりがあって、人は幸福になれるのだろう。

脳のメカニズムはなんとなく理解したけど、実際にコントロールするのは難しい。ブログを書いているのもぶっちゃけドーパミンを欲しているようなもんだ。成功や達成感を何度欲したところで、永遠に満足することはない。

穏やかな幸福を手に入れるために優先すべきはとにかくセロトニン。ちなみにセロトニンを手に入れるのに効果的な方法の一つが「朝日を浴びる」だそうだ。僕は過去に何度も書いてきた通り、休日に朝日を浴びながらジョギングするのが習慣になっている。

早朝6時ごろに撮影した写真。まさに朝日が差し込もうとしているとき。

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わたしの福

さて、今回なぜ幸福について書こうと思ったかというと、きっかけははてなスマホ写真部の2月のテーマが「私は福をスマホに収めました」だったから。

teawase-brog430.hatenablog.com

福を収めるために「私の福って何?」から思考してみた。でも、スマホ写真部だから、結局は福を収めた写真を貼らないわけにはいかない。そこで僕が福を収めた写真はこちら。

袋の中身は・・・

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和菓子の定番 塩豆大

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買ったお店の雰囲気も素敵だった。

www.daikokuya-seikaho.jp

至福の大福。最後は、甘くて美味しいものを食べてるときが一番幸せかもしれない。

 

おわり