未完の大作「ベルセルク」を時々思い出して
下手なブログも記事数を重ねていくと、認知度がどの程度高いネタを書くかでときどき迷ったりするんですね。
みんなが知らないようなネタを選ぶとインパクトを与えやすい反面、まったく興味が惹かれずに空振りする可能性があります。
一方、みんなが知っているようなネタを選ぶと共感を得られやすい反面、当たり前のことを書くだけでは心に刺さりにくくなります。
その点に関して、今回のネタはどちらに転ぶかが正直わかりません。
おそらく前者寄りではないかと思うんですが、後者だったとしても違和感はありません。
さて、あなたは漫画「ベルセルク」を知っていますか?
ベルセルク(BERSERK) × おすすめ漫画
作者は三浦建太郎。ヤングアニマルで30年以上に渡り長期連載されている漫画です。
コミックスは現在までに40巻。シリーズ累計発行部数は4000万部を超える輝かしい実績を誇ります。
テレビアニメやゲームにもなっている人気漫画ではありますが、物語の性格上、幅広い層から支持されているというよりは特定の層から強い支持を受けている作品ではないかと思います。
未完の名作
物語を紹介する前に、なぜ急にベルセルクの話を持ち出しのか、理由を説明させてください。
ベルセルクは長期連載なんですが、不定期連載でもあるんです。
しかも、一年以上休載することも珍しくない。
作者の三浦先生までが「死ぬまでに頭の中の全てを出せるのか」と語っているほどで、ファンの間では未完のまま終わってしまうのではないかと囁かれています。
なので、読む側としてはたまに思い出して、コミックスの最新刊をチェックするんですが、たいていの場合は更新されておらず、現時点(2021年4月)で最新の40巻も発売されてから2年半近く過ぎているような状況です。
今回も久々にチェックしたところ、相変わらず新刊は発売されておらず、気まぐれでそのことをブログに書こうと思った次第です。
ダークファンタジー
そろそろ物語の中身について紹介しましょう。
中世のヨーロッパを彷彿させる世界観で描かれており、ジャンルはダークファンタジーになるそうです。
Wikipediaの力を借りて最初のあらすじを紹介したいと思います。
黒い剣士(1 - 3巻)
身の丈を超える巨大な剣や大砲を仕込んだ義手など様々な武器を手に、ひとりゴッド・ハンドを探し出す旅を続ける「黒い剣士」ガッツ。行き掛かり上共に旅をすることになった妖精パックと共に、各地で人々を脅かしている使徒を追い、狂戦士のような戦いを繰り広げる。本作の序章。
黄金時代(3 - 14巻)
序章から時を遡り、ガッツの生い立ちから鷹の団での青春時代、「蝕」、復讐の旅に出るまでを描く。死んだ母親の骸から泥の中に産み落とされたガッツは、偶然通りかかった傭兵団に拾われ、過酷な環境の中で育ての親から剣術を教えられ、幼いころから戦士として戦場で生きていく。ある日、育ての父を殺害してしまったガッツは傭兵団を脱走、流れの傭兵として各地の戦場を転々とする生活を送るようになる。そんなある時、ある城での攻防戦において凄腕の騎士を倒したガッツに、傭兵団「鷹の団」団長グリフィスが目を留める。
グリフィスとの決闘に敗れ、鷹の団に入団して3年。ガッツは切り込み隊隊長として、ミッドランド正規軍となった鷹の団の百年戦争での武勲の数々を支えていた。グリフィスを始め、かけがえのない仲間を得、剣士としても百人斬りを成し遂げるほどに成長したガッツだったが、やがてただ闇雲に剣を振るいグリフィスの言うままに人を殺めてきただけの自分の人生に疑問を持つようになる。そしてグリフィスがシャルロット王女に投げかけたある言葉をきっかけに、自分の生きる道を自らの手で見出す決意を固める。
百年戦争終結後、グリフィスと真に対等な友になるため、ガッツはグリフィスとの決闘を制し鷹の団を抜けた。ガッツの退団で心の支えを失い、自暴自棄になったグリフィスは王女と姦通、そのことが国王の逆鱗に触れて地下に監禁され、鷹の団は逆賊としてミッドランドから追われることとなった。1年後、武者修行に区切りをつけたガッツは鷹の団の受難を知り、流浪する鷹の団に戻り、王女の手助けを得てグリフィスを牢獄から救出。しかしグリフィスは、度重なる拷問の末に廃人同然となっており、最早鷹の団には存在意義すらなくなってしまった。自ら命を絶つことすらできず、絶望に苛まれるグリフィス。その時、真紅のベヘリットがゴッド・ハンドを現世に召喚した
出典:Wikipedia
主人公ガッツの友であったグリフィスは己の復活のために天使を呼ぶアイテム・ベヘリットを使い、仲間の団員を生け贄に捧げてしまいます。
しかも、ゴッド・ハンドとして生まれ変わったグリフィスはガッツの愛した女性キャスカを犯し、心を壊してしまいます。
奇跡的に生き延びたガッツは復讐の旅に出るのでした。
ガッツがボロボロになりがならも人間のまま狂ったように戦う姿や人間として堕ちたグリフィスが神々しい存在へと変わっていく様子はまさにダークファンタジーです。
PENPALSの「TELL ME WHY」
僕がベルセルクを最初に読んだのはかれこれ20年ぐらい前の話です。
同じバイト先の友人が先程書いたようなあらすじをさぞ面白そうに話してくれたのがきっかけでした。
ただ、僕がベルセルクに興味を持ったのには他にも理由がありまして、当時好きだったPENPALSというバンドの曲がアニメ版の主題歌に使われていたんです。
曲名は「TELL ME WHY」。
PENPALSは男3人組のロックバンド。現在は新バンドAFOKを結成し、PENPALSの楽曲を引き継いでいるようです。
PENPALSには申し訳ないけど、たぶんこの記事を読んでくれる人たちの中にPENPALSを知っている人は皆無なんだと思います。
ムキになって弁明するようなことではありませんが、20年ぐらい前は人気絶頂のDragon Ashと一緒にライブをするなど、当時の若者からは一定の評価を得ているバンドでした。
中でも「I Wanna Know」という曲が大好きで、僕にとっては最高のロックンロールでした。
これ以上の解説は差し控えますが、もしPENPALSを知っている人がいらっしゃったらぜひ勇気を出してコメントをいただきたいです🙇♂️
余談ですが
前回の記事でエレカシの宮本浩次さんについて記事を書きました。
hajimarikokokara.hatenadiary.com
見てくださった方、ありがとうございます😌
僕の記事にしては、はてなブログからも多くの方に読んでいただけたのですが、珍しくTwitterにあげたところ、意外なほど多くの方に見ていただけました。
(1回のツイートでまさかの241PV!!)
別に小さな自慢をしたいのではなく、こんなのは完全に宮本浩次パワーなわけで、僕の記事の質はさほど重要ではないわけです。
何を言いたいかというと、記事を見てもらう上では冒頭に書いた「どんなネタを選ぶか」がいかに重要か、改めて思い知らされたというお話です。
さて、今回のベルセルクはどうでしょうか?
調子に乗って試してみたいと思います。
おわり