はじまりここから

下手の横好きではじめたエッセイ風のブログです。平凡な日々の中で感じたことを少しだけエモく綴っています。ジャンルはニュースや音楽など。

2022年はドラえもん『のび太の宇宙小戦争』をやめて、クレヨンしんちゃん『もののけニンジャ珍風伝』を観ることにした

のび太には悪いが、今年はやめることにした。

『のび太の宝島(2018年)』『のび太の月面探査機(2019年)』『のび太の新恐竜(2020年)』。子どもたちを3年連続で映画館に連れて行ったが、思いの外、手応えがない。

アマゾンプライムでたびたびドラえもんの映画を見ているのに、映画館で観た3作品がヘビロテの中に入ってこないのだ。

たいてい『のび太の南極カチコチ大冒険(2017年)』『のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)(2015年)』『新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜(2014年)』『のび太のひみつ道具博物(2013年)』のどれかを見ている。

大きなスクリーンに迫力のあるサウンド、メロンソーダとキャラメルフレーバーのポップコーン。親はわざわざお金と時間を使って、子どもたちにエンタメな時間を提供した。映画館で観た作品にもっと強い思い入れがあっても良いんじゃないだろうか。

子どもの頃にじいちゃんに連れて行ってもらった『のび太の日本誕生(1989年)』は僕にとって特別な作品だぞ…。

まぁ、愚痴を言っても仕方がない。どんなシチュエーションで観たかよりも作品は中身で評価されるべきだ。映画館で観た作品がたまたま我が子の好みに合わなかっただけの話に過ぎない。 

我が子曰く、感動系の作品は苦手。泣いてしまうのが嫌なのだと。斜めに見過ぎかもしれないが、最近のドラえもん映画はやや感動を誘い過ぎている。

特に『のび太の新恐竜』はひどかった。飛べないせいで仲間の群れに入れない恐竜のキュー。その姿に自分を重ねたのび太は自分も鉄棒の逆上がりを克服することで、キューに勇気を与えようとする。ボロボロになりながらもがんばるキューとのび太。なんだか自分たちのためではなく、客を泣かせるために必死になっているように見えてならなかった。

それともう一つ。『のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021』がコロナを理由に公開を延期したのはいただけなかった。延期になった分、ダラダラ宣伝を流し続けられたら、映画を観る前に飽きてしまう。色んなイベントが自粛される中で、比較的感染リスクの低い映画こそ、堂々と公開してほしかった。日和見した感じは否めない。

だから、今年はしんちゃんを選ぶことにした。

もののけニンジャ珍風伝

出典:『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』公式サイト

映画館でクレヨンしんちゃんを観たのは今回が初めて。連載開始からちょうど30年の節目の年だった。

あらすじ

ある日、野原一家の前にしんのすけと同じ年頃の男の子を連れた妊婦の親子が現れる。すると、母親が突然、しんのすけの本当の母親は自分だと告白しはじめた。

母親の名は屁祖隠ちよめ、息子の名は珍蔵。5年前、同じ病室で産まれたしんのすけと珍蔵は病院のミスで取り違えられてしまったのだと。

あまりのことに動揺するひろしとみさえ。ちよめに強引に言いくるめられ、一晩泊めることになってしまうが、その夜、ちよめ達を連れ戻しに来た謎の忍者集団によって、ちよめと珍蔵に間違われたしんのすけが忍者の里へ連れ去されてしまう。

しんのすけはそこで地球のエネルギーであるニントルと、ニントルを閉じ込めている「地球のへそ」の存在を知る。そして、屁祖隠家とは「もののけの術」でへその栓を代々守り続けてきた一族だったのだ。

一方、珍蔵から事情を聞きだしたひろしとみさえはしんのすけを取り戻すため、忍者の里を目指すことに。

「果たして、野原一家は無事に再開することができるのか?」忍者の里に隠された秘密としんのすけの出生の真実に迫る。

声の特別出演

毎回恒例の声の特別出演は川栄李奈とハライチ。ハライチは本人役で登場し、漫才を披露してくれる。ちなみにエンドロールで「山田孝之」の名前を発見した。何の役かは伏せておく。

感想

月並みの感想だが。笑いと感動のバランスが良く、十分満足のいく内容だった。病院で赤ちゃんを取り違えてしまう展開は別に目新しくはない。福山雅治主演の映画にも確かそんなストーリーがあった。フィクションに限らず、現実にもあった話だ。もちろん、現代の先進国において起きることはまずないだろう。

映画では、病院に慌てて駆けつけた父ひろしが同じ病室にいた他人の赤ちゃんを自分の赤ちゃん(しんちゃん)と勘違いするシーンがある。長男が生まれたときのことを思い出してみると、妻はクリニックの個室に入院していたので僕がどんなに間抜けだとしても間違えようはなかった。

しかも、出産した日はピッタリ予定日の当日。昼前に陣痛がはじまり、夕方にはもう産まれていた。驚くほどスムーズな安産。おかげでドラマのように急いで病院に駆けつけたり、待合室でずっと待ち続けたりすることはなかった。

忍者と言えば、3年ほど前に山梨県の『忍野しのびの里』で遊んだことがある。迫力のあるショーを見たり、仕掛けが隠されたからくり屋敷に入ったり、大人が行っても結構楽しめる。

そう言えば、去年も小田原城址公園の『NINJA館』に行っている。子どもも大人もみんな忍者が大好き。忍者はなかなかのキラーコンテンツかもしれない。

そんなわけでゴールデンウィークには親子で『クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』を観てはいかがだろうか。

ちょっと感動できるぐらいの映画が観ていて心地よいのだ。

おわり

 

 

 

 

 

久能整が語ったいじめ理論について

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前回、幼稚園に通う娘が友達の一人から意地悪されている話を投稿したところ、たくさんのコメントをいただきました。どのコメントも長文ばかりであることに驚きつつ、貴重な時間を割いてくださったことに深い感謝を覚えます。ありがとうございました。

コメントが多かったのは、決して僕の書いた記事が良質だったからではありません。世の中のほとんどの人が人間関係に少なからず悩みやストレスを抱えているわけで、人間関係をテーマとした記事は、それだけ反響を得やすいものなのだとあらためて感じます。

hajimarikokokara.hatenadiary.com

実は先日もそんな風に思うことがありました。きっかけはテレビドラマで見た、いじめをめぐるやり取りです。

テレビドラマとは、月9『ミステリと言う勿れ』の第2話のことで、主人公の久能整(くのうととのう)がいじめについて持論を展開するシーンがありました。

「あの頃は今みたいに誰も逃げていいよと言ってくれなかった、学校も休みたかった、本当はずっと逃げたかったのに」

事件の容疑者の一人から、いじめられていた過去の告白を受けて、久能が語った話の内容が、実に深イイものだったのです。

どうしていじめられている方が逃げなくてはいけないのでしょうか。

欧米の一部では、いじめている方を病んでいると判断するそうです。いじめなきゃいられないほど病んでいるから隔離して、カウンセリングして癒す。

でも日本は逆で、いじめられている子に逃げ場を作って何とかしようとする。でも、逃げると学校にも行けなくなって損ばかりする。

同じようにDVも被害者を逃がすけど、病んでいたり、迷惑だったり、恥ずかしくて問題があるのは加害者側のはず。

例えば、歩いていていきなり殴られたら誰かに話をするように、先生や親にいじめられていること、加害者が病んでいることを、みんなが簡単に言えるようになればいいと思う。

久能はいつも人の心理や物事の本質を言い当ててきますが、この話は特に胸に刺さりました。

僕がそう感じたということは、同じように感じた人が世の中にたくさんいるわけで、放送後のSNS上には共感の声が溢れていたようです。

(余談ですが、第1話については以前にレビューも書いております)

hajimarikokokara.hatenadiary.com

今さら蒸し返すつもりはありませんが、昨年炎上した某ミュージシャンの過去のいじめ問題もこれに当てはまる事例なのかもしれません。

極めて悪質なイジメに加えて、それを平然と雑誌記者に語ってしまう異常さはある意味病んでいるとし思えません。もっと早くに彼をカウセリングしていれば、彼自身が将来、特大ブーメランをくらうことはなかったように思えます。

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では、どうすれば久能が語るような社会が実現できるのでしょうか。おそらく特効薬的なものはなくて、何か一つを変えれば済むような話ではないはずです。

それでも、強いてあげるとすれば、やはり教育ではないでしょうか。いじめを善悪だけで解釈する道徳的なアプローチではなく、いじめをするのは心の病気という共通認識のもと、心理学的かつ医学的なアプローチが本来は求められているのかもしれません。

いじめについて家庭内で教えてあげることも大切ですが、教育の場である学校で「なぜ、いじめは起きるのか」「もし、いじめが起きたらどう対処すべきか」をもっとアカデミックに教育してく必要性を感じます。

取り止めのない話になってしまいましたが、弱きを守れる社会であって欲しいと強く願います。そのためにも、今より一歩踏み込んだいじめの教育をこれからの子どもたちには施していくべきではないでしょうか。

 

おわり

 

月9「ミステリと言う勿れ」の第一話の率直な感想とレビュー

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数年ぶりに月9ドラマを見たので記念にレビューしたいと思います。

タイトルは『ミステリと言う勿れ』。田村由美さんの漫画を実写化したドラマで、主演は今をときめく菅田将暉さんです。

はじめに

なお、最初に注意点を伝えておきます。僕はドラマの第1話を見ただけで、原作の漫画を読んでいません。もちろんWikipediaなどであらすじも調べていません。

したがって、物語の趣旨や人物設定をちゃんとわかっていませんし、2話目以降の展開を一切知りません。

レビューと言っても、僕の率直な感想であり、独断と偏見で評価しています。第1話を元に想像で書いている部分が多いので、解釈が間違っている可能性は十分にあり得ます。

しかし、裏を返せば、これから見ようとしている人にとって、ミスリードなし、含みなし、の紹介になっているはずなので(たぶん)、その点をご理解の上、読み進めてください。

あらすじ

大学に通う久能は本人が望まぬまま、幾多の事件に巻き込まれてしまいますが、類い稀な推理力によって、さながら探偵のごとく事件を解決していく物語です。

登場人物

久能 整(菅田将暉)

名前の読み方は「くのう ととのう」です。本作の主人公で大学生。アパートで一人暮らしをしています。天然パーマでアフロのような髪型が特徴。無愛想で友達や彼女はいません。記憶力や洞察力に優れており、疑問に感じたことは相手の気に障りそうな内容でもズバリ言ってしまう性格をしています。

風呂光 聖子(伊藤沙莉)

大隣警察署・強行犯一係の巡査。紅一点だけに、周りのおじさん刑事から典型的なパワハラ、セクハラまがいの意地悪を受けています。

池本 優人(尾上松也)

大隣警察署・強行犯一係の巡査。明らかにお笑い担当です。妻は妊娠中。

青砥 成昭(筒井道隆)

大隣警察署・強行犯一係の巡査部長。冤罪事件を起こし、本庁から所轄に飛ばされた過去を持ちます。

ジャンル

ミステリードラマとヒューマンドラマを足して割ったようなドラマです。刑事に代わって一般人が犯人を捕まえる物語は珍しくないですが、事件の推理を楽しませるよりも、事件の裏側に隠れた人間模様を見せることに重点を置いている気がします。

強いて言えば、被害者の残した遺留品から事件の真相を紐解いていく、上川隆也主演の『遺留捜査』に少し似ている印象を受けました。

そして、主人公の久能は名探偵並みの活躍を見せるものの、金田一少年やコナン少年とでは性格が大きく異なります。やむを得なく事件を解決しているだけであって、久能は自ら積極的に事件に首を突っ込みたいわけではありません。ただし、一度スイッチが入ると、まるで機械のごとく正確に事件の真相を解き明かしていきます。

第1話の感想

1話目は久能が殺人の容疑者にされるところから始まります。久能はもとより、登場人物を紹介する流れで話は進んでいきます。

詳しく書くとネタバレになるので控えますが、物語の鍵はやはり、サブタイトルにもある「真実は一つじゃない、人の数だけある」です。

「真実はいつもひとつ」の台詞で有名な『名探偵コナン』へのアンチテーゼのようですが、どういうことかと言うと『真実』と『事実』は似ているようで意味が微妙に違ういうことです。

『事実』の意味は、実際に起こった事柄であり、誰から見ても同じものでなくてはなりません。一方、『真実』の意味は、事実に対して人それぞれの考えや解釈が加わったものであり、複数存在する可能性があります。

客観的な『事実』に対して、『真実』は主観的なものなので、誰かと一致する場合もあれば、異なる場合があるということです。

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例えば、Aさんの車がBさんの車に追突事故を起こしたとしましょう。Aさんは「Bさんが急ブレーキを掛けたから追突した」と主張し、Bさんは「Aさんが煽り気味に車間距離を短く取っていたから追突」としたと主張しています。

この場合、Aさんの車がBさんの車に追突したという事実は一つですが、AさんとBさんの主観が加わることで真実は2つ存在していることになります。

どちらかが明らかに嘘をついているのであれば話は別ですが、2人がそう思い込んでいるのだとすれば、紛れもなくそれが2人にっての真実なのです。

また、その場に事故を偶然目撃していたCさんがいたとしたら、さらに新しい真実が加わる可能性があります。神の目を持つ人間がいない限り、真実は1つではないと言うのが久能の主張するところです。

久能は『真実』の意味をよく理解しているからこそ、事件を解く上で『事実』を突き止めようとします。しかし、『真実』の違いにこそ、事件の真相が隠されており、久能はそこにもフォーカスしていきます。

敢えて違う例を挙げましたが、ドラマでも例えの話が出てきます。とにかく第1話は、視聴者に登場人物の人柄と物語のテーマを伝える役割を果たしていたように感じました。

1話目の犯人のヒントがこの記事の中にも隠れています(この文よりも上です)。1話目を途中まで見たときに違和感に気付けるが重要です。

原作者

実は原作者の田村さんは僕が唯一読んだことのある少女コミックの漫画家です。今回ドラマを見たのも決して偶然ではなく、妻が田村さんのファンだったからです。

ちなみに僕が読んだことのある漫画のタイトルは『猫mix幻奇譚とらじ』です。

あらすじですが、物語の世界ではねずみが人間の天敵として人間を襲っています。あるとき人間の勇者パイ・ヤンの故郷がねずみに襲撃され、パイ・ヤンの息子がねずみにさらわれてしまいます。

しかも、息子の飼っていたとらじという子猫だけが取り残されており、なぜか、とらじは「魔法のねずみ」によって人間と猫のmixにされていました。パイ・ヤンはとらじと共に、息子探しの旅に出掛けます。

タイトルも物語も超ミステリーです。途中までしか読んでいないので、続きが気になります。

次回第2話

とりあえず次回も見る予定ですが、第2話は久能がバスジャックに巻き込まれるお話のようです。

本格的な推理を楽しみたい人には物足りないかもしれませんが、軽めのものが好みな人にはちょうど良いと思います。百聞は一見に如かず。まずは試しに見ていただくことをお勧めします。

気が向いたら、次回もレビューするかもしれませんので、そのときはよろしくお願いします。では、また。

 

おわり

 

男の子の誕生日プレゼントにはグラビトラックス〈GraviTrax〉がおすすめ!

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今週のお題「買ってよかった2021」。

子どものプレゼントに何を選ぶかは親の悩みの一つです。今年は息子の9歳の誕生日に知育玩具としても知られるGraviTraxを購入しました。個人的に買ってあげた親としても満足できる逸品だったので、実際に子どもに遊ばせてみた感想を交えながらレビューしたいと思います。

GraviTrax

gravitrax-jp.com

グラヴィトラックスとは

グラヴィトラックスは、タイルや透明プレート、トラックなどのパーツを使って作るオリジナルのコースに銀のボールを走らせて楽しむ玩具です。単に走路の上にボールを転がすだけではなく、重力や磁力の原理を利用して、アクティビティ溢れるコースに仕上げていきます。

対象年齢はグラヴィトラックスよりも低いですが、公文の知育玩具にも「くみくみスロープ」と呼ばれるボールを転がす玩具があります。

パーツを組み合わせて、オリジナルのコースを作るのは同じですが、ボールを垂直方向に落とすだけのくみくみスロープに対して、グラヴィトラックスは水平方向にもボールを動かすことができます。その分、コースを自由に作ることができ、ボールはダイナミックな走りを見せつけてくれます。

ラベンスバーガー

グラヴィトラックスを制作しているはドイツのラベンスバーガー社(ravensburger)です。今日まで130年以上の歴史があり、良質なパズルやゲームを数多くの作り続けています。

ちなみに日本で販売しているのはラベンスバーガー社グループのブリオジャパン(BRIO)です。ブリオも同じくスウェーデンで生まれた伝統ある玩具メーカーで、木のレールの玩具が有名です。

グラヴィトラックスの特長

グラヴィトラックスの主な特長を3つ挙げます。

①創造力

遊びを通じて子どもたちの創造力を養ってくれます。小学校では2020年からプログラミング教育が必修化していますが、プログラミング教育とは、課題を解決するために必要な論理的思考力を身に付けさせるための教育と言われています。グラヴィトラックスでは、コース作りを楽しみながら自然に論理的思考力を育むことができます。

②拡張性

グラヴィトラックスには基本のスターターセットの他に、拡張セットや追加パーツが数多く用意されています。

<拡張セット>

  • トラックセット
  • ビルディングセット
  • リフターセット
  • トンネルセット
  • ブリッジセット

<追加パーツ>

ループ:通過するボールを一回転させることができる。

マグネットキャノン:磁石の反発力を使って、ボールを勢いよく発射することができる。

ハンマー:ボールの通過によってハンマーが動きボールを加速させる。

スクープ:ボールをすくい上げ、上段のコースに持ち上げる。

トランポリン:落下してきたボールを受け止め、弾ませる。

ジャンパー:ボールを持ち上げ、上段のコースに移すことができる。

ジップライン:ロープウェイの様に移動するハンマーでボールを押し出す。

ボルケーノ:3個のボールを同時に発射することができる。

トランスファー:走行してきたボールをリレーの様に運ぶ。

基本のスターターセット。

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拡張用のトラックセット。

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追加パーツのジャンパー。

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中身のパーツはこんな感じです。

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③デザイン性

見ての通り、グラヴィトラックスはシンプルな色使いでデザイン性の高い玩具です。子ども部屋が広ければ、そのまま飾っておいてもインテリアに良さそうです。いかにも子ども向きなデザインにしていないところが、大人をも惹きつけるのかもしれません。

GraviTrax PRO

グラヴィトラックスには発売後にプロシリーズが追加されました。より速さと高さを求め、従来品を進化させたのがプロシリーズです。互換性は配慮されており、従来品のスタータセットにプロシリーズの拡張パーツを組み合わせることができます。

透明な壁や空洞のある柱のパーツを使えば、まるで高層ビルをくぐり抜けるジェットコースターのような立体的なコースが作れます。

拡張セットのVERTICAL。

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追加パーツのSPLITTER。

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中身のパーツはこんな感じです。

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対象年齢

8歳以上が対象になっていますが、あくまで参考程度です。組み立て系の玩具が好きな子であれば、もっと幼くても楽しめるはずです。

一方、子どもだけではなく、大人も楽しめます。箱に表記している「8-99」の"99"の上限の意味は謎ですね(笑)

価格

価格帯はおおよそスタータセットが6000円〜8000円、拡張セットは2000円〜4000円、追加パーツで1000円〜3000円ぐらいのイメージです。スタートセットと拡張セットをあらかじめ組み合わせている商品もあります。

作品例

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とりあえず息子に作らせてみました。正直、僕には作れないです。頭が柔らかい子どもの方が作るのに向いているかもしれません。

上手に撮影できませんでしたが、実際にボールを走らせるとこんなイメージです。



世界にはとんでもない作品を作るマニアがたくさんいます。グラヴィトラックスの沼ですね。


www.youtube.com


www.youtube.com


おまけで、さきほど紹介した公文のくみくみスロープも一緒に貼ってみます


余談ですが、動画は先日の記事で書いたStreamableを使用しています。興味があれば参考にしてください。

hajimarikokokara.hatenadiary.com

 

以上、いかがでしたでしょうか。親は自分の子どもにプレゼントを贈るときでも賢くなって欲しいと願ってしまうものです。

小学生の男の子にデジタルゲーム以外の玩具をプレゼントをしたいと考えている親にとって、オシャレなグラヴィトラックスはとてもオススメな商品です。気になった方はぜひお試しください。

 

おわり

 

王様ランキングをオススメしたい理由

王様ランキング(1) (BLIC)

最近、あるアニメにハマっている。今年の10月より放送を開始した『王様ランキング』だ。放送が完了した作品を後からまとめて見ることはあっても、放送中の作品を追いかけて見るのは久しぶり。途中で挫折することなく、今のところ順調に10話までを見終わった。早くも次回の放送が待ち遠しい。

アニメ『王様ランキング』

原作は十日草輔。漫画投稿サービス『マンガハック』にて2017年から連載がスタートし、単行本の累計発行部数は2021年12月時点で150万部を突破したそうだ。

僕が『王様ランキング』を漫画で初めて読んだのは電子コミックによる試し読み。一年以上前に読んで内容は十分に面白かったけど、先には進まなかった。有料ページの壁はなかなか高い。それでも、時間をおいて続きをアニメで見ようと思ったのは、こちらのブログの影響だ。

teamomaru8man.hatenablog.com

ブログを書いている 8MAN (id:tomokihatta7)さんはファッションを中心にオシャレな情報を発信している記事が多い。このときは少し前にも『王様ランキング』を紹介していたばかりだったので、一瞬疑問が湧いたが、タイトルをクリックしてその理由がわかった。

まさかの"八田洋介監督は私の弟です"発言にビックリ。「おぉ~、スゲェ!!」と一人で興奮してしまった。

僕のような器の小さい人間にはよくあるのだが、自分はまったく無関係のくせに、他人のことをまるで自分のことのように自慢したがる。

「いつも読んでいるブログを書いている人のさ〜弟さんがさ〜王様ランキングのアニメの監督なんだってさ〜スゲェだろ!」みたいに。(これっぽっちもお前はスゴくないのだが…)

ただし、今回の場合は僕がブログを書いていることを周りに秘密にしているので、自慢したくても話せる相手がいなかった。それだったら、ブログに書くしかないと思って今に至る。

作品の魅力

とは言え、実際に作品を見て感じたのは想像以上にクオリティが高い。アニメーションは『進撃の巨人』を手掛けたWIT STUDIOが制作し、音楽もオープニング曲をKing Gnu、エンディング曲は「春を告げる」で有名になったYamaが提供している。

原作の面白さに、ハイレベルなアニメーションと音楽が加わることで、作品がより素晴らしいものになっているのは間違いない。それこそ指揮を取る八田監督の手腕でもあるのだろう。

せっかくなので、ここからは作品の紹介をさせていただく。

放送日

※Amazon Prime Vedeoでも見放題独占配信中。

ストーリー

主人公の王子ボッジは、巨人族で最強の王を親に持ちながら、体は小さく、耳が聞こえない。国民からは哀れみをかけられ、家来からも陰口を叩かれている。そんなボッジがある日、「カゲ」と呼ばれる影に目玉が付いた不思議な生き物と出会う。「カゲ」は絶滅した暗殺一族の生き残りであり、幼少時に一族が皆殺しにされたため、一人コソ泥のような生活を送りながら生き延びてきた。偶然に出会ったボッジの底知れぬ優しさに触れ、「カゲ」はボッジと行動を共にすることを心に決める。そして、友を得たボッジの人生は、異母兄弟であるダイダとの王位継承争いを経て、大きく動き出していく。

国の豊かさ、抱えている強者どもの数、

そして王様自身がいかに勇者のごとく強いか、

それらを総合的にランキングしたもの、それが〝王様ランキング〟である。

主人公のボッジは、王様ランキング七位のボッス王が統治する王国の

第一王子として生まれた。

ところがボッジは、生まれつき耳が聞こえず、

まともに剣すら振れぬほど非力であり、

家臣はもちろん民衆からも「とても王の器ではない」と蔑まれていた。

そんなボッジにできた初めての友達、カゲ。

カゲとの出会い、そして小さな勇気によって、

ボッジの人生は大きく動きだす———— 。

 

(アニメ『王様ランキング』:INTRODUCTION | 公式サイトより)

音楽

オープニング「BOY」King Gnu


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エンディング「Oz.」yama


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試し読み

KADOKAWAのサイトから物語のはじまりを試し読みができる。

promo.kadokawa.co.jp

最後に

僕自身、まだ物語の一部しか見終えていないので、作者が作品を通じて何を最も訴えたいのか、この作品の本質を見極めきれていない。とにかく今はアニメを純粋に楽しみたいので、漫画のネタバレを読むのを必死に耐えている。

繰り返すが、アニメとしてクオリティの高い作品だと思う。難しい人間関係や複雑な心の描写は少なく、シンプルなストーリー展開になっているので子どもでも年配の大人でも見やすい作品になっている。

何よりボッジの優しさと逆境に負けない強さは心を打つものがあり、小さな子を持つ親としては自分の子がボッジのように優しく強い子に育って欲しいと願わずにはいられない。愛嬌に溢れるボッチは一見の価値ありだ。

是非一度、アニメ『王様ランキング』をご覧あれ。

 

おわり

 

「青春の輝き」でプロポーズを叫べたら

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今週のお題「叫びたい!」。

叫ぶと言えば、先日放送していたV6のバラエティ番組「学校へ行こう!2021」の「未成年の主張」を思い出す。

青春の輝き

「学校へ行こう!」は1997年から2008年にかけて放送されていた番組で、V6の解散を前に一夜限りの復活。若いときにハマっていたのが懐かしく、久しぶりに見たくなった。

「未成年の主張」は学生が校舎の屋上から校庭にいる仲間に向かって思いの丈を叫ぶ企画だ。感性豊かな主張は聞いていて面白いし、未成年らしい未熟さが何とも可愛らしい。中には好きな生徒に愛を告白する学生もいて、見ているこちらまでつい恥ずかしくなってしまう。若気の至りなのか、青春の力は恐ろしい。

もちろん恋はいつも成就するとは限らない。「ゴメンなさい」とフラれてしまうときもある。最後はカーペンターズの名曲「青春の輝き」をバックにV6のメンバーが告白した生徒に駆け寄り、励ましてあげるのがお決まりのパターンだった。

ヘタレな僕はフラれて終わることよりも、告白できずに終わったことの方が多かった気がする。人はやって失敗する後悔よりも、やらずに終わる後悔の方が大きく感じるものだ。テレビカメラの前で告白できるぐらいの強いハートが僕も欲しかった。終わった恋を今さら未練がましく言うつもりはないが、ちゃんと伝えれば良かったと今でも後悔していることが一つだけある。

懺悔の念

実は僕は妻にプロポーズをしていない。結婚を決めるとき、付き合っている期間は十分なほど長く、言葉には出さなくても妻が僕に結婚の意思を確かめたく思っていることはわかっていた。わかっていながらごまかし続けたことで、妻を焦らせてしまったのだろう。

僕が結婚の意思を固めるより先に、痺れを切らした妻から最後通告を突き付けられてしまった。

当時どんな言葉を交わしたかは覚えていないが、「どうするの?結婚するの?」と問い詰められ、「そうだよね。お願いします。」みたいなニュアンスで情けない答えを返した記憶がある。だから、豪華な花束や指輪が用意されているはずもなく、サプライズのかけらもない。

女性からしたら最低な男だろう。一生の思い出に残る大事なシーンを台無しにしてしまった。素直に罪を認めるしかない。本当にごめんなさい。

僕としては妻と結婚したくなかったわけじゃないし、結婚に特別な不安があったわけでもない。ただ、いよいよ覚悟を決めようとしたときにギリギリまで独身でいたい気持ちが湧いてきて、どうしてもプロポーズに踏み切れずにいた。そのタイミングで妻から先に切り出されてしまったのである。

最近はさすがに言われなくなったが、結婚してからしばらくはプロポーズがなかったことをずいぶん責められた。今でもドラマでプロポーズのシーンが流れるたび、また責められるんじゃないかとその場から逃げたくなる。いつか子どもたちから「どんな風にプロポーズしたの?」無邪気に質問されるんじゃないかとビクビクしている。これからも肩身は狭いが仕方がない。悪いのは僕だから。

「ちゃんとプロポーズできなくてごめん。結婚してくれてありがとう」

校舎の屋上から愛を叫んだ学生たちのように、僕もこう叫んだら、許してくれるだろうか。今さらそんなこと言って欲しくはないかもしれないし、そもそも"許してもらえる"とかいう発想がダメなんだろう。

もちろん、みっともなくてそんなことはできないが、もし言えるときが来るとしたら、たぶん死ぬ間際ぐらいだ。だから、僕は言い訳がましく、今ここに懺悔の念を書いている。

昨日はこの記事を途中まで書き上げてから、仕事帰りに妻の好きなタルトのケーキを買った。せめてもの謝罪と感謝の気持ちを込めて。

たぶん、これで良いのだ。叫ぶのはブログの中だけにして、言葉に出して伝えられない分は態度に示していこう。

でも、もし今、結婚を考えている人がいたら、ちゃんとプロポーズすることを勧めておく。一生の思い出に残る大事な告白なのだから。


www.youtube.com

 

おわり

 

 

明智光秀の生存説がデタラメらしくてモヤッとした

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昨日のことです。先日見た某バラエティ番組がYahooニュースの記事でバッサリ斬られていました。

news.yahoo.co.jp

番組の内容は、かの有名な明智光秀が『本能寺の変』のあとも別の人物となり生きていたする光秀・生存説の謎に迫るというものでした。

僕は知らなかったのですが、光秀の生存説は今までもテレビで何度か取り上げられることがあったようです。明智光秀を主人公にしたNHKの大河ドラマ『麒麟がくる』の最終回でも光秀の生存説を含ませる演出があったらしく、ネット界隈では少し前にも話題になっていたみたいですね。番組が放送される前から既に盛り上がる下地ができていたわけです。

まぁ、歴史物に限らず、どんなジャンルのドラマでも、死んだはずの人物が生きている可能性を匂わされると視聴者はグッと心を掴まれます。特に続編をやるかやらないか決まってないときにエンディングでやられるのはちょっとズルいなぁと思ってしまいます。

明智光秀は天下人である織田信長に謀反を起こした武将です。主君を裏切ることから悪いイメージを持たれやすいですが、日本人ならみんなが知っている歴史上の有名人です。

『本能寺の変』のあと間も無くして命を落としたはずの光秀が本当は長く生きながらえていたとなれば、当然みんな興味をかきたてられますよね。某番組では不可解な痕跡と称して、いくつかの物証を紹介しながら光秀・生存説を唱えていました。

正しい史実とロマンの虚構

で、僕は上述の記事を読んで何を思えばいいんですかね?やっぱり「けしからん!」ってなればいいのでしょうか。識者でもない僕としては、(本当に番組の話がデタラメなのか判断ができないので)自ら怒りをぶつけるつもりはないです。ただ、今回の話は別としてもデタラメが行き過ぎるのには歯止めを掛けなくてはならないですが、その点で歴史は難しいと感じています。

僕らが学んできた歴史は多くの学者さんたちが研究を長年積み重ねてきた成果であり、由緒ある史料に裏付けされた客観的な事実です。

しかし、何百年前の話である以上、99.9%までは正しいと言えても、100%真実だと言い切ることはできません。例え突飛な話であっても、絶対的に否定はできないのです。

現代だって偽造された公的文書があるぐらいじゃないですか(たぶんですけど)。公的な文書ではないにしろ、世の中にはフェイクニュースが溢れています。

Dr.STONE よろしく、万が一にも文明が突然滅びてしまうようなことがあったときに、間違った情報から真実とは異なる歴史が遥か遠い未来に正しい歴史として認識されるかもしれません。

もちろん、そこまで言い出すと歴史なんて学べなくなるかもしれませんが、故に退屈な真実より、ロマンを感じる虚構の方が好まれやすいのではないかと思います。

歴史物バラエティと子ども

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ちょっと話は逸れましたが、僕のような大人はまだいいんです。

最初から話半分で聞いていましたし、言い方悪いですけど、そんなもんだろうぐらいに思っていました。

トラウマとまでは言いませんが、子どもの頃に徳川埋蔵金の番組を観ては、いつも期待させるくせに結局、何も出てこないというのを繰り返し味わってきました。NHKはともかく、民放のバラエティ感満載の番組では話が面白く脚色されることぐらいわかっています。大人ですから。

加えて、某番組は他の番組の人気企画をコピペしたような企画が多く、同じようなミステリー系バラエティと比べてもレベルが数段落ちる印象を持っていました。(でも、嫌いじゃないですよ)

息子のメモ

なので、僕はいいんですが、問題は息子です。僕と違い、息子は某番組が好きです。特にミステリーの回は大好きでして、話が始まるとなぜか話のあらすじを一部始終メモします。最終的にはそのメモを日記帳に写し、担任の先生から感想のコメントをもらうという、謎の遊びを楽しんでいます。

僕は今でこそブログで文章を書きますが、元々は書くのが苦手で、子どもの頃は書くことが大嫌いでした。だからなぜ、自分の子どもがそんな行動を取るようになったのか不思議でなりません。

しかし、話のメモを取り、頭の中で整理しながら文字にする行為は勉強でも仕事でも役に立ちます。いつかブログを書きたいと思ったときも、書くのが下手な親と違って記事をスラスラ書けるかもしれません。

よって、先生には少し迷惑かもしれませんが、放置しています。大事なのは話の内容ではなく、メモを取るいう行為にあります。息子に「この前の話はデタラメかもしれない」言ったところで、無駄にショックを与えるだけかもしれません。かと言って、わかっているのに黙っているのも悪い気がします。

いや〜どうする方がいいんでしょうか。モヤモヤします。マジで何だコレ。ミステリーな番組でした。

 

おわり